セカンドキャリア | 元プロ野球選手で代理人がニュースから思うこと

セカンドキャリア

先日、NHKでJリーグのセカンドキャリアについての
特集を行ってた。
人それぞれ。

解雇されても、まだプロサッカーに固執する人。

引退後は、さっぱりサッカーとは違う仕事を選択した人。

Jりーグの組織に属して、サッカー関連の仕事をしている人。


すごく興味深く見させてもらった。

境遇とすれば、僕が居たプロ野球界とまったく同じ。

ただ、ひとつ違うこと。

それは、Jリーグ自体が「引退後の選選手」の支援を
積極的に行っていること。

組織の中に、セカンドキャリア支援室(確か)という部署を設けている。

これは選手にとっては心強い。
おかしい話だけど、心のケアまで行うそう。

この利益にならない業務について、重きをおいている
Jリーグには敬意を表する。

プロ野球界にはそのような組織はない。
選手会という団体はあるけど、そのような救済組織ではない。

あくまで第一線の選手のための組織としての色合いが強い。

最近はその力を高めており、いい意味でも球団側と対等に
話せるところまできたと思う。

それはそれでいい思う。

Jと野球界とは全てが違う。

契約金も違うし、年俸も違う。選手寿命も違うだろう。

しかし、長いスパンでのビジョンはJのほうが上でしょう。

僕だって、38歳になって朝の通勤電車に乗りたくない。

これだけ、現役と引退後の境遇が違うとは、正直
予想はしていたが、思わなかった。

だからこそ、僕がやりたい仕事とは、プロ野球選手も
入団した時から、ライフプランをしっかり設計させること。

引退後も、あせることなく、セカンドライフに入れること。
お金や、スキルに困らないこと。

要は、自分の身は、自分で守るということ。
それには、少ないないお金を払っても
チームとして自分を高めていくことだと思う。

普通の会社は、顧問弁護士や会計士は存在する。
選手だってひとつの会社。

その意識がこれから必要でしょう。

その為にも、今日も僕は通勤電車で乗る。