みなさんこんにちは~^^
本日は成人式のようですね。当店にも張り切って成人式に出掛けたスタッフがおります。
最初は2プライスのスーツ屋さんで良いかなと言っていたのですが、生地に拘ると2プライスでもそれなりのプライスになるという事実を知り悩んでいたようです。それならばと当店にある商品やサンプルを駆使したスタイルの方がカッコ良いのではとなり、着こなした例がコチラとなります。試着用のボタンダウンシャツとブレザー、撮影で使っている僕の私物のネクタイとかにロイヤルトラベラーを重ねてご満悦でございます(笑)というか、かなり良い感じだと思うのですけどね。
唯一買ったのは、このPt.Alfredのトラウザーだけというね。\17,000で済んじゃってる(笑)成人式でお披露目の後は普通に履くのだそう。靴は撮影用に用意しているジャランのコードバン。昔のアイテムが多いとはいえ贅沢な布陣だなぁ。
そこに、ハイペリオンのサイズサンプルとして僕がたまに着ているステンカラーコートを羽織って出陣したみたい。洗って返却します、とのこと。まぁ似合っているから良いのかな。それでは今週も宜しくお願いいたします~^^
ってことで本日は前から気になっていたSLOWのレザートートを。
このトートバッグを見てVANSONのレザートートを思い出した人はきっとアラフィフで服好きなオジサンたちでしょう(笑)と言っても大丈夫なくらい、当時はバンソンのレザートートが市場を席巻しておりました。革のトートバッグが欲しかったらそれ一択だったような気もします。だってね、アメリカ製でアンダー2万円で買えたのですよ?当時の消費税は3%とか5%になっていたかなってレベルです。そんなのもあって表革、スウェード、パンチングレザーなんかも気軽に買っていた記憶がございます。
そんなこんなでSLOWから当時のバンソンを彷彿とさせるレザートートが届きました。バンソンが気になる方はググっていただくとして、これをSLOWが手掛けることに意味があると思うのですね。
レザートートの主役はやはりレザーでしょう。商品名にもなっている”SUPER BUCK”とは、1895年に英国中央部の都市LEEDSで創業した歴史あるタンナー”CHARLES.F.STEAD”社製のスエード生地となります。独自の鞣し工程により、従来のスエードよりもキメの細かい質感を味わえる革となっております。滑らかな肌触りと深みのある色となるのも魅力となるのでしょうか。スーパーバックと言えば、英国を代表する上質なスエード革として知られております。トリッカーズが使っているスエードとしての方が僕らには身近でしょうか。
そんな高級スエード革の質感は当然の様に最高なのですが、バンソンのようでもあり、男っぽい味付けの持ち手のあれこれなどにも目が行きますよね。
これだけで充分テンションが上がるのですけど
毛足の長いスエードでこれだけ上質ななのも良いですよ。本当に気持ち良い、持ち手となっております。
シンプルな作りの中に、傘やペットボトルを入れるスペースがサイドにありますね。
でも見てください。サイドポケット以外の収納は一切ございません。この潔さはこれぞレザートートと言わんばかりで大変素晴らしいのですが
床面(裏側)も綺麗に磨かれております。昔のバンソンはこのスエードのカスが中の荷物に付いちゃったものですけど(笑)流石に現代の洗練されたトートバッグの革は、そんなカスの不安は一切抱かずに使えそうです。
この裏側も気持ち良いのよね。
縫い目はご覧の通りです。頑丈そうですね~
全開にしてみました。Mサイズだけど結構入るのよね。
ブランドの刻印も内側に。目立たない方が好感が持てます。
それでは持ってみましょう。
Mサイズに決めたのは、ただでさえ重いレザートートなのでコンパクトな方が良いのかなと。革が高いからお値段も結構違いますしね。
表面の起毛感と色が兎に角美しいのです。
横から見ても良い感じ。高級靴のアッパーに使われるだけのことはあります。
良かったので斜め後ろからも(笑)
女性が持つとちょっと大きいです。
この手の革は汚れても良きアジとなり、経年変化を楽しめるのです。このベージュしかございませんが、これはこれで昔のバンソンをイメージさせるし、当時では味わえなかった高級感もあって良いですね。是非チェックしてくださいね~^^
・BEIGE
・31×29,マチ12cm
・チャールズ・F・ステッド社(スエード)
・日本製
・¥27,000
tanaka