こんばんは。早いものでもう7月も半ば。明日明後日にも梅雨が明けそうな雰囲気ですが、
今年の夏も相変わらず暑くなりそうですね。
さて、令和3年5月18日に、ストーカー規制法が大きく改正されました。
1番大きなポイントは、
GPS等の位置情報を取得できる装置を無断で取り付けることが違法となったことです。
ストーカー規制法だから夫婦間なら問題ないでしょ？
そう思われる方も多いかもしれませんが、実はこれ大きな間違いです。
夫婦間でもこの法律は適応され、完全な違法行為となってしまいます。
今までは当事務所のご依頼者様の中にもご自分でGPSを取り付けている方、けっこういました。
きっと探偵事務所に依頼をせず、GPSを取り付けて自分や友人だけで
浮気の尻尾の先ぐらいまで何とか掴んだ方もいることでしょう。
仮に・・・！
配偶者が最近怪しい。よし！車にGPSを付けてどこに行ってるか確認しよう！！
そしてもしラブホテルに行ったら、外で待ち伏せして写真の1枚でも撮ってやろう！！
そして何とか素人程度のクオリティ低いぼんやりした写真が撮れたとしましょう。
もしかしたらもしかすると、これで当事者が自白をすれば証拠となったかもしれません。
がしかし・・・・
盗聴した内容等も同じですが、違法行為によって入手した証拠は証拠として認められないのが日本の法律。
ぼんやりしたラブホテルから出てくる写真で鬼の首を取ったように勝ち誇っていても、
裁判になって
【GPSを使って自分で調査をした場合、「違法証拠収集」として証拠を否認されるばかりか、
逆に「ストーカー規制法違反」で「禁止命令」ないしは「検挙」されてしまうことが予想されます】
また、探偵事務所に問い合わせ、「プロの探偵が取り付ければ違法ではないのでお任せください」
という探偵事務所は注意が必要です。
我々プロの探偵も同様であり、これは「違法調査」となります。
違法調査を平気で行う探偵事務所に依頼をすることはお勧めできません。
最後にもう一度。
夫婦間でもストーカー規制法は適応され、GPSを配偶者の車に取り付ければ違法行為です。
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