そう、私たちの関係は、まるでシャボン玉の様に、触れれば一瞬で壊れてしまいそうな程簡単なものだった。
しかし、そこまで築き上げた過程は、どれだけの苦労が有ったのかは、わからない。
翌日…。
ドッチボール、そして親との対面終了後。
私は恐れていた。
ココの親が、私と会うことを止めることを。
何故なら、ココはまだ小四で、当時の私は中三。
あまりにも年の差が有りすぎる。
ただ、「お兄ちゃん」と呼ばせる程仲が親しくなると、今度は娘の身に何かがあっては…と。
だから、私たちの仲は…終わったと思っていた。
昼休み…。
そんな憶測を想像しつつ、半ば当たっていると思い、図書館へ。
あまり気が進まなかったが、図書館に、ココは後から来た。
私はココと一目見るなり、挨拶、手を振った。
しかし、ココは私のことを見つめるばかりで、何も反応しようとはしない。
そう、その時の瞳は今でも忘れられない。
まるで、小動物が何かを恐れているかの様な、恐怖を感じている目だった。
しかし、そのまますれ違い、友達と会話モードに。
ココは、本を借りた後、いつも通り私のとなりに座ると思っていたが、違う所に座った。
その瞬間、ふと、先ほどの憶測が私の脳裏を駆けめぐった。
もしかして、親にもう会うなと言われたのか?
心配しつつも、自分から行動しなければ何も始まらない。
そう思って、ココに話しかけてみる。
セネ「どうしたん?」
ココは私と見つめるばかりで、何も反応はしない。
セネ「俺のこと、嫌いになった?」
取りあえず聞いてみる。
ココはかろうじて首を振った。
セネ「それじゃぁなんで?」
ココ「…ぁ…」
聞き取れないくらい、蚊のような声量で話す。
セネ「もっかいいってみ」
ココ「…肩がいたい」
可愛い声で応えたココは今にも泣き出しそうな始末。
そう聞こえた瞬間、私はホッと安堵の一息。
親には何も言われていないと思い、少し安心したが、まだ問題は残っている。
セネ「そんじゃ、医務室いこ」
ココ「いやや」
その後理由を聞き出したのですが、次の授業が体育で、自分はそれに出たいが故に、肩を押さえながら、しかも泣くほど痛かったのか、体育の授業に出たそうです。
私は説得しましたが、頑固なココは、なかなか応じてくれなくて、私は諦めて友達と会話に…。
放課後…。
ココの友達、イアンとエイミーがいました。
セネ「おはよう」
因みに晩の挨拶でも私はおはようです。
イアン&エイミ「おはよう」
向こうもノリに合わせておはようと返してくれました。
セネ「今日ココどうしたん?」
イアン「あっ、そういえば体育の授業ココ泣いとったで」
その後詳しく話しを聞くと、無理して授業に出たせいで肩に負担がかかったとかなんとか…。
イアンもさすがに詳しくは聞いてないと…。
結局は、私の責任じゃなくて良かったと、心のどこかで思っていました。
その後、イアン&エイミーと喋りまくり、しかも本まで読み始めちゃいました。
もう端から見れば、不倫or浮気って感じだったんですけど…。
セネ「あー、ごめ。俺練習いかなあかんわ…」
イアン「だめぇ、いっちゃだめ」
両手をぶんぶん回して、私の腕をがっちりガード。
その時勿論私の腕に感じたのはかすかな胸のふくらm(ry
なんか、その時無性に、イアンが可愛いと思ってしまった。
媚びてていつものとは違うんだけど、ずっと「いっちゃだめ」と可愛いことを言っていたので、
エイミー「かわいい?かわいい?」
なんであんたが聞くねん。
というツッコミをしたかったのですが、
セネ「あぁ…もう俺からみたらみんな可愛いから」
適当に濁します。
ずっとべたべたしてました。ほんとに。
ココがいないからなんでしょうか。
それとも、私は心のどこかで他の子を求めていたのでしょうか。
この日から、私とココの歯車は少しばかり狂います。
しかし、そんな歯車も、私たちの長い年月をかけて作ったものに比べれば、絆は大きいものでした。
取りあえず、昔の日記を探し中なので、これからは、普通のレビューに戻ります。