当時、私は中二でした。

その頃、クラスのほとんどの男子が、可愛い小学生を探しては言い合い、見つけては名前を聞き出すという、一体なんなんだこのクラスはって感じで、私の友達の中に、神田君がいました。

彼は、私と気が合うそうで、

神田「なぁー、その可愛い子(アキ)って、イアンって名前じゃない?」

セネ「あー、そうかも…」

勿論、この会話をした時は、アキの名前はわかりませんでした。

神田「んじゃ、後で見に行こうー」

ってことになり…。

実際に小学生の教室を素通り、いや、立ち止まり、聞き出した。

神田「この子がイアンっていうねん、俺的に一番可愛いと思うねんけど…」

まぁ、私が見た瞬間可愛いとは思いましたが、身体があまりにも華奢すぎて抱きしめたら壊れそうな身体をしていました。神田君こそ、真のロリかも知れません。

で、アキは同じクラスだったので、

セネ「なぁ、あの赤い鞄の子って誰?」

と、小三のクラスメイトに尋ねていました。(ぁ

で、アキっていうことがわかり…。

クラスは、イアン派か、アキ派かでわかれました。

もうこの時点で、このクラスは一体何者が集まって居るんだ状態ですよね。


で、ちーにイアンの事を紹介しに行きました。(勿論二人だけで

周りの教師の目も気にしましたが、ここは気にしないのがオタク魂。

教室の前にいる女の子に、

セネ「イアンちゃんっておる?」

小三・女「あぁ、イアンやったら中におるで」

と言って、教室に入って、呼びにいきました。





ちょっとマテよ…。

ただ、俺たちは、教室の外からイアンちゃんを見に来たんだぜ?

って感じで、困惑気味の私。

肝心のちーは、階段を下りて、ウォータークーラーを飲んでいました。(



ってことは、私一人だけ…。


よくありますよね、こういう展開。

教室から呼び出して、

「好きです」って告白するシーン。


勿論告白はしませんけどね。


で、出てきましたよ。

勿論彼女は困惑しています。

こっちから攻撃じゃーって感じで、

「あぁ、イアンちゃんが可愛いからこの人に紹介しようと思ってな…ほら、ちーこの子がイアンちゃんやで」

と半ば強制的に言いました。

ちーが頷いた後、

セネ「ありがとう、んじゃもうええで」

何がいいのかサッパリわかりませんが…。気にせず。

結局、イアンちゃんは一言も喋っていなかったような気がします。


当たり前でしょう。

初対面の五年年の差が有る中学生の男子に呼び出されたら、普通びびります。

そんな私は一体何者なんでしょうか…。


で、次の日、昼休みに(私たちの主な行動時間は昼休みor放課後)グラウンドのベンチで一緒に座って、観察してたんですよ。


すると、鉄棒にイアンちゃんが来ました。

因みに、ベンチと鉄棒との距離は1.5mぐらいです。

で、向こうは私の姿に気づくと、手を振ってきました。

私も目があった瞬間、これはキタなと思いました。

いや、でもね、嬉しいんですよ。正直。

手振ってくれるなんて、同学年じゃあり得ない。

ここに幼女の醍醐味があるんだなと感じました。

そして、向こうは、私に近づき、

「一緒に遊ぼう」

と言ってくるのです。


もうね、小学生の女の子と遊ぶなんて、夢のまた夢だったんですよ?(当時は

それがこんなにすぐ叶うなんて…ね。


セネ「うん、いいよいいよ。イアンちゃん可愛いからいつでも遊んであげる」

つまり、可愛い子ならいつでも遊んであげて、可愛く無い子とは遊ばないってことになりますね…。

イアン「んじゃ、明日ここに、1時15分集合な」

セネ「おう、わかった」


って感じで、多分もっと会話が有ったんですけど、覚えてません(ぁ

その時は、空でも飛べそうなぐらい喜んでいました。


で、次の日、








雨が降りました。


ってことは、グラウンドは寧ろ、ベンチにも行けません。


まぁ、ここから察するに…好事魔多し、パート1です。

私にとって、良いことには、邪魔が入りやすいんです。

でも、その分良いことも沢山有りましたけどね…。


だって、前日の夜、何して遊ぼうか?とか、色々気になって、あまり寝付けなかったんですよ?

そんな初々しい態度をしているのに、なんですかこれは。

何のいたずらですか?


で、次の日、昼休みに社会のテストを行いました。

もうね、今日で挽回しようとおもったんですよ。

飯食ったら速攻、ベンチに行くって決めてたのに…社会の授業が間に合わないとか教師が言い出して、テスト…しかも一時から…まぁ小テストなんですけどね。


勿論本気でやりました。

問題は八分で解き終わり、速攻提出。

普段二十分かかるのに、八分とは正に幼女パワー。

点数は、基本が92点、発展が89点だったと思います。


で、速攻終わってベンチまで駆けつけたんですよ。

彼女はそこにいました。





アキと一緒に…。

これは何かの縁かもしれないぞ!?

まさか、俺に紹介…なんてな。

一緒にバレーしよ、おにちゃん…なんて言われたりして…。

妄想が次から次へと頭を駆けめぐります。


で、こっちから「よっ」と声をかけると、向こうも「よっ」と。

少しベンチから離れた所でちーを待っていると…

「あの眼鏡の坊主は?」

「あぁ、多分まだテスト…」


因みに、ちーは正にビバって感じで、眼鏡でしかも坊主でした。

私は正反対で、眼鏡は無しで、長髪です。


イアンちゃんがさりげなく、痛いことを言ったのは、スルーで。


で、その後、会話が一向に続きません。

照れ隠しのエスケープをしようと、ブレザーから心理学の資料が出てきます。

それを呼んで待つ…されど、ちーは来ません。


で、結局イアンちゃんは教室に戻りました。(本鈴が鳴ったからだと思います…


一人で放置された私…。


ベンチと、Yシャツと私…。


寂しく一陣の風が更に私を寂しくさせます。


こうして、最初の青春の切ない思いでは幕を閉じました。


~イアン編終了~かも?