とあるトレーナーさんのSNSで、
サッカーブラジル代表
ネイマール選手のある動作についての
投稿を拝見したので、
私もそれについての見解を
ここに書かせて頂きます。
参照「Neymar Jr」Twitter
注目するのは、タトゥーでもピアスでも
腹部の人気飲料Guaranaの広告でも
右足股関節の外旋でもなく、
親指と人差し指が伸びた右手の形。
ネイマールはこの画像のように
右手だけでなく、両手ともこのような形で
プレーしていることがあります。
彼が意図的に行っているかは分かりませんが、
このような握りこぶしの状態から
親指と人差し指を外した形することで
力みを抑制する効果があります。
実はガンバ大阪の宇佐美選手は、
トレーナーからのアドバイスで意図的に
このような手の形でプレーをしていますので、
画像や動画で参考にしてみて下さい。
親指と人差し指外しが力み防止に繋がる、
というのは全てのスポーツ動作において
共通して取り入れることが出来ると思います。
例えば私の場合、
小学生の6年間は剣道をしていましたが、
竹刀を握る時、
左手の小指のみをしっかりと握り、
あとは順番に薬指、中指、人差し指、親指と
卵を持つように軽く握って、
親指は添えるだけでいい、と指導されました。
両手でしっかりと握らなくとも、
左手の小指さえしっかり握っておけば、
そんなに力を入れなくても
竹刀は振れるということです。
以前、浅草で、
プライベート・トレーニングスタジオを
運営していた時、
弦楽器奏者のお客様が
ご来店して下さったことがあるのですが、
右手で弓を持つ時に
親指と人差し指を外して
持ってみてはどうかとアドバイスをして
非常に喜ばれたのを覚えています。
いわゆる力みは
スポーツにおいては発揮したい方向への
力を邪魔したり、制御出来なかったり、
疲労や怪我の原因にもなり、
楽器演奏においては無駄な力が
音の不安定さに繋がったりする。
力みと、力を入れることは全く違うことで、
力みとはその部分だけに
力が入っている状態、
力を入れることは全身が連動して
力が入っている状態のことを言います。
例えば腕立て伏せで腕や肩だけに
力が入っている場合は力みですし、
腹筋、背筋、さらにはつま先にまで
連動が感じられれば
力を入れていると言えるでしょう。
スクワットなら、前ももだけに
力が入っていれば力みだし、
足裏、後ろもも、お尻、背筋、腹筋と
流れが感じられれば
力を入れているということになります。
随分前になりますが、
阪神で投手として活躍した井川慶選手が
MLBのヤンキースに移籍した時、
思いっきり力んでいきたいと思います、
といったコメントを残したのを覚えています。
リアルタイムでは私も
その心意気や気概に溢れる態度が頼もしいと
感じた記憶があるのですが、
今の自分がそのコメントを振り返ると、
絶対に力まない方がいいに決まっている。
よく投手のインタビューで、
思い切り腕を振ることを意識して投げました、
といった発言を耳にすることがありますが、
そういった投手は大概、
早くて数試合後か遅くとも数年後に
肩や肘を怪我してしまう。
部分的に力を発揮しようとすることと、
その部分しか力を使わないことは
根本的に別のことで、
部分的な力が必要な時でも
他の部分からの繋がりがなければ
スポーツにおいては
パフォーマンスアップに繋がらないし、
怪我のリスクも高まります。
ボディビルダーや筋トレマニアなど、
一部の競技者や趣味的なトレーニーを除いて、
トレーニングや日常生活の中で
意識出来る時に意識しておかないと
なかなか身に付いていかないのですが、
それは簡単ではありません。
