返送 | ネット古書店 シロクマ堂のせどり日記 

返送

「ピンポーン♪ 宅急便です。」


ドアの前にはいつものお兄さんが、封筒ひとつ持って立っている。


「あれ、私何か注文したものあったかな?」と思ったら、先週出したメール便が 受人様訊ね当らず で戻ってきたのでした。宛先は、関東近県のおそらく大規模団地。私は田舎住まいなので、○○ニュータウンのような大規模団地の様子には、ほんとうにたまげる。ほぼ同じ形の建物が何十棟と連なっている。このひとつひとつに数人の家族が住んでいるとして、一体何万人の人が住んでいるのだろう、と。


話がそれたけれど、今日の宛先もおそらくそのような場所なのだろう。S様あてだったのだが、その部屋には現在はM様が居住中とのこと。

郵便は転送があるけど、メール便って転送がないよね。宅急便なら電話番号記入欄があるけれども、メール便はそれもないから、やっぱり返送するしかないよなあ。S様には、メールを出したけれど、ちゃんと見てくれるかな。しかも、購入日から日数が経過しているから、「キャンセルしてもいいですよ」と書いてしまった。本当は、送料もう一回払ってね! といいいたいところなのだが、ぐっと堪えて。


商売には我慢も大事。