人生だいたいロックンロール -2ページ目

人生だいたいロックンロール

たぶん音楽について、僕の所感

和歌山のアドベンジャーワールドってのは初めてだけど、こんなに多くのペンギンが群がってる光景はなかなか日本では見れないのではないんじゃないか。
何たってそこら辺の噴水にまでペンギンが泳いでるんだから尋常じゃない。


俺の彼女は安住紳一郎の「日曜天国」
のせいで異常なパンダ好きだ。あのお父さんパンダのナニガシが連れ子の子供と〜と延々とパンダの講釈を垂れる。話半分に聞いていると、おめあてのパンダのスペースに。
パンダ専用の建物に入ってみると、ちょっと信じられないくらいクーラーが効いていて、梅雨の湿っぽさですっかり汗でシミだらけだった薄い黄色のTシャツを乾かす。


パンダ館は(というかアドベンジャーワールド全体的に言えるが)とっても清潔で、動物園特有の獣臭さは微塵も感じなかった。建物自体とても新しく、綺麗に刈られた芝生に立派な竹とよく磨かれたガラス。
上記のクーラーの涼しさと相まって、非常に快適でゆったりとした空間だった。
そんな快適な空間にはパンダがたった二匹。彼女が言うには、このパンダ二匹は去年生まれたばかりのパンダらしい。
そういう割にはもう立派な大きさで、これでもかという程に竹をバクバク食べている。
そばに設置されている看板の説明によると、パンダの主食である竹は消化が悪く、それをカバーするために1日20キロ、30キロの竹を食べなければならない。そうすると1日の殆どは食べるか寝るかで終始するという。
なるほど、確かにやつらはずっと竹をむしゃむしゃ食べている。他の動物たちは結構意味もなくうろうろしているものだが、パンダはマジでずっと竹を食べているのだ。


不思議なもので動物の食事シーンってのはずっと見ていられる。俺たちはそれこそたっぷり1時間も、二頭のパンダの食事を見つめていた。なにを考えて生きているのか想像しようと思ったが、イマジネーションが貧困だから、たいしたことは思いつかなかった。


しばらくして外に出ると、また梅雨時期の、あのジメッとした暑さが俺たちを襲ってきた。
「可愛かったねえ」と彼女はずいぶん満足気だった。俺も全く異論はない。二頭はとってもキュートだった。あんな出来すぎた白黒の模様は、人に愛されるために神様が施したイタズラに違いなかった。


いや、それにしても暑い、馬鹿みたいに。
すると俺の気持ちを察して、「ウーロン茶でも飲まない?」と彼女は言った。
「いいね」と俺は言った。
そうして日曜日は過ぎていった。