Get Up And Go !

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音楽を中心に、映画、文芸、スポーツ など・・・。

より高く! より深く! けれど優雅に・・・ 冗談も好きなんですけどね (*゚.゚)ゞ







Silly Love Songs / 心のラヴ・ソング

You'd think that people would have
had enough of silly love songs.
But I look around me、and I see it isn't so.
Some people wanna fill the world
with silly love songs.

きみは馬鹿げたラヴ・ソングに
皆が飽き飽きしたと思っているのかい?
でも周囲を見まわしてみなよ
僕はそんなことはないと思うよ
馬鹿げたラヴ・ソングで世界を満たしたい
そう思ってる人もいるんだよ

And what's wrong with that?
I'd like to know,'cause here I go again
I love you
I love you
I love you
I love you

いったいどこがいけないんだい?
知りたいんだ
だからまた僕はまたこう言うんだ
アイ・ラヴ・ユー
アイ・ラヴ・ユー
アイ・ラヴ・ユー
音譜




WINGS / Silly Love Songs ラブラブ
ポール・マッカートニー率いるウィングスの、1976年の全米No.1ヒットであり、同年のビルボード誌年間チャートでも1位に輝いた記念すべき曲です。先日、配信でも公開されたポール・マッカートニーのドキュメンタリー映画『MAN ON THE RUN』では、冒頭シーンでこの曲のデモ・ヴァージョンも使用されていました。

あの映画の中で、ポール・マッカートーとデニー・レインが、当時のウイングスのメンバーがベストであったと語っています。ポール&リンダ、デニー・レイン、そしてドラムにジョー・イングリッシュ、ギターにジミー・マカロックの布陣です。最高のメンバーによって最高の曲が生み出されたというわけです。



Silly Love Songs (DEMO)
デモバージョン。『MAN ON THE RUN』のサントラ盤にも収録されています。


ジョン・レノンが健在であったあの時代は、ジョンの曲のほうが玄人筋の評価が高く、ポールは世俗的で軽いポップ・ミュージックみたいな評価がここ日本でも確かにありました。当時の僕はジョン派を装ったポール派でした。ジョンの曲を本当に理解できたのは少し後のことです。

"心のラヴ・ソング" という邦題のついた「Silly Love Songs」。 直で訳せば "馬鹿げたラヴ・ソングたち" の意。あの時代のポールのことを、愚にもつかないラヴ・ソングばかりを歌う大衆歌手のように言う人もいました。"シロップの王子" というレッテルを貼る評論家がいたというのも驚きです。

ポールは自分の曲を、"馬鹿げたラヴ・ソング” だと言いながらも、「ラヴ・ソングのどこが悪い。僕は世の中をラヴ・ソングで一杯にしたいんだ」と音楽で宣言したというわけです。挑戦的でもあったわけです。結論として言わせてもらえれば、ポールマッカトニーの音楽は、ジョン・レノンとは違ったやり方の平和活動だということです。



Silly Love Songs
アルバム『WINGS AT THE SPEED OF SOUND』に収録。MV映像は当時の全米ツアーを捉えたものです。


映画『MAN ON THE RUN』は、現在 Amazon Prime Video で観ることが出来ます。ジョン&ヨーコがそうであるように、ポール&リンダにもストーリーがあることがわかります。いい音楽は、アーティストの私生活や生き方と関わっているものであり、そこから生み出された人間臭さを伴ったものであることもわかります。
薦めます。