まずは初期Xのクラッチ一式をばらして、AF27ディオのクラッチ一式・中期キャノピークラッチ一式をばらして各部を比較。
初期Xに、キャノのドリブンは外径がでかすぎてクランクケースに入りません!!
AF27は初期Xより外径は小さい!! がフェイス裏面の形状が全く違い、奥に入りすぎてドライブシャフトの根元にフェイス裏が接触!!
そうそう! 初期Xのドリブン側シャフトの太さは15φで、その他のホンダ2st車は概ね17φです。初期にホンダ他車用を流用するには内径15φ・1㍉厚のカラーで対応するしか方法が見つかりません
ベアリングの打ち替えも方法に考えましたが、15×28×18のベアリングは見つかりません!!
話を戻して・・・
今度はトルクカムの形状を比較!
カバーをめくって・・・初期Xトルクカムはなんと!!!2ピン(T_T)!!!!
次にAF27は・・・ おっ!!2ピンだ!!
キャノピーは皆さんご存知!!3ピン!!
というわけで、キャノのトルクカムは流用不可能(ノ_・。) キャノのなら、社外品も数種類手持ちで持っているので期待したのですが・・・・
気を取り直して、AF27と初期Xのトルクカムを比較・・・ おっ!!おおっ!!!
AF27のトルクカムのガイドって「への字」ですが社外品みたいにオイルシールのぎりぎりまで溝が彫られている!!
初期XドリブンにAF27のトルクカムを入れてみると、摺動幅が格段にUP!!
ただ、これだけではポン付け出来ません(´□`。)
ピンのサイズが合いません!! ガイドの幅が初期Xより狭いため初期のピンが奥まで入らない!!
じゃあAF27ピンを使えば良いんじゃない??・・・・・・
今度はAF27のピンが太くて入らない!!
ん??と思った方・・「AF27の方が狭いんじゃないの?」って思いますよね・・・・・
ピンの「頭」の大きさが初期Xは大きくて、AF27の方が小さい。ピンのドリブンに刺さる側はAF27のだと太くて初期Xドリブンに刺さらない!! ということです。
そこで・・・・キャノのピンを指してみると・・・・・ 太さはジャスト!!でも頭が若干小さく遊びが出来てしまう・・・・・ん~~~ん・・・・・
( ̄□ ̄;)!! 初期Xのピンをよく見るとカラーが刺さっている!!(グリスで汚れているので気付かなかった)
そのカラーをキャノのピンに刺して・・・・ 入れてみるとOK!!!
で、再度トルクカムの動きを見てみると、一番閉じた状態でベルトの噛みOK!!
開いた状態は、開き過ぎてベルト幅以上!!けど・・・中太ベルト(前々回その②の記事参照下さい)で一番奥(ドリブンタワー)に行く!!
開き過ぎてもセンタースプリングでテンションが掛かっているのですべる事は無いでしょう!?
(ボアアップしていればパワー負けするかも)
ここまでは良い感じです!! AF27のトルクカムを初期Xに組むとフェイスがAF27の方が初期Xより外径が小さいので「段付き」になりますがあまり気にすることは有りません!!
それより、AF27のトルクカムを初期Xに組むと、一番開いた時にドリブンタワーよりトルクカムが少し飛び出てしまいますので、トルクカムの頭を、オイルシールぎりぎりまで削りました。
今回も画像が乏しいですが許して下さいne(*^_^*)
今回の作業で他にも良い流用技が有りますのでそれはまた次回!!
センタースプリングとクラッチについてUPします!!
(^。^)y-.。o○
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今日の作業はセカンダリー側をあれこれと・・・・・・