パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

パーソナルトレーナー/写真作家 古川貴久 【Personal Trainer / Photoartist】 Takahisa Furukawa

◆ピラティス・マスターストレッチ・ウェイトトレーニング
◆ポルトガル写真、東京浅草写真

 昨日、私が保有するマスターストレッチの資格の更新ため、渋谷にあるトレーニングスタジオ・アランチャにて行われたセミナーに参加してきました。テーマは「マスターストレッチとフロアワーク」。


 マスターストレッチの資格を取得してはや十四年ほど経つのですが、同名の更新セミナーに参加するのは今回で三回目。スケジュールの関係でこの日を選択したのですが、三回目ともなるとこれまで学んだムーブメントの再確認という形になるだろうと予想していましたが、今回はムーブメントの確認をしながら、それをどう変化させて活用するか、出来るかというバリエーションにも触れられた内容でした。

 マスターストレッチは一個の重さが二キログラムほどで、それを両足にはめた状態でフロアムーブメントを行います。ピラティスの動きと被るものもありますが、呼吸の仕方が逆になるなど、コアの感覚がまた変わってくるのも特徴です。両足の負荷は重すぎることなく、インナーマッスルに効かすには丁度いい重量なので、コアでコントロールする意識がより働かせやすくなります。ただ動いてみると分かりますが、コアが弱かったり意識が足りないと、レップを繰り返すうちに他の部分で代償してしまいがちです。そうならないように、いかにコアへの意識を保つか、または単純にどう筋力を強化するか、ということになります。

 またピラティスにも言えることですが、フロアワークということでコアからの動きにフォーカスしがちの中で、疎かになりそうなのが足元です。最終的には立位に繋げていかなければならないので、足底、足首の状態も同じように大切です。足裏が外に向きがちなのか、内に入ってしまうのか、親指を踏めるのか、踵を使えているか、足指は丸まっていないか。そう入ったことで下半身から上半身の軸が変わってきます。つまり姿勢が変わるということなので、決して軽視は出来ません。そういったことを立位の前段階で確認するのにもフロアワークは適しているのではないかと思います。

 二月に受講したピラティスのセミナーから今月のマスターストレッチのセミナーにかけて、今回も充実した学びの場に身を置くことが出来ました。


 セミナーの最後には立位の動きで締めとなったのですが、その流れの中で、マスターストレッチの教科書がいつの間にか刷新されていることを知りました。私が取得したのが二〇一一年なので、至極当然、細部は変化進化しているものです。