21日のニュースからですが、東海道新幹線の車内チャイム「AMBITIOUS JAPAN」が、20日で終了となったとのこと。2003年に東海道新幹線・品川駅の開業に合わせて作られ、車内チャイムとして20年間に渡って親しまれてきたそうです。
翌21日からはUAの「会いにいこう」が使用されているそうです。理由としては、コロナ禍で低下した需要を回復するためのキャンペーンの一環とのこと。
まず最初に言ってしまうと、TOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」という曲、とても好きな曲なんですよね。だから個人的には残念な気持ちです。 もっとも、新幹線に乗る機会など少ないわけで、しかもTOKIOの楽曲そのものではなく、あくまでも車内チャイムとしてなので、自分にとっては何の影響があるわけでもないのですが。。。
UAさんの「会いにいこう」と言う曲も、聴いてみたら明るくていい曲です。通勤で毎日新幹線を利用している方は、新しい車内チャイムにも意外と早く馴染めるのかも、という風にも思います。
「AMBITIOUS JAPAN!」は、作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平によって、東海旅客鉄道(JR東海)が行っていたキャンペーン、およびそのキャンペーンソングとして制作されました。TOKIOの楽曲として発売されたこの曲は、2003年にオリコンチャートで首位を獲得しています。TOKIOの代表曲です。

新幹線内で初めてこの曲のチャイムを聴いた時には、やはりすぐに耳につきました。もともとが好きな曲であったし。チャイムはTOKIOの楽曲をすぐに頭の中に呼び起こしましたが、車窓からの風景に曲がよく馴染むんですよね。
当時のJR東海社長が、なかにしに礼さんに、「新しい鉄道唱歌を作って欲しい」と依頼し、なかにし礼のプロデュースで制作されたとのことですが、なるほどこれは素晴らしい出来です。企業人の中に "新しい鉄道唱歌" という発想を持った人がいたことも素晴らしいと思います。
作曲の筒美京平さんについては、日本屈指のメロディメーカーとして、数々のヒット曲を持つ人。そしてなかにし礼さんも、昭和40年代から、作詞家として日本の歌謡界に大きな足跡を残した人です。歌詞とメロディとアレンジ(船山基紀さんもこれまた素晴らしい編曲家)、そしてTOKIOによる歌唱とが一体となっての、完璧な曲として仕上がっていると思います。
とりわけ歌詞が印象として強く残ります。
我が友よ、冒険者よ。
旅立つ人よ、勇者であれ。
なんて言葉は、少し古さも感じて歌詞としては使われなくなっていた言葉だと思うのですが、それがこの曲はメロディとアレンジの素晴らしさによって、新しい命が宿ったみたいに生き生きとしています。
そして当時のTOKIO の躍動するエネルギーともイメージが重なり。。。 なかにし礼さんにしてみたら、単なるキャンペーン・ソング以上に、当時の未来ある若者たちへのエールとして作った部分もあるのではないかと思います
この曲、好きな人多いと思いますよ。元気が出る曲ですからね。 車内チャイム、変えなくても良かったのでは。
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