

都会の夜は魔法の夜

夜は時を止める魔法の時間。誰かと過ごす甘美な夜を、時間を止めて楽しんでください。 素敵な音楽とともに。。。
なんてね (*^^)v
AMERICA / You Can Do Magic (1982)
邦題は「風のマジック」。 アメリカと言えば、70年代に大ヒットした「名前のない馬(Horse With No Name)」 と「金色の髪の少女(Sister Golden Hair)」 の2曲の全米No.1ヒットが有名です。
しかしながら、75年にメンバーであるダン・ピークがグループを脱退し、トリオからデュオ・グループになってから 次第に失速。70年代後半はほとんど名前を聞かなくなってしまいました。なので82年に「風のマジック(You Ca Do Magic)」がヒットし、再び洋楽ベスト10番組に登場した時には、失礼ながら 「まだ活動していたのか!」 でした。
この曲を含むアルバム 『風のマジック』には、スティーヴ・ルカサーやジェフ・ポーカロ、ティモシー・シュミット、クリストファー・クロス等が参加。 ちょっとメロウでAOR風の新たな意匠となった80年代のサウンドに、もともとの持ち味であったウエスト・コーストのフレッシュなコーラスも健在。 風に乗ったんですね。 これが起死回生の一発となった「風のマジック」の魔法です。
Bay City Rollers / You Made Me Believe In Magic (1977)
ベイ・シティ・ローラーズ。 多くの説明は不要かと。 タータンチェックでお馴染みの、70年代中頃に世界中で人気となったアイドル・ポップ・バンドです。
ですが、77年にリリースされたアルバム 『恋のゲーム』からは大人のグループへと脱皮すべく、音のほうはかなりの変化を見せます。 ミドル・ティーン向けの甘く切ないポップソングは影を潜め、管楽器やストリングスが大人の恋を演出。 そこには、当時のアリスタ・レコードの社長、クライヴ・デイヴィスの後押しもあったようです。
とても良質なアルバムだと思うのですが、このあたりからグループの人気は少しづつ低下していきます。 成長・進化を望むアーティストであるなら、先へ進もうとするのは仕方のないところでしょう。
僕がすべての愛をなくして沈んでいた時、君は僕の人生に現われてすべてを上手くすすめてくれた。 君は魔法を信じさせてくれた。 君の愛が魔法を持ち込んでくれたんだ。
なんて歌は、ティーン向けのラヴ・ソングではないですよね。邦題は「夢の中の恋」。 全米最高位10位。 グループにとっては最後の全米ベスト10ヒットとなった曲です。 ヴォーカルのレスリー・マッコーエンの声は、こういった甘く切ない曲に向いていると思うのですが。 個人的には、アルバム中で最も好きな曲です。
DICK ST. NIKLAUS / Magic (1979)
ディック・セント・ニクラウスの 「マジック」。 この曲を含むアルバム『マジック』 は、1979年9月にアメリカでリリースとなっています。 ですがアメリカではまったくヒットせず、日本に入って来た輸入盤が話題となり、日本盤も発売。そしてシングル「マジック」が日本でヒット。 こういった経緯です。
いわゆる "洋楽 in JAPAN"。 日本でのみヒットした洋楽です。なぜどこの国でもヒットしなかったのに日本だけでヒットしたのか。 きっと誰かがこの曲に魔法をかけたのさ、なんてことではなく、愁いのあるマイナーな曲調が日本人の好みとマッチしたってことなのでは。 AOR とは大人向けロックのこと。この曲はまさにAORです。
(^-^)♪

。☆ collaged by Yang (*^^)v