サザーランド・ブラザーズ | Get Up And Go !

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Sutherland Brothers / サザーランド・ブラザーズ
サザーランド・ブラザーズは、兄イアン・サザーランドと弟のギャヴィン・サザーランドによる。スコットランド出身のフォーク/ソフトロック系デュオです。楽曲は兄弟2人のオリジナルから成っているので、シンガー・ソングライター・デュオという言い方でもOKです。

1972年に『THE SUTHERLAND BROTHERS BAND』でアルバムデビュー。兄弟を中心としてはいますが4人組のバンド名義でリリースしています。79年の解散までの作品の中では、70年代前半から後半にかけてが活動のピークと言われていますが、この時期にすぐれた楽曲が多いのは確かだと思います。
そんなわけでその時期の曲をいくつか . . . .


The Pie (1972)
1st・アルバムの1曲目に収録された曲です。1st・アルバムはキャリアの中では最もフォーク寄りですが、甘酸っぱさを感じさせるメロディと素朴なハーモニーに味わいのある、地味ながら素晴らしいアルバムです。個人的には、自分の中に荒みが出てきた時に聴く、大切なアルバムの中の一枚です。

実はこのグループを好きになったきっかけは、1977年にリリースされたベイ・シティ・ローラーズのアルバム、『it's A Game』の中でのカバー曲を聴いたことによってです。ティーン向けのわかりやすいポップソングが並ぶ中にあって、なぜこんな地味な曲が.... と当時そう感じたのは僕だけではないと思います。

でも今ならわかる気がします。ベイ・シティ・ローラーズもスコットランド出身ですが、アメリカに活動拠点を移す中で、サザーランド・ブラザーズの音楽のスコティッシュらしい飾らなさに郷愁を感じたのではないかと。またスコットランド人は、仲間意識が強いとも言いますからね。これはあくまでも想像ですが、おそらく下積みの時代にサザーランド・ブラザーズの曲にも耳を傾けていたのではないかと。







Sailing (1972)
こちらは超有名曲ではありますが、誰もが知っているのは間違いなく、スコットランドのシンガー、ロッド・スチュワートのカバーのほうでしょう。ロッドのハスキーボイスは、バラードにおいては必殺兵器と化します。ロッド・スチュワート、75年のアルバム『Atlantic Crossing』に収録されこの曲は、イギリスでは1位となる大ヒット。 サザーランド・ブラザーズが発表した時点では小ヒットに留まっていたのが、ロッドがヒットさせたことにより名曲へと押し上げたというわけです。

曲タイトル「Sailing」という言葉は、荒波を進む人生の航海を象徴しています。歌詞には "Stormy water" という困難や試練を意味する言葉もあります。航海を例えにして「恋人や家族などの大切な存在のもとに帰ろうとする人の願いや祈り」を歌った曲となっています。「魂の旅」として、スピリチュアルな曲として解釈する場合もあるようです。

大西洋横断という意味を持つ『Atlantic Crossing』は、活動の拠点をアメリカに移した際のロッドの決意表明であり、転機ともなったアルバムです。「Sailing」を歌うことによって、覚悟と決意を表したことは容易に想像できます。

ところでこの曲は、以前は音楽イベントなどで最後に出演者全員が舞台に登場して皆で歌う曲の定番となっていました。世界中の演奏者たちは、この曲を作ったサザーランド・ブラザーズの2人には感謝する必要があるかもしれませんね。







Arms Of mary (1975)
最後にもう一曲。 名義が Surtherland Brothers & Quiver となっていますが、クウィヴァーというバンドと合体してのアルバムです。ポップ色が強くなり、スコットランドのルーツを感じさせるトラディショナルな部分は後退していますが、それでも彼ら特有のメロディラインの良さは失ってはいません。
各国でヒットした、彼ら最大のヒット曲です。






8月になりました 晴れ
皆さま良い夏を! というより酷暑の中では、皆さま どうかご自愛くださいと言う言葉のほうふさわしいようですね。暑いっす!スイカ