パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa -139ページ目

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆ポルトガル写真、東京浅草写真

ちょっと前になりますが、

とある著名人のTwitter上で

“海外留学は時代遅れ”といった見出しの

ツイートを目にしました。

 

こんなことまで

今は時代遅れとされてしまうのか、

と何か寂しささえ感じてしまいましたが、

要は調べ物は全てネットやYouTube等で

情報を得ることが出来る、

どうせ海外に留学したところで

語学を身につけられずに

帰国する人がほとんどだから

高い金を払ってわざわざ海外に行かなくとも

ネットで調べてしまえばいい、

といったところだろうと思います。

 

当然、異論反論があったようですが、

全ては行動を起こそうとしている人が

何を目指しているのか、

何を得ようとしているのか、

その目的によって変わるのではないでしょうか。

 

やりたいと考えている分野においての

知識を得たいだけならば、

今の時代はネット上に情報は

いくらでも転がっているので、

わざわざ余計なコストをかけずに

PCやスマホで短時間で調べ上げて、

さっさとやりたいことに着手した方がいい。

 

ただ、現地に赴かなければ決して得られない

リアルでレアな情報というのも

必ず存在します。

 

例えばサッカーが上手くなりたいだけならば、

今は日本にも優秀な指導者がいますし、

海外の有名クラブの

スクールもあったりするので、

ネットで調べて入会するのもいいし、

単にYouTubeで技術を学ぶのもいいでしょう。

ただ、サッカーの根付いた

その国の生活や人々の価値観といったものは、

ネット上で調べても絶対に分からない。

 

ブラジル人は

ワールドカップや南米選手権が最重要事項で

オリンピックでいくら日本が勝ったからといって

大して気にしていないこと、

サッカーのイメージがほとんどないカナダにも

実は何十年も前からプロやセミプロリーグが

複数存在していて

レベルも決して低くはないこと、

人種差別は未だにアメリカは分かりやすいが

ポルトガルをはじめ

ヨーロッパにも確実に存在していて

日常生活の中で随所に感じることが出来る、

といったことは

いくら口で説明したり文字にしたところで

肌で感じなければ絶対に伝わらないことです。

 

そもそもその国でプロになりたいという

目標があるのであれば、

現地に向かうのは早ければ早い程いいわけで、

その手段の一つとして

海外留学はより手っ取り早く、

一般的な選択肢でしょう。

 

ひと昔、ふた昔前に、

“事件は会議室じゃない、現場で起きてるんだ”

というドラマだか映画だかの

名台詞がありましたが、

まさにそういうことではないでしょうか。

 

何においてもそうですが、

目的によって手段は選択されるものです。

時代遅れとか流行だとか、そういうことではない。

 

少し逸れますが、

何かが起きた事象、過去の選択において、

時代のせいにする人たちがいます。

“あの時はそういう時代だったのだから

 仕方がない”

“今と昔では時代が違うから”

といった論調で、

ネガティブな記憶を正当化したり、

曖昧にしたりする。

 

冗談じゃない。

どの時代でも強い目的意識を持って

扉を開けようとする人はいたし、

他人の夢を支えようとする人もいたはずです。

時代のせいにするのは簡単なことで、

時代をエクスキューズに利用して

自分や他人を納得させようとするのは

間違っている。

 

やりたいことがあるならば、

時代がどうとかに左右されずに、

自分は何が欲しいのかをはっきりさせて、

その方法を選択すべきではないでしょうか。