人生後半になり、
いつか自分にも『死』が訪れることを、
折に触れ、意識するようになった。

例えば、身近な人が亡くなったとき、
例えば、同世代の人が亡くなったとき、
例えば、孤独死のニュースや話を聞いたとき、

いつかは、自分にも人生最期の日が来る、、、。

その日のことを考えると怖い。
もし、『孤独死』したらどうしよう。



この記事は、
「一人暮らしで、孤独死したらどうしよう」
「家族はいるけど、本音が話せず孤独を感じている」

そんな、こころの片隅に、
『孤独』や『孤独死』への不安がある方へ

50歳から向き合うべき3つのことをお伝えします。


この記事を読むと、
『孤独』や『孤独死』への不安な気持ちが和らぎ、
今からできる、将来、孤独にならない方法が分かります。



1つずつ3回に渡ってお伝えしますので、
ぜひ、最後までお読みください。

 

 

 

人生後半、孤独死しないために、50歳から向き合うべき3つのこと

1 理想の最期を思い描く
2 最期を託したい人に意思を伝える
3 生きがいとつながりを持つ

 

 


今回は、
2 最期を託したい人に意思を伝える をお届けします。


これは、実際にあった話なのですが、
ある時、わたしの元に、
突然、警察の方から電話がありました。

もう何十年も会っていない親戚の名前を告げられ、
「〇〇さんを知っていますか?」と尋ねられました。

「はい、知っています」と答えると、
その人(A子さん)が、1人で、ご自宅で、
亡くなっているのが発見されたと聞かされました。




A子さんは当時、70代前半、一人暮らしでした。

警察の方の話によると、
ご遺体を引き取ってくれる人を探しているとのことでした。


すでに、親族の方には連絡しましたが、
引き取り拒否をされたそうで、
戸籍を辿って、わたしに連絡したと言うことでした。


この連絡を受け、
わたしの家族や親族にも相談しましたが、
皆、生前のA子さんにいい印象を持っておらず、
引き取りは拒否する、あなたも拒否した方がいい、と言われました。


結果、どうしたかと言うと、
わたしは、警察署へ行き、お話を伺い、
A子さんのご遺体と貴重品関係を引き取ることにしました。

ただ、
ご遺体を家に連れて帰るわけにはいかなかったので、

警察署の近くの葬儀屋さんに相談し、
ご遺体を引き取る当日に霊柩車で来ていただき、
そのまま火葬場へ連れて行っていただきました。



その後、葬儀屋さんに間に入っていただき、
永代供養をお願いできるお寺に遺骨をお渡ししました。



A子さんの70数年間はどんな人生だったのでしょう。

関わった方は大勢いたでしょうけど、
結局、最期を見送ったのは、
40年以上会っても話してもいない、
わたしであったことを、A子さんはどう思っているのかな。


わたし自身にはA子さんの遺産相続権はないため、
その後の手続きや処分は全て、弁護士さんにお任せして、
お預かりしていた貴重品等を渡し、この件からは手を引きました。


この経験を通して、強く感じたことがあります。
孤独死しないために、50歳から向き合うべきこととして、


『最期を託したい人に意思を伝えておく』ことが大切だと。




わたしはA子さんと40年以上、会っていません。
どんな風に生きてきて、死後どうしてほしいか、
彼女の思いや意思が、全く分かりませんでした。

もし、A子さんが、自分の死後はこうしてほしいと、
誰か身近な人にでも話をしていてくれたなら、、、
又は、ご自身の意思をノート等に記して置いてくれたなら、、、


A子さんが望む見送り方ができたのではないか、と思いました。


一人暮らしで、
家族や親族との交流は絶っており、
親しくしている方もいないようでした。


又は、知り合いの方はいても、
死後の様々な手続きを、
引き受けてくれるほどの関係性の人
はいませんでした。


『孤独死』と言っても、
様々なケースがあると思うんです。


例えば、一人暮らしをしていても、
家族や親族、友だちと、日頃から
風通しのいい関係を築いている方であれば、
仮に、一人で亡くなったとしても、孤独死ではないですよね。


生前、親しく関わっていたご家族や友人が、
生きていたときと同じように、
あなたが残したモノやコトと関わってくれるはずです。


「自分にもし万が一のことがあったら、ここに全部書いてあるから」
「自分にもし万が一のことがあったら、大切な書類はここにあるから」
「まだちょっと早いけど、大事なことだから万が一の時のことを話しておくね」



そんな会話を、
あなたが最期を託したい人と、日頃から、自然にしておくことを、お勧めします。




 


⭐️最後に2つ質問をします⭐️

1 あなたが最期を託したい人は誰ですか?
 ・寝たきりになったとき
 ・余命宣告を受けたとき
 ・今の肉体とのお別れのとき
 
 葬儀や残したモノの処分、各種手続きをしてくれる人です。
 あなたが最期を託せる人、託したい人を書いてみましょう。


2 その人に、どんな意思を伝えておきたいですか?
 ・何をどうして欲しいかを書きだす

 (葬儀・連絡する人・モノの処分・遺産相続・お墓・各種手続きなど)

  想像力を働かせて、一人静かに、時間をとって、書いてみましょう。
 





今日はここまでにします。



次回は、
人生後半、孤独死しないために、50歳から向き合うべき3つのことの3つ目、



3 生きがいとつながりを持つ


をお届けします。


 

 

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50歳からの生き方を考える
セカンドライフコンシェルジュ竹内はるみ

 

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