いやー、久々に良い本に出会いました。
小説ではよく良い本に出会うのですが、評論というジャンルではあまり会わない、というかあまり読まないんですけど・・・。
まぁ、自分に驚くほどピッタリな内容だったので、紹介してみようと思います。
作者は、あのホラーの大御所「リング」を作った方であります。
さすが、大小説家といいますか、書くことが違うなぁ・・・と。
子供にもし、「なんで勉強するん?」と聞かれたらあなたはどう答えますか?
という問いに対して、合理的に答えているのが、この本です。
別に子供じゃなくても、誰からでも、どうして勉強するの?とかよく聞かれませんか?
多分年齢が上がるにつれて、進学校に通う学生は良く質問されるかと・・。
だからといって、進学校に通っていない人が駄目とかそんなことは全然言ってませんよ。
寧ろ、それぞれ人の生き方があって・・・・とこの問題は別問題なので、おいといて。
さて、進学校の生徒さんに、なんで勉強するねん、と聞いたら、おそらく、自分の夢のため~だとか、良い大学に入るため~だとか、こんなもんでしょう。別に大それたことは期待していませんね、はい。
別にこういう理由で十分勉強出来る子は出来るとおもうのですが、例えば、勉強をまったくしない子。こういう子をどう説得すればいいのか。
この本を読ませたらいいじゃないか!と読ませるとどうなるんでしょうね・・・私にはわかりません。
誰かやってみてください(ぁ
と、前フリ(ぉ)はおいといて、実は進学校(主に高校)では、勉強する子しない子の格差が広がってきているのです。
中学時代に頑張りすぎて、完全燃焼。
高校に「入ること」(合格すること)がただ目標で、先が見えていなかった、いや親が教えてあげなかった、塾の先生が教えなかった、学校の先生が教えなかった。
教えられた子は、先を見据えて当然次のステップへ。
しかし、進学校(希望校)に入ることに頑張りすぎて、入った途端に勉強のやる気が失せる人。こういう人が多いみたいです。一年の一学期はまだ良しとします。しかしだんだんと時が経つにつれて、後の祭り状態になるわけです。
根拠?私が実際に色々と見て聞いて調査して・・・ですかね。
とにかく、なぜ勉強するのか?と聞かれて、ハッキリと答えを言える大人が周りにいない場合、子供も何のために勉強するのかわからないわけです。
そのためにも、この本の存在があると思うのです。
この本では「社会に貢献するため」をテーマに論理的に説明して、読む人を必ず納得させる説得力が有ります。
勉強で何を学んで何を得るのか、から始まり、日本の文化、特性、日本人の父性母性。
あらゆる視点から見て、勉強というものを見ています。
私の一番感銘を受けた部分は、「今の世の中は良くなっているのか?」という問いかけで、ほとんどの人が「世も末だ」とか「世の中終わってきたなぁ・・・」とか悲観的に答える人が沢山いるそうです。
確かに、「自殺」というものが最近際だってきましたし、少年犯罪も増える一方、援助交際、殺人・・・確かにこういう言葉を並べると、日本の将来に危機を感じるでしょう。一体この先どうなるんだ?と。
全く予想もつきそうにないでしょう。次々と問題が出てきて。
しかし、作者は「昔は良かった」という懐古主義者に対して、戦後まもない頃と比べたらどうなのか?と言っています。
戦時、戦後は、ほとんどの人が飢えで苦しみ、強姦、強盗、殺人・・・なんでも有りだったと。
まさに無法地帯の世の中。混沌、まさにカオスってもんですね。
それに比べれば、今は全然マシではないのか!?と。
ちょうど十年前は、携帯電話は全然普及していなかった。
しかし、今は誰もが持っていて、すごく便利。
医療も発達して、治せない病気も治せないようになった。
今が常によりよくなっているのは、真実だと思います。
これを読むと私はあぁ~~~~。と。もうこれは考えたことは有りませんでした。
私も日本はお先真っ暗~~~~って思ってましたもん。
なぜニュースは、一つの殺人を集中して一時的に取り上げるのか?
視聴率を上げるため・・・世の中を人々に伝えるため。
しかし、リテラシー能力を持っていない日本人は、不安を煽られるだけ。
このリテラシー能力、つまり、真実というものを受け止めて、自分で理解して、考え導き出す。
これには論理力が不可欠だと。
だから、リテラシーは大事なんだと!!
ということなんだそうです。
とにかく、一度自分の目で、勉強というものをこの本を読んで考えてみては如何でしょうか。
子供のいる大人だけでなく、学生の方にも、誰にでも読んでもらいたい本です。
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