
こういうところなんだ
素晴らしい能力を持ちながら、何故彼がこれまで殻を破れないのか。
その理由の一つが分かるような気がする。
流石に移籍したばかりでこの発言はない。
でも考えようには、この性格は長所とも言える。そして彼に合う球団もある。例えば思いつくのが日ハム。あくまで外から見ている印象だけど、比較的チーム内は自由な雰囲気。それに何より新庄監督はこの手のタイプの操縦法と育成が非常に上手い。
ただ残念ながら同じリーグだから所詮無理な話ではあった。
ではセ・リーグではと言うと、なかなか思いつかない。横浜、ヤクルトが挙がるけど、それでも我慢して使いきれるかどうか。
おそらく彼が合わないだろう球団の一つが巨人かもしれない。
その巨人のファームでどう変わっていくのか、否か。そこは大変興味深い。
このままだと
ロッテはこれで借金15。以前、球界関係者に聞いたのが借金が15になると球団は何らかの動きをする目安になるという。ちなみにロッテは交流戦の直前に首脳陣のテコ入れをしている。
一方、ヤクルトは借金が19。ただヤクルトの場合は怪我人が異常に多いという事情もある。それでも毎年のように多数の怪我人を出しているのは大きな問題でこちらの方が深刻。
どちらにしても交流戦が一つの区切りになるので、このまま負けが続くようであれば球団もファンの手前、何らかの手を打たなければいけなくなるかもしれない。
お見事
たまたまテレビで見ていたら、3回で先発投手が代わっていたけどその割に点差が開いていない。
何故なんだろうと思いつつ、投げている新顔の投手を見るとなかなか。
調べるとドラフト2位で入団し、その後育成を経て、この試合の前に支配下になったばかりの投手。
左腕独特の良いボールを投げている。フォームも少し変則で打者は見づらいのか、球速より差し込まれている。
そしてとても初登板とは思えないマウンドさばきも見事。
巨人もこのように苦労人で叩き上げの選手が出てきた。野手の増田選手もそうだが、このような選手が出てくるとチーム力が上がってくる。今、フォームにいる選手も自分だって出来るんだと思うし、その気持ちが集まるとチームに大きな活気を与えてくれる。
山田投手。今後も期待して見てみたい。
金言
藤川監督は言葉を大事にする。そして若いのに話が上手い。言い回しが独特だけど、その内容を見ると納得するものが多い。
今回の言葉、若い選手や上を目指すアマチュアの選手には突き刺さるものではないだろうか。
本当のその通り。
ただし、やったからと言って成功するとは限らない。それでも目先の結果に一喜一憂せずに継続してやらないと土俵にも上がれない。
そしてこの苦しさと厳しさを乗り越えた人に自分のポジションが出来る。
報われないかもしれない努力。
言うは易し行うは難しです。
野球の神様
私の年代でも長嶋さんは選手よりも監督さんのイメージ。
選手時代にはコーチの方々から長嶋さんの色々な逸話を聞いたことがあるけど、球界にいた人間からするともう神様。
これは王さんも同じだろう。
私も有り難いことに、選手時代には相手チームの監督として拝見していたけど、その頃はそんな特別な思いを持つ余裕は流石になかった。
その後引退し、長嶋さんがご病気をされてからお目にかかる機会があったけど、とにかくお身体が大きかったこと、オーラが半端じゃないこと、そしてお洒落だったことが印象的だった。 ちなみにオーラで言うと長嶋さん以外で私が野球界でオーラを感じた方は星野さんと原さん。
もう長嶋さんのような方は出てこないだろう。
応援したくなる選手
巨人が今は主力の岡本選手の離脱で苦しんでいるけど、こういう時こそ新しい選手が生まれてくるもの。
その一人が増田選手だろう。
経歴を見ると高卒6年目。途中、故障もあったりして決してエリートではない。
巨人のレギュラーは私の感覚では入団時から順調な選手が多いイメージがある。
そんな中で生え抜きで、見た目も実に泥臭い選手が出てきた。
プレーも気持ちの強さを感じるし、粘り強い。必死さが画面越しに伝わってくる。
今は一軍に定着出来るかどうか、そしてレギュラーになれるかどうかの瀬戸際だろう。
ここで獲れなかれば、おそらく今後は更に厳しくなるのが巨人というチーム。
巨人らしくない泥臭い選手。なんとかレギュラーを掴んで欲しいものだ。
これぞエース
これぞまさにエース。チームが当日移動試合で大変な中での完投。
しかも中4日。
こんな投手、昭和でも我々の上の世代まで遡る働きぶり。
球数制限が主流の現代の野球でもここまで出来ることを証明したバウアー投手。
以前にも書いたけど、関係者から聞いた話だけど、彼の自己管理は今まで見たことがないくらいに徹底しているそうだ。
つまりはこれがプロ意識の高さ。
横浜の選手はまさにその姿を目の当たりにしているわけで、最高の勉強をさせてもらっているのかもしれない。
いずれバウアー投手に影響を受けたという選手が出てくるんじゃないだろうか。
そこまでして
記事からは連盟さんが7回制に反対が多いからアンケートで起死回生を狙っているのではとも読み取れる。
確かに7回になると試合時間は当然短くなるし、高校生への身体の負担は軽減する。
しかし選手の出場機会や、様々なドラマは減り野球の醍醐味を失ってしまうことも事実。もしかするとベンチ入りの選手だって減らすだろうし、それに伴い野球をやる子も今より少なくなるかもしれない。
高校で本格的な野球を終える人はけっこういるはず。その人の為にも出場とベンチ入りの機会は必須。この思い出は一生であり、それがあるから野球を好きでいてくれる。
世界の大会が7回だたとしても無理に日本が合わせる必要もない。世界の野球熱よりも日本の方が人気は高い。 世界大会が7回としても、9回が7回になるのではあれば対応は可能だけど7回が9回になる方が難しい。
子供の身体を心配するのであれば開催時期などもっと違う方法を考えてもいいのではないだろうか。
順位を見て
ふと順位を見てみると両リーグとも最下位以外は混戦模様。これはおそらく交流戦までは続くと思う。
以前から言うように新監督を迎えたチームはおおよそ6月くらいまでは良い位置にいるもの。
それは新監督がまっさらな目で選手を見て、それにより新しい選手が出てくるからだ。
そう考えるといかに選手のモチベーション、気持ちが大事だということがわかる。
ヤクルトは故障者続出で致し方ない気はするが、今年だけではなく毎年同じことが起きているので根本的な解決が必要。
ロッテは佐々木投手の抜けた穴もあるのかもしれないけど、見ていてチーム自体が少し停滞している感もある。
FAで石川投手を補強したけど、首脳陣含めてチーム全体に少し刺激が必要な時期にきているのかもしれない気がする。
もちろんチーム自体は上位に行ける力はあるし、まだまだ巻き返しは可能なのでここが踏ん張り時だと思う。
良いことだと思う
良記事。
やはり小さい頃からの夢だからプロ一辺倒ではいけない。
高校からプロに行くのは余程の才能がある場合か、今は少ないかもしれないけど経済的理由で自分が家を支えるパターンか。
進学は大学によっては授業料無償もあるだろうし大事にもしてくれるだろう。社会人なら働きながら最短3年でプロに行くことも出来る。
もし私が相談されたら、やはりよほどの才能がない限りは進学や社会人を勧める。
ただ最後は本人の本気度。気持ちだけではない本気度の濃さで、それは普段の行動を見ればわかるもの。
そこを見極めてあげるのが指導者の大切な役割ではないだろうか。