型って聞くと、なにか堅苦しいように感じるかも知れません。
でも実は型って、ここちよいんです。
例えば、日本は古来より農耕民族と言われています。
毎年時期が来れば稲付けをおこない、秋が来れば収穫を行います。
毎日の作業も、朝決まった時間に農作業に出かけ、日が暮れると家に戻ってきます。
毎日毎日、そういった決まり切ったことの繰り返しです。
一方欧米では、古来より狩猟民族と言われています。
獲物は毎日決まった時間に現れるわけではなく、機をうかがい、一気に攻めていきます。
大猟となれば、それだけで長いこと生活できます。
獲物がなくなったら、また狩りに出かけます。
今でこそ、農業人口は昔に比べ減少していますが、数千年にわたる日本民族には、農耕民族のDNAが流れています。
つまり、知らず知らずにうちに、定型的な仕事や作業に好感を覚えるということです。
また、一般的に、農耕民族の方が狩猟民族よりも長命だと言われています。
これは、形式的な仕事や作業をした方が、そのことに安心感を覚え、ストレスを感じるが少ない、ということでしょう。
また、スポーツ選手や囲碁将棋の棋士などは、いわゆるジンクスを気にしている人が多くいると聞きます。
例えば、家を出るときには右足から踏み出すとか、勝負の前には、必ずカツ丼を食べる、といったようなものです。
もちろん、彼らの毎日は定型的なものではなく、いつも何が起きるかわからない、波瀾万丈の世界に生きています。
そういった中で、毎回ある決まり事をすることによって、ストレスを緩和させているのではないかと思います。