届かぬ思い(笑) | 煽動的日々之記

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本業からは、ちょいと脱線ですが、お許し下さい…(苦笑)

 

本日をスタートに今週末、JBトップ50が行われる。

先週の大被害をもたらした豪雨のせいで、TVなどのニュースにまで出ることはなかったが、同じ茨城県、当然、霞ヶ浦水系も通常の降雨ではありえないレベルで大増水した。

その後、連日、常陸川水門からの放水が行われているため水位は下降傾向にあるものの、昨日から今朝にかけても雨量の多い雨が続き、昨夜通りがかりに見た小規模な流入河川などは、「また、かなりの水位まで上がったな」と思えるくらいまで(目視で30センチ程度は…)増水した。恐らく本湖で10センチ程度、北利根川で15センチ程度、北浦の方が雨が強かったようなので、恐らく北浦で20センチ弱程度は増水したと思われる。

しかし、現在も、河口堰からの放水は行われており、この調子だと、大会開催時もずっと常陸川水門からの放水は行われ、水位は下がり続けていくだろうから、その急激な状況変化の最中~後で、誰がどのような結果を出してくるのか、非常に興味深い所がある。

 

JBトップ50は、大会の2週間前からプラクティスが禁止となり、大会の2日前から再度直前のプラクティスが可能となるが、大会2週間前から2日前までの期間中は、そのフィールドで釣りをしてはいけないルールとなっている。

今回の大雨は、その釣りをしてはいけない期間中の出来事であり、もし、今回の大雨で、状況が完全にリセットされたのだとしたら、直前のプラクティスの重要度が格段に高くなってくるであろう。

 

これは、この水系の特徴や性格を知っている者にとって非常に有利な事である。

「こういう時は、こういう風に…」という、ある種のセオリーや法則的な部分は、そのフィールドでの経験値が高ければ高い程蓄積されているものである。

さらに、たかだか1週間程度の短期間の中で集められる情報量の多さと、その情報を処理する能力、その情報をもとに推測する能力という部分も加れば、一歩抜けることができる確率はさらに高まる。

すなわち、元々がこの水系に強い者のアドバンテージがより一層強くなると考えられる。

恐らく、この水系のこのタイミングにおける勝利の方程式を直前プラクティスの2日間で見つけるというのに最も近いのは、この手のアングラーであると思う。

また、この水系に限らず様々な状況(逆境)を経験していればいるほど様々な推測を立てながら釣りを組み立てることが出来るため、引き出しが多く、さらに状況変化などに柔軟に対応していくことの出来るアングラーも、上手くアジャストしていければ格段に勝機は見えてくる。

と、そう考えると、プロアングラーやエキスパートアングラーとしての、懐の広さ・引き出しの多さ・腕力という部分での勝負になってくるという予測ができる。

 

ただ、一方で、状況変化についていけないのであれば「信じられる1ポイントで心中覚悟で釣りをする」「1つのパターンで貫き通す」という人も少なからず出てくるはずである。

この場合、もしそれが良い方向でハマればドカンと一発もあり得る。

たしかにこの場合、厳しい言い方をすれば運任せな部分もあるし、それが何日も続くというラッキーもそうなかなか無いだろうが、もし運良く魚が回ってくるノーマークエリアを見つけ、さらに、その選手がクレバーな戦い方をできる人なのだとすれば、ある程度コンスタントに釣り、勝利を掴むことは可能なのかもしれない。

そう考えると、自分を見失わずに、しっかりと己を貫き通す強いハートを持っているということも重要な要素になってくると考えられる。

 

まぁ、何にせよ、突き抜けているアングラー、気持ち的に突き抜けることが出来たアングラーであればあるほど良いゲームを展開していける可能性が上がるのではないかと。それが、いつも以上に色濃い感じになるのではないかなと。そう予想している。

まぁ、そもそもトップカテゴリートーナメントの選手に中途半端な人もそんなにいないのだが、平均値を叩き出すタイプよりは、とことん叩きのめすことが出来るタイプの方がアドバンテージが高いし、いくら上手な選手でも迷いが生じてしまったら悪魔にスキを突かれてしてしまいかねない、という言い方をすれば多少はわかり易いだろうか。

 

ちなみに、余談ではあるが、このプラクティス禁止の期間中でも他のカテゴリーの大会が行われれば、その大会に参加する者は、その大会のレギュレーションの範囲で釣りをすることが出来る(細かい規制はあるのかもしれないが…)

実際、96日に行われたJB霞ヶ浦 第4戦では篠塚亮選手が参戦し優勝を遂げている(篠塚選手は圧倒的な大差でJB霞ヶ浦カテゴリーの年間優勝も手にしている)

この事実だけを見れば、篠塚選手はかなり有利なポジションにいるように思える。

しかし、例の大雨と大増水は、このトーメントの後の話である。

事前の実績というアドバンテージはあるものの、多大なる状況変化がある以上、その変化にいかにアジャストしていけるかという部分の重要度がかなり高くなってくる。ここをどういう風にやってくるか・・・。

また、篠塚選手の釣果やポイントを狙いハイエナのようにつついてくる狡猾なプロもいないとは限らない(それが勝負の世界である・・・)。

若手とはいえ、そういった部分も冷静に対応できる選手ではあると思うので、こういった部分をどうクリアし、どのようなゲーム展開を見せてくれるかも、かなり見ものではないかと個人的には思う。

 

また、今回が今年度の最終戦ということでトップ50カテゴリーの年間優勝が懸かった試合となる。ここの勝負の部分も今大会の見ものである。

現在、年間1位の五十嵐誠選手は、ポイント的に見てかなり年間優勝に近い所にいる。五十嵐選手といえば若手の中でも相当に実力のあるアングラーの一人である。

しかし、予選落ちともなれば、かなりの役者たちと、かなりの波乱のシナリオが予測できる展開になってしまう。

まず、現在の年間成績2位の青木大介選手、3位の小森嗣彦選手、4位の福島健選手と現代の試合巧者TOP3ともいうべき3人が3連続で並んでいる。、

さらにその後ろでは徹底的な試合運びでは定評の高い小野俊郎選手、先述の篠塚選手と並び若手ながら霞ヶ浦水系の経験値は抜群の川又圭史選手、これまた徹底的なベテラン実力派・沢村幸弘選手、ここ近年秋に行われる霞ヶ浦・北浦戦では安定の強さを見せつける市村直之選手・・・。

市村選手のラインだと、五十嵐選手が51位以下・青木選手が34位以下・小森選手が31位以下・福島選手が22位以下、小野選手が17位以下、川又選手が16位以下、沢村選手が12位以下である上に本人が優勝という条件を満たさなければ優勝は無理というかなり難しい条件ではあるが、可能性という話でいえば、ここまでは、可能性がゼロというわけではない。

しかも、どの選手も霞ヶ浦水系を苦手とはしていないという事実、しかし、そこに重なる大いなる状況変化。これらをトータルして考えると、この試合で、どのようなドラマが生まれてもおかしくない可能性を秘めているといえるのではないだろうか。

 

さらに、上に挙げた誰もが本気で勝負を賭けてくるのは目に見えるが、試合はこの8人で行われるわけではなく、60人いる選手のほとんどが勝負を賭け、年間優勝争いには関係無くなったアングラーも優勝を狙ってくる。

年間成績という平均点をクリアすれば来年度もトップ50のカテゴリーに残ることはできるし来年度もトップ50選手を名乗ることも出来る。正直、部外者として見て、そういった安定した地位をキープする事を狙っているように見受けられるアングラーもいるようには思う。

しかし、試合に出る以上は、大なり小なり優勝したいという気持ちは持っているものであり、また、ギリギリの部分で踏み止まるために一発逆転を狙う者、アングラーとして華やかな成績を残したい者、何としてでも優勝を味わいたい者、プロアングラーとしてのプライドを守るために勝ちたい者、生活のために賞金と名誉を手にしたいと考える者など、優勝や勝利というものに人並みならぬ執念を持ったアングラーも少なくないだろう。

もっというなれば、先述の篠塚選手のように、霞ヶ浦水系の釣りに長けているアングラーや、勝負強いアングラーも多数居る。

そういった部分も含めJBトップ50霞ヶ浦戦というドラマを目の当たりにし、何かを得て、何かを感じることができれば、仮に霞ヶ浦のバス釣りと限定したとしても、もっともっと豊かで色濃くてワクワクしたものになっていくのではないかと、自分は考える。

 

と、そんな風に、ちょっとアツ苦しくなってしまったが、是非、今回のJBトップ50最終戦…、今までトーナメントに興味が無かった人も、バス釣りが好きな人達は、ビシっと注目してみてはいかがだろうかと思う。

 

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つうかさぁ…。

みんな、トーナメント興味ない?

オカッパリギャングスター()の方がオモロイ?アハハ。

いやぁ、正直、オレ、トーナメント、すげぇオモロイと思うんだけどなぁ…。

自分、トーナメントのコメンテーターとか、スゲェやりたいもん。

アメリカのトーナメント番組とかに居るでしょ、あの感じ…。

シリアスな場面ではシリアスに、ホットな場面ではホットに…。オレ、バリバリ盛り上げる自信あるよ。

えっ?お前、トーナメンターでも何でもないじゃん。って?

いやいや、デーモン小暮が大相撲のコメンテーターやってるのって、あれ、元力士だからかい?

そうちゃいますやろ?

徹底的に、大好きだからということに他ならんいうことです()

とか書くと、そのポジション美味しいとか思って、「俺もトーナメント好き」とか「昔からトーナメントには興味あった」とか公言しだすヤツら出てくるんだろうな。

思い浮かぶわ()

まぁ、ネットでいろいろ調べれば理論武装も知識人化も偽装出来る時代やからね…。アハハ。

しかし、そんなモンじゃ、生中継には対応できへんよ、アンタら()

 

ということで、JB関係者の皆さん、試してみませんか?

例えば、司会・風太郎さん、コメンテーターは、自分、富樫さん、成尾さんという四人で実況生中継(←人選は、あくまでも一例ですよ。笑)

とんでもなくヤバいエンターテイメントにできると思いますよ。

絶対的な自信アリ!!

 

つうか、この文章自体、JB関係者とか、ほとんど見てる可能性無いんですけどね(苦笑)

今江さんとか、見ててくれればイイのに。
「それ、オモロイやん」って乗ってくれればオモロイのに…。

JB関係者じゃないけど、良いアイデアありますのんよ。

出る人、勝つ人、関わる人だけでなく、見る人もオモロイ。ここ、重要でしょ。

オモロイ人、クレイジーな人、トップランクの人達って、いろいろ居るんだから…。

だからプロスポーツ、おもろいんじゃんってトコ。ですよね。

 

と、そういう感じで、メーカー業務で即死寸前なくらいカチンカチンにアツくなっている一方で、個人的にはトーナメントに対する熱感が真っ盛りなのです。

 

もう、この思い、ガンガン連チャンで書けちゃうくらい()

燃え上がってる。

もう、なんなら新トーナメント団体作りたくなるくらいの勢いで、熱い思いがグツグツグラグラ湧き上がっています()

 

トーナメンターでもないくせにね!()

 

・・・・・・・・・・・・

 

しかし、まぁ、家に帰ろう思ったら強い雨が降り始め、立ち往生のついでに思いついたこと書いてたら、知らないうちに、雨上がりましたね…。

 

つうか、小3時間半位、床で寝てしまいました(苦笑)

エコノミー症候群怖いんで、血栓怖いんで、椅子じゃなく、床で寝ました…。アハハ。

 

で、キリのイイ感じのトコまで書いて、更新、ポチッと…()

 

で、家帰ろうと思ったけど、こんな時間なんで、このまま仕事、しますかね…。

早くしないと連休入っちゃう…。

 

本日、JBトップ50最終戦in霞ヶ浦1日目、もう、とっくに始まってますね。

選手&関係者の皆さん、足場悪いと思いますけど、空模様もかなり移り気だと思いますけど、頑張って下さい!!

 

ちなみに、自分の予想は…。ヒミツ()

 

P.S.
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随時更新していっております。

今回は、超個人的な思いというか話なのでブログの方にも掲載しましたが、

ほとんどがFACEBOOKの方の更新ばかりなので、是非とも、ご覧になって下さいね。

※※※

先日の茨城・栃木・福島・宮城の大雨から程なくして、ほど遠くない場所にて行われる大会に、大手を振ってワイワイやることは出来ないという気持ちの方も少なからずいらっしゃると思います。

様々な考え方があって当然かと思います。

しかし、状況判断と運営側による決定の上で大会が行われる以上は、競技会を含めた全イベントが安全かつ滞り無く、無事終えることを最良の答としてのぞむことが重要なのだと考えております。

また、選手の皆様には、そういった部分での迷いや後ろめたい気持ちなど持たずに、精一杯戦って欲しいと思いますし、当然、安全には最大限に気をつけるとともに、一般アングラーやフィッシングシーンを牽引する側の人として、そういった部分をも啓蒙する立場だということを自覚して、頑張って欲しいと思っています。

会場に行かれる皆様ももちろんですが、釣り場・水辺に行かれる皆様も、安全には充分に注意し、事故など起こらぬよう気をつけながら有意義な時間を過ごして頂ければと思って。

 

被害にあわれた皆様に対する、心からのお見舞いの念と、いち早い復興を祈る思いを心根に持ちつつ文章を記していったこと、ご理解頂ければありがたく思います。