サッカー元日本代表、
本田圭佑選手の移籍先が
ポルトガルのポルティモネンセに
正式に決まりました。
参照「O Jogo」Twitter
怪我を理由に契約が破談になったと
日本の一部のメディアが伝えていましたが
(情報元はスペインかどこかのようですが)、
ポルトガルの主要メディアでは、
ポルティモネンセは3人の補強で
マーケットを閉じて
その中に本田圭佑も含まれる、
とすでに報じていました。
昨年末にこの移籍話が浮上した段階で、
ライターやジャーナリストからは
違和感の声が複数上がっていました。
その理由は、
クラブにとって何のメリットがあるのか、
という一点に尽きます。
ポルトガルのサッカーリーグは、
欧州市場において、
クラブにとっては選手の売却が
至上命題のリーグであり、
選手にとってはイングランド、スペイン、
ドイツ、イタリア、フランスといった
5大リーグへ移籍するための
ステップアップのリーグに
位置付けられています。
故に、チームスカッドの内訳では、
ユース上がりの自国の選手や
安く買ったまだ比較的無名の海外選手が
多くを占めており、
そこに自国の代表クラスで
国外で活躍した経験を
チームに還元することを期待された
ベテランの選手も含まれてきますが、
そのいずれのカテゴリーにも
本田圭佑選手は該当しません。
安くは買ったものの、
もうすでに市場価値を失っている選手を
高く買い取ってくれるクラブは
もうほとんどない。
中東なら買ってくれるかもしれませんが、
現在怪我をしている状態で
復帰がまだ数週間先になる上、
ここ数年のパフォーマンスから考えて、
復帰したところでどれだけ活躍して
商品価値を高められるかは
未知数でしかない。
さらにコロナ禍の今の状況で、
日本からの観光客など見込めるはずもなく、
一体クラブに何のベネフィットがあるのだろうか。
本田圭佑選手が東京五輪の
オーバーエイジ枠を目標にしている背景もあり、
その個人の目標のためだけに、
日本企業が多くスポンサードしていて
日本人選手の獲得にも積極的な
ポルティモネンセがサポートをしたのだろうか。
サッカー界には欧州から一度出ると
戻ってこれないという風説があり、
香川真司選手がセレッソ大阪を断り
スペインや最低でも欧州にこだわった
理由の一つも、そこにあります。
川口能活さんが現役時代に
可能な限り欧州にこだわったのも、
川島永嗣選手がこれまで
欧州にこだわり続けてきたのも、
その風説が少なからず影響してきたはずです。
本田圭佑選手にとっては
欧州に戻ってきたいという思いがあり、
具体的なオファーとして、どんな形であれ、
ポルティモネンセ以外の選択肢はなかった、
ということでしょう。
個人的には本田圭佑選手のことは
好きでも嫌いでもありませんが、
ACミランで10番を背負った時は
活躍してほしかったですし、
パチューカで生き生きとプレーしていた時は
クラブワールドカップで決勝まで進んでほしいと
心から願いもしましたが、
今回の移籍に関しては
どこか心底応援しようという気にはなれない。
当初ポルトガルの報道では、
買取オプションが付帯する
とも伝えられていましたが、
そういった延長を含めたオプションなどは
付かないとの報道もあります。
いずれにせよ、最低でも半年ほどは
ポルティモネンセに所属するわけですが、
決まったからには
暇なネット人を黙らすほどの活躍を
見せてほしいものです。
世界的に知られた選手の
自国リーグ初参戦にも関わらず、
関心の薄いポルトガルメディアを
ざわつかすほどの強烈なインパクトを、
どうせなら残してほしい。
同じ日本人として、
またポルトガルサッカーリーグを
多少なりとも知る日本人の一人として、
そう願っています。
