亡くなられた方々のご冥福と、被害に遭われた方々の恢復をお祈りします。加害者の行動は到底許されるものではない、と、初めに明示しておきます。
その上で、今回の事件で感じたことは、教育に携わる者としての責任の重さ、そして社会を形造る一人として、被害者、加害者の双方に対する謝罪の気持ちです。
教育基本法の第1条には、
「(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」とあります。
教育の目的に沿った指導をしていれば、今回の加害者のような人間が生まれる確率は低くなるはずです。今回のような事件が起きることは、教育の敗北だと肝に命じ、教育に携わっていかなければならないと、私は感じました。
さらに、加害者が、今回の行動に至った理由を想像します。おそらく、孤独だったのではないでしょうか。教育基本法第1条にある「個人の価値」をたつとばれるような環境になかったのではないでしょうか。加害者が、人格を尊重される社会であったなら、このような事件は起きなかったのではないでしょうか。
その社会を形造る一人として、被害者にも、加害者にも、申し訳ない気持ちが心に湧き上がっています。
今、教室では、一人も見捨てない、一人も見捨てないことを諦めないことを目標に、活動をしています。誰かを見捨てることは、誰にとっても損であると、繰り返し語っていこうと思います。今回のような被害者が出ない社会を作るために、今回のような加害者が、誰かを傷つける前に思いとどまれるような社会を作るために、自分にできることは何か、考えながら教育活動をおこなっていこうと思います。
