昨日、韓国で청년실업률(青年失業率)について話しました
本当に馬鹿馬鹿しい計算法なので、飽きれますね
もっと問題なのは、今日紹介するニートというものに繋ぐ事実です
青年が国の未来で大切だと言いながら、
まったく何をしているのか。。。本当に情けないです
♦니트(NEET)とは？♦
ニートは韓国より日本で早く使われた新造語で、
韓国では니트족(ニート族)と呼ばれています
NEETは”Not in Education, Employment or Training”の略語で、
簡単に言うと、｢働かず働く意思さえもない青年無職者｣を意味します
この用語で一番のポイントは自分の意思です
働く意思があれば、ニートではなく失業者と認定して国から支援する義務がありますね
じゃあ、これが昨日話した청년실업률(青年失業率)とどう繋ぐんでしょ?
(参考リンク： [청년실업률] 韓国の青年失業率、歴代最悪の12.5％)
♦韓国青年の１/４がニート？！♦
最近、韓国のニュースではほぼ毎日「青年」という単語が出てきます
それだけ重要ってことですね
”청년실업률(青年失業率)が12.5％で歴代最悪” (韓国政府機関)
”大学卒業してもニートになる人が100万人の時代”
”韓国青年の１/４がニート” (韓国統計庁)
上の赤字： ”現在大卒者の4人の１人がニート族です”
韓国の大学進学率を考えたら、大卒者＝青年だと思ってもいいです
(参考リンク： [대학진학률] 韓国では大学に行かないとダメですか?)
韓国統計庁でよると１/４がニートだから、25％の青年がニートってことですね
실업자(失業者) ＝ 働く意思がある無職者
니트족(ニート族) ＝ 働く意思がない無職者
실업자(失業者) ≠ 니트족(ニート族)
もし、他の情報をあげず、既成世代に실업자(失業者)と니트족(ニート族)についた認識を調査してみたらほぼ確実に下記のようになると思います
실업자(失業者) ＝ 既成世代や国がなんとかしないと！可哀想ね～
니트족(ニート族) ＝ まったく情けないよ！若いのに挑戦もせず諦めるのか?
こんな認識が普通だと思います
もちろん니트족(ニート族)も自分の問題もありますが、
社会が支えてくれなかったから니트족(ニート族)になってんです
じゃあ、OECDの発表をみましょう
＜OECD青年人口の中でニートの比率(2013年)＞
OECD平均は、8.2％
日本は28位で、4.6％
韓国は3位で、15.6％？！
確かに韓国は平均のほぼ2倍で、ニートが多いのは当たりですが、
上で１/４がニートという韓国のニュースとは10％くらいの差があります
2013年のデータとしても、いきなり2～3年で１０％が上がるわけがないです
これは、昨日話した韓国での청년실업률(青年失業率)の計算法の問題から生じた差です。
♦本当の問題は青年ではなく、OOなのだ！♦
これの一番悪質なところは、
昨日説明した通り就職する意思がかなり強い青年たちも
10％くらいは니트족(ニート族)に誤解されてしまうように誘導するところです
ただ、ニュースを軽くみて数字を信じる人には、
”最近の青年たちは働く意思もない情けないやつらだね”
にしか見えないでしょう
夜に寝れずバイトをしている青年も
国のために兵役している軍人も
寝る時間も惜しいと思って塾で勉強している青年も
니트족(ニート族)に誤解されて既成世代からの批判的な目と叱責をもらうようになる酷い状況です
数字的にも今の青年の中で、15.6％がニートということと25％くらいがニートということには大きな認識変化があると思います
問題は青年たちでもないし、
ただニュースをみて信じる国民たちでもないです
(まあー情報を把握せずにそのまま信じる人には少しの罪はありますね)
まあー事実とは言えなく、ただの推測にすぎないですが、
俺の観点では政府や官僚たちが自分の無能力を隠すために
청년실업률(青年失業率)を低くして、（それでも歴代最悪。。)
頑張っている青年失業者をニートに作っている真似をしているにしか見えないです
本当は、今の청년실업률(青年失業率)が約40％ですと政府から発表したら、
国民たちの怒りと後に起きる行動は多分どの国でも同じと思います
これは、一昨日紹介した言論の自由指数とも関係がありますね
こんなことをしているから今の韓国の言論の自指数が急激に下がっているわけです
なんでも疑心するものはよくないですが、
大人ならば情報をどこまで信じればいいのかは自分で判断するものです
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確かにどんな道を行くのが正しいのか知らないとか間違えた道を歩いている青年たちが多いです
大人たちの本当の役目は彼らを叱り飛ばすことではなく、
今まで得た経験と知識で青年たちが自ら正しい道を選べるように補助するものではないでしょうか？
これがこのブログの目的の一部でもありますね。。