牡鹿町~2回目のボランティアへ | セダムのひとりごと

8月12日 大宮駅23時発


私にとって 2回目のボランティア


今回はツアーで しかも日帰りでの参加


たった1日でなにができる・・・・と思いつつの 出発でした





12日はお盆前日で


高速道路が大渋滞!!!


前回は朝5時頃には 石巻に着いていたのに


今回は なんと午前10時!


ほぼ 半日、バスに乗っていました



そして 石巻のボランティアセンターから指示された行き先が


私の第2の故郷 牡鹿町



まさか 牡鹿町に入れるとは思っていなかったので


嬉しさと 現実を目の当たりにする不安さとがありました



そして またバスに揺られて1時間



午前11時に ようやく牡鹿町に 到着です



震災直後に「壊滅状態」と報道されたとおり


低い土地は 跡形もなく

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すこし高いところにある4階建ても


わかりますか?


津波は 3階のベランダを壊しています

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ようやく 作業開始となったのは 午前11時半


この日は 大原浜での 活動です


手前と奥の2軒の家の 中にある物をすべて外にだし


貴重品・燃えるゴミ・燃えないゴミ・電化製品に分けていきます

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家の中は 2階までヘドロに埋まり


すべての物が 濡れて重く


引きずり出しては 窓からだし


でも


その中には


住んでいた方の 生活を感じられる物が たくさんあり


「がれき」と 一言で済ますことは できませんでした


思い出の写真


趣味でかかれたのであろう 書画


洋裁をなさる方だったのか たくさんの布やリボン


かめに入った 梅干し




ひとつひとつが 津波の前は 生活の一部であったことを 


感じながらの作業でした


この日は


宮城県も かなり暑く


30分くらい作業すると クラクラしてきます


そんななか


私たちのツアー40人と


神奈川から来た方 15人くらいと


仙台から来た方 10人くらいと


総勢約 70人での 作業となりました






私たちの様子を 見守るように とんぼが1匹

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私たちは 帰りの時間もあり


午後2時で 作業終了



なんて なんて短い活動時間


でも


みんなでやった 2軒の家は すっかり片付き


短時間だろうがなんだろうが


やっぱり やらないと始まらないなと 思いました




しかし同時に


すべての家が終わるまでの途方のない時間を考えると


不安にもなりました


「一日も早い復興」という言葉はよく聞きますが


それには何より


一人でも多い 人の手が 必要です





そして 埼玉に向けて 午後3時に出発です




帰りの三陸自動車道から見えた 田んぼは


とてもとても穏やかで


牡鹿町にも早く こんな穏やかな日常が来ることを 祈りました



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午後11時 大宮駅到着


24時間で 20時間近くバスに揺られました


まさに 「弾丸ツアー」



もっと 活動したかったのも 事実ですが


家でなにもしないでいても1日


被災地のお手伝いをしても1日



とにかく できる範囲でしかないけれど


細く長く お手伝いを続けていこうと思います





助け合いジャパンのホームページ には


各地からのボランティアツアーの情報が載っています


1日2日の時間がある方


ぜひ 参加をしてみて下さい


小さな力は 大きな力にかわります


きっと




牡鹿町で


がれきに埋まりながら


誰にも 世話をされずに 咲いていたペチュニアが


とても鮮やかでした




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