ポルトガルサッカーリーグは3月7日現在、
34節中22節を終えようとしており、
いよいよ残り3分の1の戦いに
突入しています。
参照 「Liga Nos」 HP
3月7日時点での順位表の上位ですが、
4位まではいわゆるトレス・グランデ
(ベンフィカ、ポルト、スポルティング)
プラス1(ブラガ)が今シーズンは
順当に収まっていますが、
個人的には5位にPacos de Ferreiraが
食い込んでいるところに目を奪われます。
5位以下の上位は毎年トレンドが変わりますが、
今シーズンはPacos de Ferreiraが
それに当たり、
シーズン序盤ではポルトに競り勝つなど
今後どれだけトップ4に食らいついていけるかが
注目されます。
首位をひた走るスポルティングですが、
先日、現在監督の
ルーベン・アモリム(36歳)との契約を
2024年まで更新したことを発表しました。
参照 「B24」 Twitter
歴史と伝統あるスポルティングですが、
実情2002年以降、
国内タイトルから長く見放されており、
今シーズンほどチームが落ち着いて
カンピオナートの上位に位置しているのは
久し振りのことです。
特に2019‐2020年シーズン、
スポルティングはクラブ最大の危機を
迎えていました。
私も2019年の9月、10月の2か月間、
リスボンで生活をしており、
現地でその一端を目の当たりにしましたが、
成績不振によるストレスが臨界点に達した
一部のサポーターがフロントの解雇を要求して
ホームスタジアムである
ジョゼ・アルヴァラーデで暴動を起こし、
メディアも具体的にcrise(危機)という
言葉を使って、連日、
スポルティングの情勢を報道していました。
監督交代劇も3度起こり、
3人目のジョルジュ・シラス
(現ファマリカォン監督)就任で落ち着くかに
思われましたが、結局シーズン終盤で解任。
4人目に招聘されたのが
ルーベン・アモリムでした。
ジョゼ・アルヴァラーデ(2016年)/筆者撮影
前述のスポルティングのホームスタジアム、
ジョゼ・アルヴァラーデの外観は、
歴史、伝統、格式という言葉で想像した
期待を大きく裏切るほど、
改装が充分にされないまま廃れており、
財政面でも長く危機に瀕していることを
訪れた者に感じさせます。
そんな中でクラブの立て直しを図るべく、
当時ブラガで1部リーグ初の指揮を執っていた
若手監督ルーベン・アモリムを獲得するために、
違約金1000万ユーロを用意し、
この新進気鋭の監督に
古豪の命運を託すことを決意。
最終的にチームは4位でそのシーズンを終え、
今シーズンもアモリムが引き続き指揮を執り、
現在に至っています。
2018年から3部のカーザ・ピアを率いて
監督のキャリアをスタートし、
2019年にはブラガで1部監督デビュー、
その後スポルティングに移籍して、
翌年には複数年契約を獲得と、
わずか3年の間にとんとん拍子に
ステップアップの階段を、
これといった躓きなく駆け上がる
ルーベン・アモリム。
同国の英雄監督、ジョゼ・モウリーニョや
アンドレ・ビラスボアスと肩を並べる
存在に今後なれるのか、要注目です。


