『盗まれた口づけ』
敢えて原題で呼ばせていただきたい
邦題はこれ
『夜霧の恋人たち』 1968年 カラー
原題は、冒頭に流れるシャルル・トレネのシャンソンの歌詞から抜粋されたもので、トリュフォー映画の中でも軽快で可愛らしいこの作品にぴったりのタイトルなのに、邦題はまさかの演歌の曲名
アントワーヌ・ドワネルシリーズの３作目で、トリュフォーの分身、ジャン＝ピエール・レオー扮するドワネルが、後の妻クリスティーヌと恋に落ちるまでのお話
兵役を終えたドワネルは、ホテルの夜間受付をクビになって探偵事務所で働きはじめる
尾行が下手くそで何をやってもダメなドワネルと、探偵事務所の面々とのやりとりが面白くて笑ってしまいます
ドワネルは探偵の仕事で潜入した靴屋の奥さん、私の大好きなデルフィーヌ・セイリグに淡い恋心を抱くんだけど、この映画のデルフィーヌ・セイリグが物凄くいい
品のいいアンサンブルのスーツやドレスに身を包む、ブルジョワの奥さん役のセイリグ
だけど相変わらずの素敵なハスキーボイス
後の妻、クリスティーヌ役の女優さんも可愛い
ジャン=ピエール・レオーが大好きなので、トリュフォーグッズが
中でも、このドワネルボックスは宝物です
