正月をある程度過ぎると我が家からミカンが消えることは前にも書いたけど、とうとう昨日我が家からはミカンがなくなった。
まるでぽっかり心に穴が空いたみたいで、その穴を塞ぐ果物を探すために冷蔵庫をあさった。
結局出てきたのはアップルパイだけだった。こんなのじゃあ僕の穴は埋まりやしない。むしろ広がっていきそうな気持ちになった。
冬は嫌いだけどミカンは好きだ。

結構前に、海外のイケメンバンドマンの画像集めました~なんて動画をニコ動で見た。

それが中々面白かったから、唐突だけれど(唐突でなかったことなんてないけれど)わたしが個人的にイケメンだと思うバンドマンを紹介したいと思う。

今まで洋楽に興味がなかった人の洋楽への入り口となってくれれば幸いだと思っています。




さっそくだけれど、最初にわたしが知っている中で最もイケメンだと思う、この男を紹介したい。

その名もポール・ウェラー兄貴。





1977年にThe Jamでデビューし、現在では「モッズ・ファーザー」と呼ばれ尊敬を集める男である!

上の画像はThe Jam時代の写真だが、この短くカットされた髪型と、その大胆不敵な表情が何とも言えない多幸感にいざなってくれる。





そして何よりポール・ウェラーというかThe Jam時代を語る上で欠かせないのが、モッズスーツである。

括目せよ!この伊達男っぷりを!!

最近THE BAWDIESとか言うモッズ風バンドが流行っているが、これが本物のモッズだ!!!

(ちなみにウェラー兄貴はTHE BAWDIESをべた褒めしているらしい…ジーザス)



今年で55歳らしいですが、相変わらずのイケメンっぷり。

ドラッグで野垂れ死にそうになったこともありますが、兄貴は今日も楽しく後続のバンドマン達と飲んだくれています。

後どうでもいい話ですが、私はThe Jamを解散後に結成されたThe Style Council派です。




次はThe Strokesのジュリアン・カサブランカス





こいつほどすべてを持っているロックスターも珍しいでしょう。

まず音楽的な才能から言及すると、2000年代に起こった「ガレージ・ロック・リバイバル」ムーブメントの立役者The Strokesのフロントマン。

The Strokesの1stアルバム「Is This It」は今でも2000年代最高の名盤として洋楽ロック好きの間でも名高い。

さらに彼は(と言うかThe Strokesのメンバー全員だけど)有名な実業家の息子で有名になる前から、生まれついてのセレブである。

その洒落た服装のセンスも有名で、ファッション雑誌の表紙を飾ることも多い。いったい何者なんだ、お前は。

ちなみに身長は188センチ。もはや嫉妬の対象にすらならない。







ステージ上のジュリアン。見てください、この甘すぎるマスクを。







かと思えばこのシャウト。やはりロックスターはこうでないとね。

痺れるぜ。

ちなみにThe Strokesの最新作「Comedown Machine」が信じられないほど良かったので、まだ聴いていない人は是非是非。




結局有名どころの二人だけになってしまいました…。

「お前に言われなくても知っているよ!」と怒鳴られそうですが、どうぞお許しください。





冬もこの時期になると、いよいよミカンの皮が固くなってくるから、悲しくなる。
味も落ちるし。


父が先日座椅子を二つ買って来た。だから、最近のコタツでの生活はわりかし充実している。
少し前までは座布団だけだったから、胡座をかいていると足が痺れるし、背仲も痛くなってダメだった。何だか年齢を感じる話題だ。


夜、風呂から上がり、寝巻きを着込んで、コタツに体を入れる。
朝刊を広げて、その上でミカンの皮を剥いていく。
当たり前だけど、ミカンに限らず、フルーツには皮がある。リンゴとかナシとかブドウとかバナナとか。皮を剥くのって結構面倒くさいもの。バナナやブドウならともかく、リンゴやナシはナイフをわざわざ用意しないといけないしね。
わたしはフルーツを食べる時はいつも思うんだけど、皮のないフルーツなんてものがあったらどんなに良いだろう。
もちろん皮の有無は人間の都合ではなくて、フルーツ側の都合だから、こんな文句は言うべきじゃないんだろうけど。


でも、これだけフルーツの皮について文句言っておいておかしな話なんだけど、ミカンの皮を剥くという行為だけは、すごく幸福な行為だと思うし、たぶんわたし以外にもそう思っている人は多いと思う。むしろあの一手間が、ミカンの美味しさをより高めている。これは所謂焦らしと言うやつだけれど、長すぎず短すぎずなのがとっても良い。
やっぱりミカンは美味しい。アメリカ産のオレンジじゃ代替は効かない。
と言う訳で、もう少しこの幸福な時間が続くことを願いながら、今日もミカンの皮を剥く。
日本人も悪くないよね。
昨日、ジャズミュージシャンの菊地成孔がプロデュースした「けもの」というバンドの「LE KEMONO INTOXIQUE (ル・ケモノ・アントクシーク)」というアルバムを買ったのだけれど、これがすごく良かった。
ジャンルはジャズ。わたしはジャズに関しては完全なる門外漢なので、普段聴くとこはほぼないのだけれど、歌モノと言うこともあって取っ付きやすかった。


上で「けものというバンド」という言い方をしたけれど、実際にはヴォーカルの青羊(あめ)さんのソロプロジェクトらしい。
この青羊さんは、話している時と、歌っている時とでまったく声が違うくて、アルバムを聴くとその妖艶な歌声に打ちのめされる。その声は、濡れそぼった真っ赤な唇のようにエロい。男性の(と言ってもわたしは絵に描いような草食系男子だけれど)最も野蛮なところを刺激する声だと思う。そう言えば、ニーナ・シモンの歌声を聴いた時もこんな気持ちになった。


上にも書いたが、わたしはジャズはまったく詳しくない。だから、彼女の凄さは直感的にしか分からないし、説明することは出来ない。それでも彼女が良いか、悪いかくらいなら言えるし、言ったって構わないはずだ。
本当に素晴らしいアルバムでした。
あの有名なタイタニックの乗客に、あの細野晴臣のお祖父さんが乗っていたのは有名な話だけれど、そう考えると色んなところに運命とか、偶然というのもは潜んでいるのだなぁと思う。
私やあなたは、危うく永遠に「はっぴいえんど」も「YMO」も失うところだったのだ。


私のお祖父さんは先の大戦の時まだ若かったから、兵隊には取られたけれど、直接戦場に送られることはなかった。
でも和歌山の訓練場で爆弾を抱えて敵の戦車に突っ込んで行く訓練を毎日させられていたらしい。
そんなことをしている内に終戦を迎えて、その後は兵庫県で会社を設立した。会社はお祖父さんの一代しか続かなかったけれど、それでもそれなりには儲かったみたいだ(残念ながら、私がその恩恵を預かったことはない)。
もしも、祖父が戦場で爆弾を抱えたまま、敵の戦車に突っ込んでいたら、私はこの世に存在し得なかったわけだから、やっぱりこれも運命とか偶然というものなのだろうな。


今期の大学の授業で最も印象的な授業はN先生の授業だった。
先生は環境問題に関する経済学の授業をしていて、いつも一つ環境問題についてのビデオを流す。
その日N先生が流したビデオは「船の塗料によって海の動物たちのホルモンが乱される」という様な内容だった。船の塗料に有害な物質が混ぜられていて、その塗料が海に溶けることで、海の生態系が崩れているという内容だった。
N先生はビデオが終わってから、ぽつり話出した。
「僕の父は漁師で、父の友人の中には船の塗装屋もたくさんいた。
その一人に幼い僕のことをすごく可愛がってくれる人がいて、ある日彼の作業場に遊びに行くと、彼は嬉しそうに僕にこんな話をしてくれたんだ。
『新しく、すごく良い塗料が開発されたんだ』って。
…つまりそう言うことです」


つまりまぁ、そう言うことだと私も思ったりする。
少なくとも運命という言い方は良くないのかもしれない。偶然と言った方がまだいくらかの救いがあると思う。