今日から更新しないつもりでしたが、気になるニュースが有りました。

 

政府は表面的には移動自粛してください。感染が広がらないように呼びかけていますよという体をとっています。しかし、これは実際には都道府県知事会の「移動制限」というメッセージに対して「移動は自粛、小規模なら移動してもいいですよ」というメッセージに上書きしたものです。

 

これは菅総理が総理に就任して一番最初に会っていた首長である福岡市長の発言についての記事を合わせて読むと明確に理解できます。

 

 
政府は移動制限なんていうメッセージを出した都道府県知事会に対して真っ向から否定しました。
こんな政府のメッセージを見たなら、当然のように移動を予定していた人は、そのまま移動しますし、ワクチン摂取済みの高齢者のご夫婦であれば、子や孫が来たら大人数になるから、俺たちが孫に会いにいけば良いんだとおもい、これからでも移動を検討することでしょう。
 
その結果、先日述べたようなワクチン接種により感染しても無症状で抑えられ、逆にそのために感染していることが判明していない、そういう方から新たな感染者(ワクチン接種していないために感染して症状がでて検査されることにより、初めて感染者として取り扱われる)が発生する手助けをすることになるでしょう。
 
現役世代にとっては、ワクチン接種が進行している今が一番危険なのです。
 
先日から繰り返して申し上げましたが、今の瞬間が現役世代にとっては一番危険で、新たな感染が発生する手助けをワクチン接種者がしてしまうことになるでしょう。

是非とも、地方の都市部に在住の皆様、夏休み期間中に多くの高齢者が、都会からあるいは都会を通過してウイルスをキャリーしてくることになると認識いただき、マスク、アルコール消毒などをしっかりしていただいて、自分と家族を守ってください。
 
なお、政府は都道府県知事会のメッセージを弱めるような行動をしたことをしっかりと認識し、感染が拡大した際に何と言い訳するのか考えておいてください。