Jリーグ最終節、柏対川崎の試合を
テレビ観戦しました。
Jリーグにはほとんど興味がないのですが、
すでに引退を表明している
中村憲剛選手を観ておこうと
チャンネルを合わせたものの、
この試合はベンチ外。
まだ天皇杯が残っているので、
今後の出場を
また楽しみにしたいと思います。
柏のゲームプランははっきりしていて、
4-4-2ないし4-5-1を敷きながら
ボール回しで上回る川崎の攻撃を迎え、
激しいプレッシャーでボールを奪取したら、
カウンターで
オルンガ選手とサポートに入る江坂選手や
クリスティアーノ選手に攻撃を託すというもの。
しかしながら、川崎は始めから
ゲームプランがそうだったのか分かりませんが、
前半のボール回しで柏の選手を走らせ、
体力を奪ったところで後半から
家長選手と三苫選手を投入、
流れが徐々に川崎へと傾いていく。
後半途中から動けなくなっていた
江坂選手の交代が象徴的で、
ダイレクトで繋ぎ始めた川崎に
柏の選手がついていけなくなり、
2点リードしていたスコアも逆転を許してしまう。
敗戦を喫した柏ですが、
強烈なインパクトを残したのは
オルンガ選手の
フィジカルコンタクトの強さでした。
対人プレーにおいて、1対1では
日本人はあっさり吹っ飛ばされてしまう。
Jリーグだからやれていることなのか、
これが例えばヨーロッパなら、
これ程フィジカルを前面に押し出したプレーは
出来ないでしょう。
本人も、日本人相手で、
自信を持って体をぶつけにいっていますが、
ヨーロッパでのプレーならそうはいかない。
フィジカルコンタクトという優先順位を下げ、
別の選択肢を持たなくてはならないでしょう。
先日引退を表明した
ラグビーの五郎丸歩選手が、
2015年のワールドカップ後のインタビューで、
“ラグビーはフィジカル”
“ラグビーの勝敗は必然”
といった発言をしていたのを覚えています。
日本人なら、ウィークポイントのフィジカルとは
別の側面で勝負していると思われがちなところ、
ラグビーで必要なのはフィジカルだと断言し、
初戦の南アフリカ戦の勝利は
番狂わせではなく必然だったと
言い切っていました。
サッカーではどうでしょうか。
福島のいわきFCが
フィジカルでの革命を起こす一環として、
フリーウェイトのトレーニングを
積極的に取り入れていることは
知られていますが、
ウェイトトレーニングに対する理解が
まだまだ希薄なのが
この国の現状のように感じます。
かつてヨーロッパで活躍した
中村俊輔選手や小野伸二選手は、
フィジカルコンタクトを極力避ける
ポジショニングとプレーの選択で
外国人選手にアジャストしていましたが、
もうそこのフェイズは
過ぎているのではないでしょうか。
筋トレをすると体が重くなる、
というのは古すぎる悪しきパラダイムで、
日本のサッカー界には
未だにこういった概念からシフト出来ない
プロの指導者や解説者が存在しますが、
次のフェイズに進むためには
フィジカルの追求は必要不可欠だと思います。
ポルトガルサッカー界の生けるレジェンド、
クリスティアーノ・ロナウドは
100キロのバーベルを
レップでトレーニングしていると聞くし、
ナニはゴールパフォーマンスで
未だに綺麗なバク転バク中を披露する。
そういった姿を見聞きすると、
当たり前ですが、
フィジカルがあれば有利に決まっているし、
“サッカーはフィジカル”
と言い切る日本人選手が出てきた時、
日本のサッカーも新たなフェイズに
進んでいるのではないでしょうか。