パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa -145ページ目

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆ポルトガル写真、東京浅草写真

先日現役を引退したサッカー内田篤人選手が、

引退間もなく、

“ロールモデルコーチ”という注釈付きで

U-19日本代表のコーチを務めたことが

話題になりました。

 

そこに以前から日本のライセンス制度に

疑問を呈してきた本田圭佑選手が

ツイッターで早々に反応。

 

“だからプロのライセンスはいらん”

“誰も動かないのは色々都合が悪いから”

“育成年代のライセンスを

 今より厳しくすればいいだけ”

 

いくら本田選手が声高に持論を展開しても、

この制度がそう大きく変わることは

おそらくないでしょう。

 

変わったとしても一部の、

今回の内田選手のような有名選手、

日本サッカー界に貢献した選手に限り、

プロセスをスキップしてライセンスが取得出来る

といった特例ぐらいではないでしょうか。

 

それはそれで賛成なのですが、

プロでは無名だった選手、

アマチュアで終わった選手、

選手としては経験の少ない、あるいはない選手、

などはやはりコーチライセンスは

必要だと思います。

 

コーチを目指す本人が

どういったヴィジョンを描くのかによっても

変わってくることではありますが、

少なくともステップアップして上を目指していく

意志や覚悟があるのであれば

(キッズから育成、からの社会人、プロ

 という意味ではなく)、

ライセンスは必須になるはずです。

 

ライセンスを取得する際の関門の狭さと、

キッズ、育成、社会人、プロという段階を

何年もかけて経なければならない

(それがステップアップだとは思わない)

という考え方自体は私も疑問ですが、

クラブから雇われる身である以上、

あるいは既存のスタッフ、

選手からの信用を得る上でも

取っ掛かりの一つの証明として

否が応でも必要になるのではないでしょうか。

 

これはフットボールに限らず、

どの世界においても同じことです。

いくら本人が

選手としての経験が何年もあります、

選手経験はありませんが

分析力には自信があります、

と声高に主張したところで、

成績、経費といったリスクを背負うクラブ側が

何も証明するものがない人物を雇うほど

甘い世界ではないはずです。

自分の作ったクラブで、

あるいは選手個人のコーチを務めるのなら

話は別ですが。

 

本田選手も例えば自身のクラブである

“One Tokyo”(今後、名称変更)において、

武井壮さんではなく、

無名の一般人を抜擢していたら

説得力があったかもしれません。

(投票で決まったのなら仕方ないですが)

 

武井壮さんが監督になることで、

元あるいは現有名選手か著名人になら

ライセンス不要は適用される、

というメッセージを

図らずも発してしまっているように思います。

 

普通一般人には、

クラブチームでの

コーチライセンスは必要でしょう。

運転免許のような

絶対必要条件ではないものの、

コーチを本気で目指すならあった方がいい。

 

海外でコーチを目指すとして、

日本のS級(最上級)を取得しても

欧州のクラブでは通用しないという

現状があるのであれば、

その国でも指導可能なライセンスを取得する。

語学の問題が出てくる、

などといった提起は

ただの言い訳に過ぎない。

 

何物でもない、

無名人でも、

明確な目標と意志があるのなら、

現状を受け入れて必要なことをする

覚悟が大事かと思います。