ストーンズで誰が一番好き?
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2月14日。 本日はバレンタインデーではありますが、ローリング・ストーンズの日でもあるんですよね。
これ、日本における "ストーンズ記念日" です。 1990年2月14日が、ザ・ローリング・ストーンズの初来日公演の、その初日が行われた日に当たることから、日本記念日協会というどこかの団体によって制定されたのだそうです。 制定されたのは昨年です。 で、今年はその初来日から30周年となります!


しかしあれから30年ですか・・・。1990年なんて、自分の中では最近なんですよね。ストーンズの初来日時のあれこれについての記憶は、けっこう鮮明です。 現在に至るまで、日本でのストーンズ人気ってあの時がピークであったように思います。
現在が廃れているということではなく、ローリング・ストーンズって、だいたい良くて2番手、普通は3番手4番手5番手あたりの位置に付けていたバンドでしたからね。 例えば、ビートルズであったりツェッペリンであったりクイーンであったりボン・ジョヴィであったり、その時々の旬のバンドの後ろに常にいて、マイペースで活動していたような印象です。
それがあの時だけは、テレビを始めとした各メディアが来日前から大きく取り上げ、ストーンズ・ファンからすると「ストーンズってこんなに人気あったっけ?」 という状態。 なにしろ、東京ドームでの公演が10日間も行われたわけですからね。 いわゆる にわかがたくさん出現したと言うことですね。

忘れがちですが、ミック・ジャガーは1988年3月にストーンズではないメンバーを連れての単独での日本公演を行っていて、この時も世間的にかなりの盛り上がりを見せていました。 僕はチケットを購入していたにも関わらず,風邪による高熱で寝込んでしまい行けなかったのですが。
ライヴの模様は、後にテレビでも放送されましたが、正直に言えば物足りなさを感じました。 やはりミックの声の後ろにはキースのギターが鳴っていて、チャーリーがビートを刻んでいないと、それはストーンズとは別物であるということを、確認してしまったからなんですね。ストーンズナンバーを演った時なんか、「ミック、ファンを舐めているのか!」 なんて思ったぐらいです。
この単独公演にキースは怒り心頭。 当時ふたりはケンカ状態が伝えられていたため、これはもうホントに解散か!?と思いましたよ。 キースはインタビューで 「ミックの首を掻っ切ってやる」 なんて言っていたし。

その後キースもソロ・アルバムを出した後、どういった経緯なのかはわかりませんが、ストーンズとしては3年ぶりの復活アルバム 『STEEL WHEELS』 を89年に発表。そして90年2月の日本公演に至ったわけです。
キースは 「死ぬまでストーンズを続ける」 と言っているのに、ミックは 「ストーンズが全てというわけではない。ストーンズを続けるのはある時期までだ」 なんてことを、ツアー再開時のインタビューで言っていて、大丈夫なのか? とは思いました。 ですが、とにかく再発進したわけです。
それでもストーンズが強かであるのは、そんな複雑な感情(Mixed Emotion)をも、曲にしてしまっことです。もちろんこの時期のストーンズを象徴する曲です。日本公演でも印象に残っています。
THE ROOLING STONES / Mixed Emotion
1990年の東京ドームでのライヴ。 テレビでも放映されました。 そのテレビ音源を使用しての海賊盤CDが、海外発で何種類かすぐに出回りました。
10日間の公演のうち、行ったのは真ん中ぐらいの日であったか (チケットはどこかに紛れ込み行方不明。見つかったならアップします)。 席はスタンド席でキースもミックも豆粒みたいでしたが、あの時は参加することに意義があるみたいな感じでしたね。 良い席を抑えるための争奪戦のような状態でしたからね。
次に行ったストーンズのライヴは2014年まで飛びます。 ストーンズのライヴから長く離れていたことをとても後悔しました。 見やすい席と言うのもあったのですが凄く良かったのです。 ミックはステージを走り踊りながら歌いで、とても元気でした。キースは相変わらずの大歓声を浴びて一番人気でした。
それ以来、自分の中では再びのベロマーク・ブームです。今年の全米ツアーの日程が発表され、新作も発表予定とのこと。 これはもう来日公演を願うわけしかないわけで、そのときにはゴールデン・サークルを含めて全日参加するつもりです。 俺らロック世代の最後の祭りになる可能性もあるわけだし。

で、最初のお題、ストーンズで誰が一番好き?
キース・リチャーズです (o^-')b