夜の散歩 ー最終回ー | 欲蔟難民

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その人影は 彼女の旦那さんだった
心配して探しに来たのだろう


こっちに来て…


彼女は私の手を引くと薄暗い影に
隠れたのだった

彼女から唇を重ね


ありがとう…


そう呟いた


今日は誰でも良かった訳じゃないの
旦那と喧嘩してる最中に
あなたが見えたの
それで…それで追いかけて来たの


彼女はそう言うと私の頬にキスすると
旦那さんの方へ走って行った

彼女は1度も振り向かなかったが1度だけ
後ろ手にバイバイとしてくれた


後日 彼女は引っ越して行った
旦那の浮気に嫌気がさしたのだった

1度きりの人生我慢ばかりしてても
自分が損だと思ったそうだ
欲望のままに自分に正直に素直に
ありたかったのだと…

1度きりの情事ではあったが記憶に
残る時間だった

それ以来彼女と連絡を取ることも
無かった…





最後まで読んで戴きありがとう
ございました(^_^)ゞ

久々の短編で感覚が戻って来なくて…

また折りを見て発表します

今回のご感想 ご意見お待ちしてます♪

色々ご感想お待ちしてま~す☆彡


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