「あのさ」
「ん?」
「いいのかな、一緒で」
背中あわせに感じる彼の温かさを感じながらいう
大雨の中帰れなくなって泊まることになったけど
ベットで背中合わせに寝ている今が愛おしいのかわからない
なんでも我儘に近い私に優しい彼がなんでも見てくれることに
改めて感謝せねばと思った
「今まで迷惑掛けてごめん」
やっといえた感謝の言葉は短かった
窓の外からは未だに降っている雨のざーざーという音が聞こえている
「ええって。俺、お前の親分やし」
そういってくすくす笑う彼が背中越しに分かった
もうなにがどうだかわからない
でも、
彼の存在はいつでもわかった
不意に背中がさっきよりあったかくなった
気付けば、抱きしめられていた
「え、あ、ちょ・・・」
「お前って根は素直なんやな」
後ろを向くとむっとしながらいった
「そんなことないよ」
そういった直後口がふさがれた
離された後、彼の顔が首筋のところにあった
「アントーニョ・・・」
「子分じゃなかったらちょっとは俺の我儘きいてくれ」
今まで聞いた分の報酬、と表せるようだった
そっと腕を彼の体に回して抱きしめた
しっかりしている彼にこれからもついていって、
たくさんの時間を彼といたい
その願いを叶えてくれるのは彼だから
彼の我儘も私は聞こう
「今日は一緒にいれるね」
そういった私に彼は微笑みながらいった
「あたりまえやろ」
そういって口付けてくる彼が愛おしく思える私は幸せなのだろうか
唇を重ねながらそう考えているとそうっと舌を入れられた
それに答える自分を見ると幸せなんだなと思う
ずぅっと彼に傍にいて欲しいな
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はい、没ネタです
失敗してお蔵入りから引っ張ってきました
もふさんにも見てもらったものなので即興短編です
(一部加筆・修正してあります)
また今度何か載せようと思います

