今の時期の私流栽培法をご紹介しますが、
私の育てているのは現エキノプシス属(エキノプシス、ロビビア、アカントカリキウム、ソエレンシア、ヘリアントケレウス、カマエケレウス)と現レブチア属(レブチア、アイロステラ、メディオロビビア、スルコレブチア、ウェインガルティア)
中心ですので、その他のサボテンは育たない方法ですのでご注意ください。

ロビビアなどの高山サボテンが主ですので、夏いかに涼しくできるかが鍵です。

私はエキノプシスとその交配種やレブチアなどの育てやすいものは主にハウス
ロビビアなどの高山サボテンはこの時期軒下に置いています。

温室は雨が入らない程度
いつもはビニールを大きくめくり上げています。
雨の日だけ下げますが、側面はずーと開けっぱなしです。

それでもビニールハウスなので、中は暑いです。
外気温+3度位

ハウスは午前中0%
午後55%の遮光をしています。
(ハウスの西側だけ寒冷紗)

南米病に弱いロビビアは暑いと症状が現れるので、軒下の午前中だけ日光の当たる場所か、ハウスの中の出来るだけ西側(なるべく早く陽が遮光されるような場所)に置いています。

1年苗と小さな苗
開花サイズかそれ相当苗
では管理の仕方が全く違います。

まずは小さな苗の場合
小さなサボテンはまだ根が立派ではありません。
球体もまだ小さく乾燥に弱いです。
また、直射日光にかなり弱いです。
私は午前も午後も陽が当たらない場所に置いて
乾いたら水を与えるようにし、徒長をさせながら育てています。
こんな感じです。

ある程度大きくなったら徐々にスパルタ栽培に切り替えていきます。

大き目な苗になったら
7月から8月は
午前中0%、午後55%遮光
基本、水は与えませんが、様子を見て、時々葉水を与えています。

私は花をたくさん咲かせることと
輸入種子から育てた株は
なるべく原生地に生えている姿になってくれるよう(限界はあると思いますが)育てています。

ロビビアやスルコレブチアはかなり太い根をしているので乾燥に十分耐えてくれます。暑い時期に水を与えると南米病が多発したり、腐敗したりしますので、思いっきり休ませた方が良いと判断しました。
しかし、エキノプシスは太い根ではないので、シワシワになっていきます。根が死んだら秋の成長もあまりよろしくないのではないかと思い、時々水を与えた方が良いかもしれないと思っています。腐敗にも強いですし。

夏はこんな感じで育てているので、蕾は全部落ち
我が家では真夏は開花しません。
この時期は寂しいです。
その分秋にたくさんの花を咲かせていこうと思っています。

まとめ
1〜2年目(小さな苗)
直射日光を避けて、乾燥を避ける。
3年目
徐々に直射日光、水やりのメリハリ
開花後
スパルタ栽培
現地風に仕立てる(直射日光栽培、水は辛め)

以下は開花後にスパルタ栽培へ切り替えた後の株です。

Rebutia narvaecensis KK1564
レブチアの中では難物になります。夏腐れやすいので断水が良いです。

Rebutia pulchella WR320
徐々に黄色い刺が美しくなっていくレブチア
かなり美しい姿です。

Rebutia sanguinea RH3168a
長い刺が出てきました。

Rebutia padcayensis camachoensis RH1051
しめるとレブチアも格好が良いです。

Rebutia spec. Lara & Aguilar 
いい感じに仕立てる事ができました。

メディオロビビアもこのように
丸くなります。

メディオロビビア オルレンシス

スルコレブチアです。

Sulcorebutia kamiensis HS188

メネセシー

Sulcorebutia heinzii HS151

スルコレブチアの大株

Echinopsis obrepanda WR653

Echinopsis ancistrophora MN 20 

今の時期は球体鑑賞です。