わかっていたことですが現実になるとさみしくてたまりません。
セインツ資金難でＩＬ撤退へ 選手は分配ドラフト（長崎新聞 龍～なが 9/21）
今年のシーズン初めからいろいろ大変だったセインツ。
４月終わりの監督辞任(解任？)、シーズン途中での選手の離脱
前期を終えられるかどうかも危ぶまれてた、それでも
選手たちは最後まで走りきってくれました。
でも
選手たちを乗せた小さな小船は
大きな荒波にもまれ、的確なかじ取りさえもできない状態で
漂い続けるのみ…そして
選手たちは船を下ろされることになりました…。
ILも苦しいリーグ運営のさなかにチームの存続に力を貸してくださり
なんとかリーグ戦だけは終えようとたくさんの人が力を貸してくれたのですが
ここにきて力尽きることになりました・・
まずはここまでご尽力くださったたくさんの方々に
深く感謝したいと思います。
４月、ソックスとの３連戦を応援するため
佐世保に向かいました。
球場はとてもこじんまりとしているものの
応援に来てくださる方々はとてもあたたかく
かといって応援を強要したりとかことさらに主張を激しくするでなく
ただ、選手にエールと、そしてビジターで佐世保まで遠征に来てくれた
相手チームにも同じだけ温かいエールを送ってくださり
本当にとっても居心地のいいスタンドだなあとびっくりするくらい感激しました。
ソックスを応援に行ったのに３塁側のわたしのいる端っこのシートまで
「やきそばいかがですかー？」なんて売り子さんが来てくれたり(^^)
手作りの選手の名簿をくださったりでほんとに
見ている人たちも試合を作っている、というハンドメイド感が
わたしにはとってもとっても優しく心地よかった。
ソックスが勝ったのにヒーインやってくれたりね(^^） この時ヒーイン大谷くん♪
セインツも好きだけど野球が好き、佐世保が好き！という
ハートウォームなLOVEがとっても感じられる空間でした。
選手たちもみんなフレンドリーで、かといって
馴れ馴れしいというのでもなく(笑)
ファンのみんなと適度な距離をきちんと取れるすごく
ニュートラルな人たちだなあというのがわたしのセインツ好きたる所以です。
スタンドにいるわたしたちにも大きな声であいさつくれて
いつもスマイル、でも練習はがっつり！ないいバランス。
もちろんチームのプレースタイルも自分の役割を各自が
きちんと果たそうと前向きに取り組むとても好感のもてる姿勢で
わたしは縁もゆかりもないですけどセインツ、とっても好きでした。
やっぱりこういうことがあるといつも同じことを考えてしまう
｢選手のせいではないのになぜ選手がいちばん苦労しなきゃいけないの｣
わたしはただ
野球を続けたくて、野球を手放せなくてこの道に入った人に
きちんと野球だけを追い求めてほしい・・・ただそれだけ
それがどんなに無理で難しくてもやっぱり
他のことで心配したり悩んだりせず
ただ野球だけに悩んで苦しんでほしいだけなのに
それ以外のことで苦しんでしまう…それがいちばん辛いなと思う。
選手はみんな、どのリーグのどのチームの選手はみな
いつもどこかで不安を抱えて見えない明日におびえて野球をしている。
それをわかっててここにいるのだからそれをきちんと甘受している。
だからこそ
運営側にはその不安やおびえを少しでも緩和するような
そんな運営をしてほしい、と
ただただ、それだけを思っているのにどうしてもうまくいかないことが
毎年毎年起こる…。
そしてそのたびに荒波にもまれるのは選手自身。
セインツのみんなは今後
IL内での分配ドラフトで違うチームへ移籍、という形になります。
でもきっとみんながみんな野球を続けられるかと言ったら
そうではない・・・ここで野球を手放す人もきっといる・・
チームさえ形あれば、そんな選択をしなくて済んだかもしれない人が
今年もひとりふたりではないはず・・・。
今はただ、ひとりでも多くのセインツの選手が
来シーズン、違うユニフォームでもいい野球を続けていてくれたら。
それだけを祈っています。そしてもう二度と
こんなことが起こらないように他のチームのトップの方々にも
伏して、伏してお願いしたい。
もう、こんな寂しい思いをするのは嫌です。
セインツ設立からずっと応援してきたたくさんのファンの方の
落胆、悲しみ
この悲しさをこれ以上ほかのチームのファンの人に
感じさせないよう
それだけをお願いしたいと思います。
セインツ、残り試合は
２３日 佐世保でホームラスト。ソックス戦。
その後は遠征、レグザムでガイナーズさんと連戦、２５日、２６日。
９月２６日、セインツのみんなに
最後に会える日です。
お近くの方はぜひ、応援に行ってあげてください。
2010/04/25 @佐世保野球場 憲幸さんの前でおヤンチャな大谷くん