ルイ・マルのデビュー作です
『死刑台のエレベーター』
1957年 フランス
1957年といえば、ヌーヴェル・ヴァーグが今まさに産声を上げようとしていた時代ですね
愛人関係にあるフロランスとジュリアン、2人は社長であるフロランスの夫の殺害を企てる
夫の殺害に成功するジュリアン、しかし、犯行後に乗ったエレベーターが電源解除の為止まってしまい、彼らの完全犯罪は崩れ去る
『恐るべき子供たち』に続く、アンリ・ドカエの手持ちカメラが映し出すモノクロームの街並みと、マイルス・ディヴィスのモダンジャズ
その中をさまよい歩くジャンヌ・モローが鳥肌が立つくらい美しいです
それにしてもこのタイトル、ポランスキーの『水の中のナイフ』に次ぐ名タイトルです