第18回「おしえてKさん」がユザさんのブログにアップされました
今回は、日本語と韓国語の発音が似ている件について語ります
韓ドラが好きな方、KPOPが好きな方、韓国旅行によくいらっしゃる方なら何回も経験済みだと思います
韓国語がよく分からなくても、「あ!なんかこの単語は聞こえる!」という経験があると思います
日本も韓国も漢字を使う文化圏なので、同じ漢字を使う単語の中では発音が似ているものがかなりあります
第18回
- 質問
「約束(ヤクソク/약속)という単語は韓国語と日本語の発音がとても似ていますね。
他にも発音が似ている単語を教えて下さい」
<ユザさんのブログ友たちであるMs.市村さんからの質問でした>
- 答え
日本語と韓国語は同じく漢字から大きく影響されて作られた言語なので似ている発音がとても多いです。
日本語にはない発音が韓国語にはかなり多いのですべての漢字の発音が似ているわけではないですが、同じ漢字を使う単語の場合特に似ている発音が多いです。
言語学の観点から見ると、ここで発音以外に注意すべきものがもう一つあります。音節数ですね。
私がYOUTUBEでアップした韓国語講座の核心でもあります。
日本の方から見ると音節の数が違っても発音が似ていると思いますが、韓国語ではバッチムの発音も大事なので音節の数を一緒に比較してみるのがいいでしょう。
例1) 約束(ヤクソク/약속)
日本語:ヤクソク(四音節)
韓国語:약속(二音節)
例2) 無理(ムリ/무리)
日本語:ムリ(二音節)
韓国語:무리(二音節)
音節の数を気にしてないと例1)と例2)は発音が似ているように思われます。
日本語にはバッチムがないから日本の方から見ると発音がかなり似ているように感じます。
しかし、韓国の方から見ると約束は약속(二音節)ではなく야크소크(四音節)になってしまい、違う発音として認識します。だから単語一つの発音だけ聞いてもすぐ「あ!日本の方なんですね!」と分かるようになります。
「発音が似ている」をもうちょっと詳しく区別すれば、1)発音の仕方だけ似ている 2)発音の仕方と共に音節の数も同じ になりますね。
これは大体バッチムがあるかないかによって区別されます。
1)発音の仕方だけ似ている例
簡単(カンタン):간단
全部(ぜんぶ):전부
道具(どうぐ):도구
家族(かぞく):가족
2)発音の仕方と共に音節の数も同じ例
無視(ムシ):무시
詐欺(サギ):사기
視野(シヤ):시야
都市(トシ):도시
鞄(かばん):가방
もうちょっと発音が似ているという正義を広げれば、「医者(いしゃ):의사」みたいな例もありますが、日本語には의の発音がないので上記の例に比べれば発音が互いに違いますね。
韓国人としても「2)発音の仕方と共に音節の数も同じ例」の場合は発音がほぼ同じだと思われます。
- ユザさんの追加コメント
韓国のドラマを見ていると、日本語に聞こえる単語が時々出てきます。
それらは似ているけれど、同じ発音では無かったんですね。
「アンニョン」という言葉も日本人から見ると5文字ですが、実は「アン/안」「ニョン/녕」の2文字構成なんですよね。
韓国語は奥が深いです。
- 私の追加コメント
韓国語の構造と発音は、確実に理解するにはかなり時間がかかりますね。
私も日本語を勉強している時に漢字が同じ単語とか似ている発音とかが多くてかなり役立ちました。
でももっと深く勉強してみれば「どうして似ているのか?」や「似ていると思ったけれど実際は少し違った」という点に気付きます。
ここまでになるには時間がかかるので、最初は似ている発音があれば軽く「モノマネ」みたいにやってみるのも十分勉強になるでしょう。
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