
Pop LiFe Pop FiLe #51

夏はやっぱり重たい音楽は聴きたくない。大滝さんや達郎、洋楽だったらビーチ・ボーイズとか。部屋で聴くのはそういった音楽ばかりになってしまうんですね。というわけで、またまたシティ・ポップ系を3曲ほど。
八神純子 / Miss プルーメリア(1982)
この方はヒット曲 多いですからね。ここで「みずいろの雨」とか「パープルタウン」ではあまりにも芸がないでしょ。というわけで、当時アルバム未収録でシングルのB面でしかリリースされなかった曲、「Miss プルーメリア」を。
夏に聴くにはうってつけの曲です。この曲、当時ポップス系の曲ばかりを自分で編集したカセットテープに入れてよく聴いていました。でもこの曲のシングル盤は持っていなかったし、アルバムにも未収録。どの音源からダビングしたかを思い出せないんですよね。ラジオかなぁ。記憶にない。
初めてCD化されたのは、2008年にデビュー30周年を記念してリリースされた5枚組ボックスセット『1974-1988 SINGLES』においてです。70年代末、彼女があの澄み切ったハイトーン・ヴォイスで登場した時は、僕も「うわっ!これは凄い!」と思いましたよ。
福島邦子 / Bye Bye City(1979)
福島邦子は現在ではシティポップという括りもされていますが、僕の当時の印象としてはポップロック系のシンガー・ソングライターといった感じです。声質としてはロック系ではないのですが、曲調は随所にロックっぽさが見えて好きでした。ライヴにも一度行ってます。
そのライヴでの、エレキギターを持った立ち姿がカッコよかったんですね、スラッとした細身の体躯で歌う姿は魅力的でした。僕の持つ福島邦子のイメージは「Bye Bye City」です。
作詞:松本隆 / 作曲:福島邦子 / 編曲:大村雅朗
松原みき / 愛はエネルギー(1979)
YouTube にアップされている松原みきの曲のコメント欄を見ると、海外からのものも多いんですね。近年のシティ・ポップの再評価は、ネットの普及が関係しているようです。松原みきの「真夜中のドア」や竹内まりやの「プラスティック・ラブ」は、海外の音楽ファンによって支持されてきたんですね。
日本の若い世代にとっても、彼等にとっての "新しい音楽" として響いたというのもあるようです。洋楽からの流用と見られるアレンジの曲もありますが、それが日本人に受け入れられるような形に調理されているところが、シティ・ポップの特徴のひとつですかね。都会的な曲としてセンスよくまとめられています。
最後、「真夜中のドア」では芸がないので、同じアルバム『Pocket Park』収録の曲「愛はエネルギー」で行きます。この曲もすごくいい曲ですよ。
作詞:三浦徳子 / 作曲・編曲:林哲司
前回の記事「新宿 2025年 夏」は、8月26日付、音楽ジャンル 記事ランキングにて1位となりました。仕事で出向いた新宿で、何となく写真を撮りたくなり、その際に昔を思い出したことで記事にしたものです。
選出方法がどうなっているのかはわかりませんが、皆様 ありがとうございました。(*^^)v
