仕入れのヒント | ネット古書店 シロクマ堂のせどり日記 

仕入れのヒント

遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。

今年もぼちぼち更新していきますので、よろしくお願いします。

さて、昨年も当ブログで紹介したこの本ですが、

人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)/山田 風太郎
¥760
Amazon.co.jp



12月の中旬に突然ランキングの上位に現れ、


新品在庫切れとなり、中古本の相場が定価の2倍に跳ね上がりました。


どこかで紹介された模様だったのですが、ようやくソースがわかりました。


NHKで放送されている 「私の1冊、日本の100冊」 という番組で


コピーライターの仲畑貴志さんが、この本を紹介したのでした。


2008年12月10日(水)放送 仲畑貴志さん(コピーライター)の私の1冊
「人間臨終図巻」 山田風太郎/著



現在では新品在庫も復活し、普通の値段で買えるようになりました。

この番組では、RSSも配信しているのでチェックしてみたところ、


Amazonで急に売れ出した本の何冊かをみつけることができました。


今後もこのサイトのRSSには注目していきたいと考えています。


いろいろな著名人が、オススメの一冊を語るという趣旨の番組らしいですが、


(私は一回もみたことがありません)


オススメの一冊って、センスが表れますよね。


あんまりにもダサい本だと、紹介した人もダサく感じられますし、


かといってあまりに難解な本だと、視聴者に興味をもってもらえないし、


それに、本当に読んでいない本だと語れないでしょう。


読み手を選ばないポピュラーな内容で、まだ読んでいない人が多い本を


読んでみたいと思わせるようなトークで紹介して、


紹介した人のイメージもますますアップした、という例が


2008年12月10日(水)放送 仲畑貴志さん(コピーライター)の私の1冊


だったのではないでしょうか。