サッカー選手とうつ病。 | パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆ポルトガル写真、東京浅草写真

サッカー元日本代表、本田圭佑選手と、

ポルトガルのクラブ、

ポルティモネンセの契約が

結局破談となってしまった。

 

参照「B24」Twitter

 

リーグ登録が認められず、

入団会見からわずか5日での退団劇。

ルールが変更になっていたことを

把握していなかった

ポルティモネンセ側の杜撰さが

浮き彫りになった形ですが、

個人的にはこのような結果になり、

内心ホッとしています。

以前にも書きましたが、

ポルトガルリーグは本田圭佑選手のような、

世界的に知名度があって

すでに名声を得ているベテランの

ポルトガル国外の選手が

プレーする場所ではない。

今季開幕前にウルグアイ代表のカバーニの

ベンフィカ入りが流れたように、

サッカーの神様が存在するとすれば、

そう判断したのではないだろうか。

そのような選手に使うお金があるのなら

国内3強や5大リーグなどへの

ステップアップを狙う野心溢れる選手の方に

投資してほしいし、

ポルトガルリーグは今のままで

魅力あるマイナーなリーグであってほしい、

そう願っています。

 

これから新天地を探す選手もいれば、

戦力外通告を受け、

うつ病により自死を選択してしまう選手もいます。

ウルグアイ人FWサンティアゴ・ガルシア選手が

アルゼンチンのクラブ、

ゴドイ・クルスからの構想外通達を受けた後、

自宅で命を絶ってしまった。

新型コロナ禍の渡航制限の影響で

長期に渡ってウルグアイ在住の実娘に

会えずにいたことも重なり、

以前から抱えていたうつ病が重度の状態となって

精神科医の治療を受けている最中だったという。

 

参照「Nacional」Twitter

 

各国にある選手労働組合を統合する国際機関、

国際プロサッカー選手会(FIFPro)は

アンケート調査として、

現役プロサッカー選手の38%がうつ病

もしくは不安障害を患っていたという

結果を発表し、

選手の心身状態について

警鐘を鳴らしています。

 

私の知り合いのサッカー関係者の中にも、

うつのような状態となって

音信不通になった方もいらっしゃいますし、

個人的にも決して人ごとではありません。

何もプロレベルのサッカー選手、

サッカー関係者ではなくとも、

うつ病や不安障害は私たちの身近にあって、

自分では気づきにくいものとして、

すぐそこにあるものではないでしょうか。

 

多くの人に注目されたり、

スポットライトを浴びることだけが、

光と影の濃さを決めるわけではない。

自身の中での充実感や

没頭、没入出来る対象が濃密な光を作り出し、

それが取り上げられた時、

漆黒の影を増幅させてしまう。

特にこの新型コロナ禍の

閉塞感漂う社会状況において、

一般の人にとっても

メンタルヘルスの重要性が

さらに高まっているのではないでしょうか。

 

昨年、

日本の人気女優さんが命を絶ってしまった時、

本田圭佑選手がツイッターで

「ご冥福をお祈りします、なんていらんねん」

と発言したことがありました。

残された家族や

子供のことを思うといたたまれない、

という理由でのツイートだったのですが、

当然のことですが、

他人には本当のことは分からないし、

本当のことが分からないまま

何かを発言することは

避けるべきではないだろうか。

 

生きる勇気や覇気を奪う自殺は

罪だと言う人もいるし、

実際北朝鮮のように自殺をすると罰として

家族が収容所に入れられるという国もある。

ただ批判や罰がうつ病や自殺志願者の行動を

抑止することは出来ないし、

根本的な解決には

繋がらないのではないでしょうか。