オリックス奮闘 | 元プロ野球選手で代理人がニュースから思うこと

オリックス奮闘

目立たないが、地味なオリックスが奮闘している。

交流戦では、セの首位、中日に勝ち越した。


昨年まで二年連続で最下位を突っ走っていたが、今年から仰木監督が就任してから変わってきた。


確かに戦力的には、近鉄とオリのいいとこ取りで多少はアップしたが、それだけではない。


思うに、この仰木監督の手腕によるところが大きいのでは。


この、仰木さんという方、非常に合理的かつシビアな監督。


見た目は何か豪快そうであるが、ホント繊細な監督だ。


打順にしても、相手の投手によって極端に変えてくる。

以前に監督していた頃には「猫の目打線」としても有名で、イチローの3番以外は

ほとんど毎日変更していたと思う。


そして、選手の管理いついても厳しい。

自分は、常に飲んでいるらしいのだが?、活躍していない選手や自己管理できない

選手には、厳しい処分をしている。


まず、門限チェック。

2000年に溯るが、東京でオリックスの選手と深夜飲んでいた。

すると、オリの選手の携帯に電話がなる。

「えーっ、マジ。やばい?」と。

聞くと相手はマネージャーで、「門限チェックを監督にするように言われたんで・・・」

と。一応、その選手は相当なベテランだったので、マネージャーも恐縮していたらしい。


後に聞くと、そのあと、罰金ウン十万を支払ったらしい。


確かにその頃、チーム状態が良くなく、飲みに行く場合ではないということだったのだ。


また練習中にもその眼光が光る。

動きの悪い選手、酒臭い選手など、普段と動きの違う選手をチェックしているそうだ。


だから、自己管理のできない選手は絶対に起用しないとのこと。

さすが、魔術師三原監督のDNAを継承しているだけある。


ちなみに、仰木監督は監督として、これまでBクラスは経験がない。

あらゆる手を使ってこれから、戦いぬくだろう。


今日から巨人戦。 特に清原に対しての投球が楽しみだ。

仰木さんなら、「清原には全部内を攻めろ」と言うはずだから・・・・。