元プロ野球選手でスポーツ代理人がニュースから思うこと -3ページ目

わかっているけど、、、

 

 

昨日の巨人戦の負けは、守りを大事にしている岡田監督にとっては怒りが収まらない試合だったと思う。この時期にこれで負けることは本当に痛い。

 

この記事でも指摘されてもいるが、本人周囲ともわかっていてもそれが出来ないのが現状だと思う。

おそらく、佐藤選手は今は投げる余裕を作ると投げられないんだと思う。

俗に言うイップスに近いものじゃないかな。これはオープン戦から指摘されていたこと。 

 

イップスは、今はそこまでしないのかもしれないけど、相手チームなどからヤジられると余計に意識して投げられなくなるもの。

 

今後、何とか修正したいが、来季から外野転向もひとつの案だと思う。

ベテランだからこそ

 

 

これは記事の見出しで少し誤解を受けるかもしれない。

 

もし大和選手がチームの精神的支柱であれば、このシーズンで一番重要な今こそベンチにいてくれなければ困ると思う。しかも精神面鍛錬なんて、プロ19年目のベテラン選手がこの時期に行うものではないような気がするし、それをなんとか補うことが出来るのがベテランだと思うのは私が古いからか?

 

この「ベテラン」という言葉で思い出すのは名将と言われた広岡さんの言葉。ロッテのGM時代、一世を風靡したベテラン選手が数人2軍にいたけど、ある時広岡さんが2軍に来て、ベテラン選手に

「シーズンの厳しい時に絶対にお前らの力が必要になる。その時に備えてしっかり準備しておいてくれ」と話していた。それを聞いたベテラン選手等はこれまで少し不満気味だったのが、一変してやる気を出し、若手にも積極的にアドバイスをしていたのを思い出す。

 

大和選手もチームの精神的支柱なのであれば、少しでも早く一軍に戻るべきだと思う。

阪神だけではなく、、、

 

 

これは阪神だけでなく、他球団でも同じだったと思う。少なくとも私が在籍した球団はそうだったと記憶している。最初に在籍した大洋でも当初はタダだったと思うけど2年目くらいから変わったと思う。球界がそういう流れだったのかもしれないね。

但し、ユニフォームは別でタダだったと思う。

 

広島でいうと、2軍の遠征では選手は自分のユニフォームを数着、野球道具(シューズ、グラブ、バット数本等々)を自分で持って運ばなければならなかった。これにインナー(アンダーシャツ、ソックス、スラパン等々)も運んでいたから、相当な重さになる。しかもこれに捕手は、あのプロテクターまであるから、もうこれは見ていて気の毒なくらいだった。

その当時から、用具車を出してはという話があったそうだが、やはりハングリーさを養うためにということだったそうだ。

 

ちなみに今はどうなんだろう?まだこの伝統はあるのかな。

忘れないもの

 

 

阪神が巨人相手に3タテして6連勝。

一昨日の岡田監督のコメントは阪神ファンにとっては痛快だったと思う。

これまで巨人相手にここまで辛辣に言える監督さんはそうはいなかっただろう。

今の岡田さんならではだと思う。

 

しかし、シーズンはまだ終わっていない。言われた側は言った方より忘れないもの。

今の選手の気質はわからないけれど、普通であれば絶対に忘れない。

これは戦う上で大きなモチベーションにもなる。キツイ時や苦しい時の支えになるものだ。

この発言、意外と後々響いてくると思うのは私だけであろうか。

本日、最終日

今日がシーズンのトレード、そして支配下選手登録の最終期限日。

今のところ、大きな動きというか、かけこみでの話はないみたい。

 

メジャーは契約社会だからだろうけど、菊池投手の移籍などかなり活発。

それに比べ日本はどうしてもおとなしい。

チームは違えど、球界全体がステークホルダー。

もっとダイナミックな動きがあってもいいものだけどと思ってしまう。

 

例えば、最終期限前10日間になったらチームにおいて60人以外の選手をトレードリストに載せて、他球団と成立するかどうかなども面白いとか思う。リストに載った選手の気持ちもあるかもしれないけど、それは選手自身もプロだから今の自分を真摯に受け止めるし、それこそ秋に向けて尻に火がつくと思う。それよりも成立し、移籍した選手が活躍する方が見ている側は楽しいし、選手にとっても新天地での新しいキャリアが始まることになる。

今年ここまで見た中では一番

 

 

関東圏内でこの試合はTVで流れていたけど、この猛暑は野球の試合だけではなく、体力勝負、暑さの我慢比べのようにも映ってしまう。もう少し試合の時間帯を何とかしてあげるか、屋内でやらせるなど考えてあげてやった方が良いのではないかな。ナイターとか。

 

この試合で投げていた関東一高の1番をつけていた投手は将来性が非常に楽しみな投手。今年これまで少ししか高校野球をみていないけど、その中ではダントツで一番でした。

しかし高校生で、平常軽く投げて、ここぞと言う時にだけ全力で投げるなんて、よく出来るものだと思う。これも暑さ対策だと思うけど、決勝戦でも出来ることに彼の素質の高さを感じる。  おそらくプロが上位で指名するんじゃないかな。

ほんの些細な

 

 

痛い3連敗だったけど、まだ首位まで5、5差。全然射程圏内で、落ち込む必要などない。

この3連戦、全部見ていないけど、印象の残った場面がふたつ。

まずは初戦。

8回巨人の攻撃で絶体絶命のピンチで登板した中川投手が4番、5番を三振に。6番の坂本選手も追い込んで際どい判定もあったが粘られて四球。その後、初球を岸田選手に決勝タイムリーを浴びてしまった。ここはバッテリーは責められない。

それよりも坂本選手の粘りが素晴らしかった。あの場面と流れで四球を勝ち取る坂本選手はやはり凄い。

こういうベテランがいるチームは強い。

 

もう一つは昨日の試合。5回の巨人攻撃の場面で新外国人選手モンテスのレフトへの打球。

あれは投手としては捕って欲しい。仮にエラーをしても前に突っ込んで欲しいものだ。

レフトの佐野選手はデッドボールの後遺症もあったかもしれないけど、あれで投手の意気が一気に下がったと思う。

 

名将野村さんの名言で「勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし」とあるが、まさにその通りだと思う。

まさに指導者

 

 

これは本当に大事なこと。これを教える須江監督は素晴らしい指導者だと思う。

 

これは、実は逆の立場の時に役に立つ。

自分が輝いている時は、皆んな褒めてくれるし、人が集まってくる。

しかしそんな時に自分にとって耳障りの悪いことを言ってくれる人が実は一番大事。

自分にとっては一番大切な人であることをわかるべき。

 

今は親でも言ってくれないことが多い。指導者だって、コンプライアンスが厳しい中、どうしても厳しい事を言いづらくなってきた。

 

自分が厳しい時、落ち目の時には皆が去ってしまい、その時に自分の疎かに気づくのでは遅い。

自分も大切な人に嫌われても良いから、言ってあげる気持ちが必要だし、その中で培われた関係はなにものにも変えがたいものだと思う。

 

焦らずに

 

 

素朴な疑問として、高卒1年目の投手で特別な育成プロゴラムがわずか半年強で終了なんだと

少し驚いてしまった。

それだけ前田投手の能力が高いのかもしれないし、それは彼のコメントから見て取れるように気持ちもしっかりしていることも関係しているのかもしれない。

 

しかし18歳はまだまだ身体が発展途上。技術も含めて、特別なプログラムというのならば、5年計画くらいでみなければと思ってしまうんだけどね。それは仮に一軍で結果が出ていても。

だから半年で終了とみて、少し拍子抜けしてしまった。

 

どうなんだろう、、ロッテの佐々木投手やヤクルトの奥川投手のようにかなりの配慮を受けながらも、少し停滞気味な状況もあるので、何がベストなのかはわからないのも確かだ。

前田投手は早熟なのかもしれないし、そのへんも関係しているのかもしれない。

がんばれ!