みなさんこんにちは~^^
セールが終わると静かですね。そりゃそうか(笑)こう言う時は、放置していた仕事に取り掛かるチャンスですよね。そう思って取り掛かったら、まぁ何とネズミのチーズみたいなのが多いこと。所謂食べかけじゃなくてやり掛けの仕事が沢山ありました。中には酷いのもありましたが(笑)これを片っ端から片付けていくのもまた気持ちが良いと言うか、その感じがA型っぽいでしょ。
って事で本日のご紹介は凄いカシミヤニットを行きましょう。
【SECOURS】”CARIAGGI Cashmere Crew-neck”
とうとうカリアッジのカシミヤ糸を使う事になりましたよ。勿論カシミヤ100%でございます。いやぁしかしカリアッジのカシミヤ100%のセーターを着れるなんてちょっとした感動だったりするのです。そうなった理由は色々あるのですが、まずは原料の高騰ですね。以前お伝えした通りカシミヤ糸は昨年と比べると50%の値上げになっているのですね。内モンゴルのカシミヤ糸が集まる上海で、いつもカシミヤ糸を調達していたのですが、上海ではもうお話にならない位のプライスになってしまったのです。ならばとイタリアブランドのカシミヤ糸をチェックしたら、高いは高いけど現実的な範疇でございます。これならば、例年やっている上質なカシミヤを良くぞこのプライスで!では無く、カリアッジのカシミヤニットをこのプライスで?となれるのではないでしょうか。何だか後者の方が聞こえが良い気がしてきました(笑)
1958年に創業したカリアッジ社は、厳格な基準の下カシミヤ糸を紡績しているのです。内モンゴルのアラシャン地方に生息する最高品質のカシミヤのみを使っているのです。染色にも拘りがあって、天然の植物を使っての染色を2009年から始めております。この手法は膨大な時間こそ掛かりますが、自然のモノから採取できる色には暖かみがあって何とも言えない風合いも感じるのです。現在では繊細なカシミヤと見事なまでに調和していると、有名デザイナーたちから絶賛されているのです。
とまぁこんな感じの輝かしい歴史と拘りを持っているカリアッジ社でございますが、この下げ札にも当然シリアルナンバーが入ります。余りが殆ど出ないように、糸の出荷分を計算して送られてくるのですが、今回何故か20枚以上余りました。その理由はと言うと~
ズシン、と言う音がしていそうですね(笑)事もあろうか、こんな高級糸を450gも使ってセーターを作ってしまったからなのですね。一般的に良品とされているカシミヤニットでさえ300g前後ですので、これはちょっと使い過ぎかも。そりゃタグも余るって話でございます(笑)
この首元なんかもかなり肉厚にしてやりました(笑)と言うのはね、奥さん。せっかく今までで最も高価な糸を使う訳ですよ。どんな風に作っても、やはりそれなりのプライスにはなってしまう訳ですよね。だったらケチケチせず、ここは思い切って10万円が見えるようなカシミヤニットにしたいじゃありませんか。
まぁ10万円は言い過ぎかもだけど8万円は取れそうだな。そんな感じのボリュームで、こちらのリブも編み立てております。出来る限り詰めてみました。
袖も同じですね。スウェットみたいにリラックスして着れるカシミヤニットがあったら素晴らしいのでは。最終的にはそんなコンセプトになりました。
色々考えてたら、サドルショルダーになりました。英国伝統な感じもしてよろしいでしょ。しかしリンキングも綺麗だなぁ。
この減らし目も好きな感じ。
編み地自体は普通の7Gの天竺編みです。それで450gあるのですから、相当目が詰まっているのが分かると重います。作ってみて分かったことは、割と度詰めに編み立てても、カシミヤの風合いが損なわれる事が無いということ。むしろ何とも言えない高級感を味わえるのではないでしょうか。
と言う事で着てみましょう。何と今シーズンは7色もご用意しております。いやぁ天然の草木から抽出した染料を使っていると聞いたら、どれもこれも味わい深くてね。じゃぁやりたい色は全てやってしまいましょう、となったのです。これも贅沢(笑)
まずはオフホワイトです。カシミヤの色は白を見ろと言われる程重要なお色なのです。
外側の毛はどんなに洗っても色が落ちなくて、この様な白が出難いと言われておりますので、この綺麗な白は貴重ですよね。
サイズ2(M)を着ております。下に着ているのはメリノのインナーのみ。丁度良いサイズ感になりました。
自慢の首元です。ボリュームが違います。
まずはリゾルトですよね。シンプルに合わせるだけで画になります。流石カシミヤ。
恵比寿のアーミーチノを履いた1枚ですね。インナーには白いボタンダウンシャツを。
アイビー好きならこの感じも悪くない。
お次はブラウンになります。これもまた何とも言えない雰囲気なのです。
これぞカリアッジでしょうか。兎に角色が良いのです。
明るい所だとカーキベージュみたいですね。
パラブーツを履いたこのスタイルが好きですね。お好きなアウターやコートを羽織ってください。
アーミーチノバージョンも。この見た目で着心地が最高となると堪らないですね。
この色良いなぁ。
お次はパープルです。今年ならではのお色ですね。
でもカリアッジとなるとちょっとした色気もある感じるパープルなのです。
メランジ具合もエエですね。1枚着でスッキリ着たいですね。
あら良いですね~。足元がコレだとバブァーの何を羽織ろうかなと考えちゃいますね。
こっちの感じも悪くないですね。程よいリラックス感があります。
お次は何かと人気のあるグリーンです。
このグリーンがね、奥さん。他では見かけない、何とも言えない雰囲気を持っているのですよ。
ちょっとした淡さや、天然の草木から~を感じさせる深みを併せ持つグリーンなのです。
発売前から、これ買って行くわとこちらのお色をチョイスしていた人が3人も居たなんて!
実際はもっと良いグリーンに見えるのかもですね。
お次はインディゴです。このインディゴにも拘りがあるカリアッジなのです。
自分たちにしか出せない藍色だよとイタリア人に言われたらチョイスしない訳には行かないでしょ(笑)
でも言うだけあって素晴らしい。何種類かの青系の植物を~と聞きます。
この感じ良いね。インディゴにちょっと深みも感じるカットですね。足元は早くご紹介したいマッドガードでございます。
何とも言えない青みと深みを感じますねぇ。これもメランジです。
お次はチャコールグレーです。こちらも気になってしまうのです。
只のグレーではないのですね。チャコールだから濃いんだけど、ちょっと抜けるような感じもあったりして、むむむ、となるのです。
どうでしょうか?品の良いグレーとかでも良いのですが、これはこれで色々使えそう。そんなこちらはサイズLを着ております。
ちょっとした余裕があっても良さそうですね。高級感が出ます。
シャツを着てちゃんとしているけど、そこまでではないのが良いのかな。そんなリラックス感がありますね。
最後は僕らのネイビーです。まぁこれは外せないでしょ?
カリアッジの表現する独特の深みと色気をしっかりと感じてください。
良い。これはサイズMに戻りましたが、ワンサイズ大きく着ても良さそうですね。
まぁこの方が林田君っぽいのか。
シャツとのスタイルは最高でした。この圧倒的な深みがまたカシミヤなのですよね~
如何でしたでしょうか。最初に作ったカシミヤ100%の重量は200gでした。細い糸をフワッと編み立てて~みたいな感じだったのですが、まさか2018年に450gも使って作る事になるとは思ってもみませんでした。是非ともこの度詰め風なカシミヤニットを味わっていただきたいのです。プライスもかなり頑張っていると思います。比較対象が無いから分かり難いですけど(笑)それではお店でお待ちしております~^^
明日11/28(水)は定休日となります。何卒宜しくお願い致します。
【SECOURS】”CARIAGGI Cashmere Crew-neck”
・7色
・サイズS~LL
・カリアッジ紡績カシミヤ100%
・¥17,800
tanaka
















































