価格調整実験
実験してみた。
1200円程度の絶版文庫本で私が値下げのリーダーになってどこまで下がるか下げてみたことがある。皆、ついてくる、ついてくる。早い人だと私が値下げしてから数時間で私のロープライスについてくる。そして、今その本のロープライスは500円台です。つまり、売れるスピードに、値下げのスピードが勝っているのです。1000円近く下げるのに1か月程度でした。
さて、このような価格の過調整ってどうなんでしょう?
ベテランブロガー数人がコメントしています。
Amazonの出品者が増えてもあまりの薄利に嫌気がさして本格的に(=数百冊以上の在庫を抱えて)せどりに挑戦し続ける人はそれほど多くはないののではないかと。
たしかに、一生懸命仕入れてきた本が短時間に利益が出ないか出ても数十円というレベルに値下がりするなら、ぜんぜん美味しい話ではありませんね。
ここ1、2ヶ月値下がりのスピードが加速しているような気がしています。ここで、値下げレースに参加するかしないかは、その人のせどりスタイルに依存するのだとは思いますが、私はとりあえず「参加しない」コースを選びました。約1年せどりをやってきましたが、せどり環境は刻々と変化しているのを感じます。ある時期に非常に有効な作戦が、2,3か月後には利益を出せないやり方に変わってしまうこともありました。
せどりを止めるとか規模を縮小する気持ちはまったくありませんが、今は価格調整で売り上げ冊数を伸ばす戦略はとらないつもりです。確かに私の場合、今は数ヶ月前より利益を出しづらくなっているのですが、それを値下げと冊数増加で穴埋めする方向には進まないということです。
では、何をするのかというと、はっきり決めてはいないのですが、最近は常に「次の手をどうしようか」と考えているところです。会社組織にしているわけでなく、借り入れで在庫を増やしているわけでもなく、気楽な立場なので緊迫感に足りないところはじゅうぶん自覚しているのですが、でも、考えることは止めないでいようと思います。