「了解しました」はマナーとして失礼? | 接遇人財コンサルタント佐藤久美のハッピーマナー♡ハッピーキャリアのススメ

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接遇マナー講師
CSコンサルタント
キャリアカウンセラー
佐藤久美 

皆さまこんにちは!

接遇人財コンサルタント 佐藤久美です。

 

 

ブログには久々の投稿です。

 

 

最近はキャリアコンサルタントとしての研修が多いのですが、

この春の新入社員研修で話題に上がったお話をひとつ記録として投稿したいと思います。

 

 

 

にっこりにっこりにっこりにっこりにっこりにっこりにっこりにっこりにっこりにっこりにっこりにっこり

 

 

 

 

 

ビジネスマナーとして、

「了解しました」という言葉づかいは

相手に失礼になるのか。

 

 

 

 

どうやら、業界や職種によっては、

その答えがいま分かれているようです。

 

 

 

 

そもそも言葉づかいには、基本の考え方はあっても、つかう私たちが形を変えていく要素はあります。

マナーの基本は、相手がどう受け止めるかですので、場面によっては、答えが変わるのかもしれません。

 

 

 

そういった意味で、「了解」という言葉は、少々特殊なようです。

 

 

 

 

接遇場面では、相手(目上の方やお客様)によっては、この「了解」という言葉は失礼になり、

「かしこまりました」や「承りました」「承知いたしました」と置き換えることを推奨しています。

ビジネスマナーの研修でも、ここまでは共通しているかと思います。

 

 

 

 

 

同様に、「わかりました」は、少し稚拙な印象であるのと、

理解したが、やるとは言っていない責任の伴わない表現であったりと、誤解を生むことを考え、ビジネスシーンで多用することは、あまりおすすめしていません。

 

 

 

 

ただ、「わかりました」とは異なり、

了解という言葉は、ビジネスシーンでは使われる言葉であることは間違いありません。

よって、マナーとして間違った言葉ではありません

 



 

どこまでを「目上の人」と考えるか



ここが意見の分かれどころですが、

業界や職種によっては、上司や先輩に対しては、「了解しました」は失礼にあたるという見解があるようです。

 

 

 

 

例えば、一般企業で、

上司や先輩からの指示に対して、

部下や後輩が「了解しました」というのは失礼だという考え方があります。

 

社内で統一するほどデリケートな企業もあるようです。

 

 

その業界や職種にある人間関係の特徴が影響したものだと思われます。

よって、これを否定することもできないわけです。

上司や先輩である相手がどう思うかによって、答えが変わるわけですから。

 

 

 

 

接遇マナー講師の立場からは、

社内の決めごとなのではあれば、それを守ってくださいとは言えますが、

厳密にいうと、マナーとして失礼だと断言できないところなのです。

 

 

 

 

私が昔、所属していた航空業界では、

クルー間で「了解しました」という言葉は一番多く使われていた言葉であり、そこに上下関係の区別はありませんでした。

 

 

 

同様に、命を預かる現場で考えると、

医療や消防、警察などの現場でも同じである可能性があります。

優先順位が丁寧だとか失礼だとかいうことは最上位ではなく、緊急を要すること、ミスがあってはならないなど、スピードと確実性が求められる現場では、当たり前に使われるのが「了解」という言葉であるからです。

 

 

 

いかがでしょうか。

皆さまの業界、職種、企業では、

この「了解しました」はどのような位置づけですか?

 

 

 

 

 

 

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