人生だいたいロックンロール -4ページ目

人生だいたいロックンロール

たぶん音楽について、僕の所感

小さい頃(幼稚園児くらいだ)、インドネシアに住んでいて、夏休みは毎回バリ島に行っていた(以外に知らない人が多い気もするが、バリ島はインドネシアなんだよね)。
ホテルは普通価格のところ。ちょっと走れば、日本人の新婚や、ガチのブルジョワジーな白人たちが泊まっているホテル群があるが、思い返してもそこまで良いところは泊まってなかったな。


ホテルの朝のビュッフェってのは誰でも好きなんだろうけど、俺はすっごくそれが好きなんだ。
なぜかを考えると、あのバリ島での朝ごはんに理由があるのを思い出す。


一時期いつも泊まっていたホテルがあって、そこの朝食ビュッフェにはオムレツを焼いてくれるコックさんがいたんだ。
ネギ、トマト、チーズ、キノコ……といった具合に、具材を盛り付けた皿がおかれていて、コックさんは「どれを入れる?」と聞いてくる。
俺はいつも「ミックスオムレツ」と答えていた。つまり全部入れてくれということだ。
丁寧にコックさんは油を引いて、そこに卵を流し込む。そして1分もしないうちに具材を入れて入れて、卵で包みこむんだ。
俺は「トゥリマカシー」と言ってそれを受け取る。何だか最高に嬉しかった。


日本に帰国して、いつの間にか社会人になり(年を取るのはとっても簡単なのだ)、出張でホテルに泊まるようなって久しい。
この前、ちょっと高いホテルに泊まったらオムレツを作ってくれるコックさんがいた。ひどく懐かしく感じたから、「オムレツ1つ」と俺は言った。
バリ島のコックさんと同じように、彼女は手際よく(その人は女性だったんだ)フライパンに油を引いてオムレツをつくってくれた。
やっぱり最高に嬉しかった。
ビュッフェの思い出のはずがオムレツの思い出になってしまったが、まぁどっちでも良いに違いない。少なくとも俺にとっては。