
ギブソン 破産申請!
「 アメリカの老舗楽器メーカー、Gibson Brands (ギブソン) が、5月1日付で米国連邦破産法第11章の適用を申請 」
以前から 「ギブソンが危ないらしい」 という話はありましたが、ロック・ファンにとってはけっこうな衝撃のニュースとして伝えられました。 「嘘! ギブソンのギターなくなってしまうの?」 と思ったひとも多いと思います。
結論から言うと、会社の再生を目的とした法律への申請だそうで、現在のところはギブソンの製品がすぐにでもなくなるということはないようです。原因はいろいろとあるようですが、若い音楽ファンの趣向の変化も大きいようです。
ギター・プレイを聴かせるロックがチャート入りすることなんて、今はほとんどないでしょ。これは音楽界全体の問題ですが、楽器メーカーはどこも経営は厳しいようです。 若いギター・ヒーローの不在ってことか!? 平沢唯みたいのが、50人ぐらい現れないと無理か・・・
(^O^)

Lester William Polsfuss (Les Paul)
1915 - 2009
レスポールな男たち
ギブソンのギターと言えば・・・。 レスポール・モデル、SG,ES-335、フライングV,エクスプローラー etc ...。 アコギだと、J-200、ハミングバード ....。 ま、いろいろありますが、ロック・ファンはレスポールを最初にあげる人が多いんじゃないですかね。
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ピーター・グリーン、ミック・テイラー、ポール・コゾフ、ゲイリー・ムーア、ジョー・ペリー、デュアン・オールマン、エース・フレーリー。。。。古い名前ばかりで申しわけありません。 このあたりがレスポール使用者としては有名です。 でもまだまだ大勢います。
個人的にレスポールを使用してのプレイで好きなのは、ブルース・ブレイカーズ / クリーム時代のエリック・クラプトンや、フリー時代のポール・コゾフ などのプレイで聴ける、レスポール特有の伸びやかでナチュラルな美しい歪みを持った音です。

CREAM 1966
エリック・クラプトン
レスポールは1952年に、ギタリストで発明家のレス・ポール氏とギブソン社の共同開発によって製造・商品化されたギターです。 そしてこのギターを、ロックギターの代表的なモデルのひとつにしたのが、エリック・クラプトンです。 1966年録音のアルバム 『 BLUES BREAKERS with ERIC CLAPTON 』 における、レスポール・スタンダード 58年型とマーシャルアンプの組み合わせから発せられた音が、その歴史のはじまりです。
現在では、ディストーション・サウンドと呼ばれる、ギターの歪みを得るためのエフェクターが数多く発売されています。そういったエフェクターは、当時はファズという名で発売されていたのですが、良質の歪みが得られるものではなかったんですね。
クラプトンによる、エフェクターを使わずにレスポールとマーシャルアンプのコンビから発せられた、良質で美しい歪みに魅了された当時のギタリストたちは、すぐにこの黄金のコンビネーションを取り入れます。 誰をも魅了する音となったのは、当時 「神」 と呼ばれていたクラプトンの流麗なプレイがあったればこそなのですが。
JOHN MAYALL BLUES BREAKERS with ERIC CLAPTON / Hideaway (1966)
あまりにも素晴らしいギタープレイ! クラプトンはこの時代のプレイが最も良かったのでは。
ジミー・ペイジ
ジミー・ペイジが弾くサンバースト・レスポールは、70年代ロック・ギターの代名詞とも言えるものです。 ですがこの人の場合、サウンド云々よりもギターを持った立ち姿からの影響面がとても大きい人です。
「70年代はレスポールと言えばジミー・ペイジ」 と言い切ってしまってもいいぐらいです。 かっこいいのです。 顔もいいしね。 ストッラップを長くして、腰から下にギターを構えて弾く姿を真似るギターキッズが続出しました。 でもこれね、日本人にはかなりの無理があります。
ネックが握れない (← 腕が短い)
見た目かっこわる (← 足が短い) ~ 経験者は語る ~ (;^ω^A
LED ZEPPELIN / Heartbreaker (live 1979)
スラッシュ
レスポールって、80年代は流行らなかったんですよ。 ヘヴィ・メタルが隆盛を極めていた時代でも、バンドのなかでレスポールを弾くギタリストって記憶がほとんどないんですよね。 それは日本においても同様です。
だから、80年代末にガンズ・アンド・ローゼスが登場しスラッシュがレスポールを弾いているのを見たときは、驚きと同時に嬉しい気持ちにもなったんですね。 うつむくように弾くスタイルからも 「うわっ 昔タイプのロック・ギタリストだ!」ってね。
92年に、東京ドームでのガンズのライヴに行きました。 3時間超のライヴは、僕のライヴ体験ではブルース・スプリングスティーンに次ぐ長さのものでした。「レスポール重たいのにスラッシュも大変だろうな」 なんて、つまらないことまで頭をよぎりました。
あっそうだ! レスポールって重たいんですよ。 RC の曲の歌詞に 「レスポールが重たすぎたんだろう」 ってのがあったでしょ。 僕はほとんどテレキャスターを愛用していたので、初めて肩からレスポールをかけたときには 「なんじゃ、この鉛のような重さは!」 でした (グレコのコピーモデルであったにも関わらず)。
だから 「けいおん」 がヒットして、平沢唯の影響でレスポールが売れているという話を聞いたときには、 「レスポールがどれだけ重たいか、みんなわかっているんかねぇ」 なんて、また余計なことが頭をよぎったのですが、どうやら最近のレスポールは昔ほど重たくないようですね (^_^;)
GUNS N' ROSES / Welcome To The Jungle (1987)
相方のギター、イジー・ストラドリンもレスポールを多々使用します。
