ライヴ・エイド 40周年 | Get Up And Go !

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1985年7月13日に開催されたに開催されたチャリティ・イベント「ライヴ・エイド」。 今年で40周年だそうです。クイーンの伝説的パフォーマンスで有名なあのライヴ・イベントです。イベントの趣旨については多くの説明は不要かと思いますが。 簡単に言うと、飢餓に苦しむエチオピアを支援するためのチャリティ・コンサートです。

"80年代のウッドストック" と言う人もいましたが、当時はそういうことは関係なく、ただそれまでライヴで見たことのない米英のアーティストが次々に出演するライヴということで、とてもわくわくした気持ちでテレビでの中継を見ていたことを憶えています。

ライヴ・エイドに関しては思い出すことが多いんですよね。たしか大学5年!の時だったと思うのすが。もちろん会場に行ったわけでもなく、ほとんど一晩中テレビにかじりつくようにして見ていた、そこでの音楽好きの友人たちとの会話だとか、そういったことなんですけど。





友達数人が集まり、出演アーティストの演奏についてカッコいいだのダサいだの、買い込んでいたビールを飲みお菓子をぼりぼり食べながら、好き勝手言っていたわけです。フジテレビでの放送だったのですが、「フジテレビはきっと、日テレの24時間テレビに対抗したかったんだよ」とか、そんな会話をしていた記憶もあります。

出演アーティストについては、フィル・コリンズがやたら出てきてドラムを叩いていたこととか印象に残っています。 コンコルドで大西洋を横断して、イギリス、アメリカ両方の会場で出演していたというのは驚きでしたね。日本側ではフジテレビのスタジオからのコメントがちょこちょこと入ってきて「いらねぇよ!」とか「邪魔だよ」とか言いたい放題。スタイル・カウンシルの出演時、スタジオでラッツ&スターのメンバーがポール・ウエラーの花輪くんみたいな髪型を真似して、それが大爆笑だっことととか。ま、その他いろいろです。

以下はイギリスのウェンブリー・スタジアムとアメリカのJFKスタジアム、それぞれの会場の行われたライヴの出演者。今振り返ってみても凄いメンツです。





あのライヴを知る方たちは、それぞれに印象深いパフォーマンスがあると思うのですが、個人的な好みでいくつか選んでみました。

Mick Jagger & Tina Turner /
Stete Of Shock ~ It's Only Rock'n'Roll

ミック・ジャガーとティナ・ターナー。 圧巻のパフォーマンスです。ダリル・ホールが鍵盤であるのも豪華! 日本時間では明け方だったと記憶しているのですが、これは強烈でしたね。

ミックはこれに味を占めたのか、現在に至るまでストーンズのライヴで女性アーティストたちをゲストで呼び、たびたび共演しています。 それがひとつの売りにもなっています。 レディ・ガガ、クリスティーナ・アギレラ、シェリル・クロウ、エイミー・ワインハウス、テイラー・スウィフト などなど。ティナとの共演は、獣の雄雌による絡みみたいでやっぱ強烈!





Paul McCartney / Let It Be
ポール・マッカートニー、大御所です。イギリス勢としたら、ここはポール大明神に決めてもらわねば!ってことだったのでしょう。仲間に囲まれての演奏です。

それにしても飢餓に苦しむ人たちへのチャリティなのに、「なすがままに (Let It Be) 」 ってどうなのよ。そんな声をあげたのは僕だけではなかったようです。





Bob Dylan, Keith Richard, Ronnie Wood /
Blowin' In The Wind

ジャック・ニコルソンによる紹介の後にボブ・ディランが登場。キース・リチャーズとロン・ウッドを従えています。これにはテレビで見ていて、思わず皆でオーッ!と声を上げましたよね。こういったイベントでなければ実現しない共演ですからね。

それにしても飢餓に苦しむ人たちへのチャリティなのに、「友よ答えは風の中にある」 ってどうなのよ。 風の中に札びらが舞っているってか?





Queen / We Are The Champions
映画『ボヘミアン・ラプソディ』によって、ライヴ・エイドでのクイーンのパフォーマンスは伝説化したと思います。凄いライヴだとは思いますが、フレディ・マーキュリーって、当時は一方で変態と言われていましたからね。

フレディのピチピチ短パンのオバケなすびについてを、今では誰も口にしません。伝説はすべてを帳消しにしてしまったんですね。あぁフレディ・マーキュリー。。。





ライヴ・エイドを茶化したわけではありません。バカな大学生だった僕は、そんなふうにしてあのライヴの中継を皆で見て楽しんでいたということです。じっさいは凄いメンツがこれでもかと登場する圧巻のライヴでしたよ!