風俗セカンドキャリアプロジェクト -3ページ目

風俗セカンドキャリアプロジェクト

風俗嬢のセカンドキャリアを支援します。
確定申告、行政支援、病気、借金、人権問題、
性被害等どんな相談も受付ます。
相談内容を伺った後、弁護士、税理士、ソーシャルワーカー等の
専門家と連携して解決に務めて参ります。

HPのデザインを決定する前に、
キャストの撮影をすることにした。

求人ページだけは、このブログを貼り付けて先に作り、
オフィシャルページはオープン1ヶ月前に仕上げる予定だ。

通常は、キャスト毎に別の日程で撮る事の方が多いが、
初回はオープニングキャストのみ、
同日に行い、テーマを決めることにした。

店名そのまま、テーマは「薔薇」
薔薇の似合うマダムがコンセプト。

小道具に赤と白のバラを使い、
衣装も数点、イメージに近いものを用意する。

ディスカウントイベントなどは
一切行わないつもりなので、
高級感、清潔感を全面に打ち出す。

キャスト自身の良さを引き出すのは
やはり、カメラマンのスキルがものを言うところだろう。
テーマ、コンセプトを事前に打ち合わせて、
同日の撮影を敢行すれば、
カメラマンと意思疎通が出来て
良い作品が撮れると考えている。


オフィシャルページには、通常のプロフィール写真以外に
キャスト毎のグラビアページを設けるつもりだ。
カメラマンが撮影した写真と合わせて、
デジカメで撮った写真も使い、
それぞれのキャストを身近に感じられるHPを作りたい。
会ってみたいと思わせることが出来れば、
コストを割いても、強力な集客ツールになる。


付け加えておくと、この時撮ったデータは、
それぞれのキャストに渡すつもりでいる。
彼女たちは個人事業主なので、
そのデータが自分を売り込む宣材写真になる。
通常は店で管理して、流出を嫌うが、
あくまでも、彼女たちはフリーランスだ。
どの店と契約するのも自由。
データが役に立つなら、渡してあげたいと思う。


それを囲いこまず、自由にして、結果的に
働きやすい店として、自店が選ばれることになれば良い。

彼女たちが、稼げるように尽力し続けることこそが、
信頼を得る唯一の行動だと思っている。


そういった事を含めて、カメラマンのギャラは店で負担するが、
指名料¥1000の中から、30%¥300を店に納めてもらう。
報酬についても、明朗にしておくことが、
不要なトラブルを防ぐ必要条件だ。

幸い、私自身がヘアメイクのアレンジが出来るので、
その分のコストは無料で良い。
作品撮りをするのは、久しぶりだが、
夢中でコンテストに明け暮れた20代前半、
駆け出し美容師の頃を思い出して
懐かしいような気がしている。

パーツの撮影は、定期的にしているが、
人物全体、しかも数名を共通のテーマで撮り
コンセプトをもとにHPに落とし込む作業は、
私自身にとっても、初めての経験になる。

なんてクリエイティブ!
今から撮影が楽しみだ♪

ワクワクしながら、イメージをかためよう。
楽しむ気持ちが、良い作品を生むものだ。

不安や、迷いがあると
気持ちが曇って、エネルギーが低下してしまう気がする。

自分のコンディションを整える事が
経営者としては、一番重要な仕事かもしれない。


さぁ、楽しもう☆






沼津 人妻デリヘル マダムローズ


NPOだの、支援活動だのと、
鼻息荒く、やる気をみなぎらせても、
結局は、面接や相談で、声を上げて助けを求めてくれる人の力にしかなれない。

その内容にも限りがあるだろう。

しかも、風俗で働く人の中には、
時間も約束もほぼ、守ることが出来ないという人が少なくない。

精神が不安定であったり、
軽度の、知的障害、発達障害が隠れている場合もある。

良かれと思って、親切心から世話を焼いたとしても、
逆恨みをされることだってある。

とても支援の難しい業界だと思う。

経営と合わせて、搾取の仕組み自体を変えて行くことが
長い試みにはなるが、結果的に労働条件を改善することに繋がると思っている。

直接の支援だけが、支援とは限らないと考えるに至った。


助成金に頼った活動では、特に、制約が多くなり、
柔軟性を欠くことになるので、
一企業として、売上利益を上げた余剰の部分での
自由な発想の支援活動という方法をとって行くつもりだ。


いくら支援の手を差し伸べようとしても、
その手を振り払って、逃げて行ってしまう人を
追いかけて支援することなど出来ないのだから。


出来ないと諦めて、思考を休止してしまったのでは
意味が無いが、それを模索し続けることによって
少しづつ形になっていけば、そこには意味が生まれると思っている。

行政側の支援者は、長らく、この業界の関わりづらさに
悩まされてきたことだろう。

その溝を、何らかの形で埋めるための
一助になることを願っている。

社会制度としての
行政支援は、手順を踏み、適性に利用出来るところまでが煩雑だが、
やはり、国が母体である大きな支援であることに変わりはないのだ。
諦めや、斥力を生みがちではあるが、上手く繋げることによって
多くの人が救われるはずだ。


個人レベルでの、限界を見た時、
俯瞰した大きな視点をもち、
見えていなかったものを、見る努力を続けたいと思う。






一人の売れっ子よりも、店全体の質の記事に書いた
No.1と、私自身の関係について
簡単に説明すると、
彼女は、私のサロンの顧客でもあり、
いち早く、オープニングキャストに名乗りを上げ、
さらには、自分の子供を私の自宅に連れてきて、
1日過ごすほど親しくしていた。

そして、そのことは、他のキャストにも
嬉しそうに語って、報告するほどだった。

それが、ある時、私の顧客でもあり、私自身も付き合いのある
あるキャストを捕まえて、2時間以上も私の悪口を言い倒したという。

それは他のキャストも聞いていて
普段からNo.1には引いていたけれど、
あまりにも性格が悪過ぎると、一同総スカンといった状態。


まぁ、女性同士の付き合いではよくある話で、
発覚した時点で、静かに関係を切れば良いだけのことだ。

当然、私も着信拒否、メール拒否。
あえて、問いただしてまで、キャストとして使いたい人材では無い。

求人で来たキャストとは、訳が違う。
立ち上げから、係わりたいと申し出て、
内側の情報を全て聞き出した上で、
「あんな店に移らない方が良いよ!」と吹聴するのだから
これはもう、組織のガンと言わざるを得ない。

早めに気づいて対処出来たのは幸いだったと思っている。

それで、この件は終わったと思っていた。


甘かった。

ある朝、サロンの予約用電話が鳴り、
いきなり源氏名で「○○○です! エクステの予約したいんですけど!」
だ、そうだ。

呆れた。その場で断る事も出来たが、他のお客様の接客中だったので、
あまりみっともない会話はしたくなかった。
淡々と予約だけ、事務的に受けた。

あの様子では、本当に何故、自分が拒否されているのか
分かっていないのだろう。
現時点で、まだ会っていないので真意は分からない。

私は、サロンの顧客である以上、
通常のサービスを正規料金で提供させて頂くのみだが、
マダムローズのキャストとしては、採用しない。
ただそれだけだ。

彼女が一体、私に何を求めているのかは図り兼ねるが
これは…恐ろしく鈍感で、無神経、愚鈍である可能性が高い。
一つ言えることは、この場合、残念だがNPOの活動でも救えない。

風俗嬢が精神を病んで仕事が出来なくなり、
生活に困窮するというのは、良くあることで
その場合は、病なのだから、短期的にでも行政支援を受けるか、
借金を抱えているなら弁護士の相談を受けさせることが出来る。

しかし… 彼女は精神など病んでいないし、
バリバリ売上を上げて、仕事を楽しんでいる風でもある。
事情があって、風俗に飛び込んできてまだ2年程だと聞いているが、
強靭な精神力の持ち主で、風俗に適性もあるのだろう。

正しくは、強靭な精神力…ではなく、
鈍感で、愚かなのだろうと思う。
それが、周囲に嫌われ、迷惑される気質であっても、
生物的には、優秀な能力とも言える。

一般社会でも、生きづらいだろうと、少し心配もしたが、
それも要らないことだろう。

何故なら、「生きづらい」と感じる感性を彼女は持っていないからだ。
精神を病む心配もない。
むしろ、彼女の周辺で関わった人間が病んでいく。

自尊心を盾に…と再三、語って来たが、
彼女の場合、鈍感さと愚かさが盾になっている。

今まで、あまり出会って来なかった人種だ。

人間て面白いな、と改めて思った。


大丈夫だ。彼女のように逞しく、強かに、
スタンドプレイでもハードプレイでも、ガンガン売り上げて
生きて行ける人に
私のような、マヌケなお人好しは必要ない。


ある意味で鈍感力が人間力なのだ。



彼女の周りで、傷つき悩み、店を去ったキャストたちのような
通常の感覚で共感出来る人達と
仕事をして行きたいと、思いを新たにした。


弱さも、また、愛すべき人間の一面だと思う。

傷つくという感性が人の優しさを育てるのかもしれない。






宣材写真については、絶対にプロに撮ってもらうことが
必要条件だというのは以前の記事に書いた通りだ。

ただ、それだけでは足りない。

プロの美しい写真の他に、iPhoneの端末で撮った
リアリティのある写真も必要だと思っている。
写メ日記という、キャスト自身が投稿する記事を
熱心に読んでいる男性客はとても多い。

それは、リアリティがあるから、という理由に尽きる。
だからと言って、自撮りの日記ばかりをキャストに強要するのは
あまりにも怠慢だ。

自撮りばかりでは、背景や加工の甘さで
本人バレが起こるリスクが高い。
写メ日記を上げすぎるというのも、
要らぬ憶測を生んだり、バッシングの対象になることもある。

そんなリスクをキャストにとらせる必要性は全くない。

店がデジカメで撮ったリアルな写真を、HPにアップすればいい。
きちんと顔を隠し、背景も個人に関係ない場所で取り、
枚数や更新頻度は、全てのキャストを平等にする。

そんな少しの手間は、企業努力と言うには
お手軽すぎる労力でしかない。
ぼんやりYahoo!なんか見てる暇があるなら
どれだけだって、更新できる。

運営側の、怠慢が売上を下げてることに気づきもせず
新しい出稼ぎキャストだの、キャンペーンで値下げだのと
的外れなことに、経費を割く。
意味が分からない。

話がそれたが、デジカメ写真といっても
今は、色調や明るさも自在に加工出来るし、
下手くそが一眼レフで撮るよりよっぽど良い写真が出来る。

男目線で撮らないと売れないなどと、
寝ぼけたことを言う輩が多いが、
男性のプロカメラマンで間に合っている。

篠山紀信や蜷川実花のエロス溢れる写真や
トップグラビアを良く見て、
感性に焼き付ける努力をすれば、
デジカメでセンス良く撮るくらいの事は
充分出来る。

若い頃、ニューヨークでフォトセッションをしたことがあるが
ヘアメイクもカメラも一流のアーティストに
共通することは、パッションだと感じた。

もちろんテクニックはあって当然だが、
目の前の被写体に向ける情熱と集中力で張り詰めた空気に
圧倒された。
男女差などではなく、良いものを作るという尋常ならざる情熱の差だ。


そんな高尚なものを作れるとは思っていないが、
目の前のキャストの売上を上げるんだという情熱だけは
常に持っていたいと思う。

そう思い続けていれば、それぞれの一番魅力的な瞬間を切り取る
奇跡の一枚を、きっと神様が授けてくれると信じている。

私は、あまり友人を多く作るタイプではない。
知人は多いが、1人でいることが好きなので、
連れ立って歩くことはほとんどない。

そんな私と、似たような気質で
20年来の付き合いになる唯一の親友。
彼女の数奇な人生に、今の私は少なからず影響を受けている。

1つ年下の39歳。
お母様は躾に厳しい、箱入り娘だった。

20代前半は、サロンの店長をしていた。
その頃から、アンダーな彼氏、つまりはチンピラと付き合いだし、
数年後、彼女はI系K組、組長に嫁いだのだ。

暴力団関係者と別れ話をする時は命がけで、
相手が同意しなければ、監禁、暴力は当たり前。
その、命の危機を回避するためには、その組の兄貴分に頼んで、
「俺の女にするから、お前は手を出すな」と言ってもらうしかないとか。

それを繰り返した結果、
組長の妻にまで上り詰めた。

組長は、ほぼ服役中で一緒に暮らすことは殆ど無かったという。
彼女自ら、大型ダンプを乗り回し、デリヘル、キャバクラの経営をこなし、
シノギと呼ばれる組の経済活動のため、
高利貸と、新宿歌舞伎町でSMクラブを経営していた。

その、SMクラブというのが一晩に数百万のお金が動くという
本当のプロしか使わない専門店。
そこで働かせる女性は、調教師と呼ばれる男性と、
2ヶ月もの間、同居し、徹底的にプレイを体に叩き込むのだという。
そして、精神の崩壊を防ぐために、覚醒剤を使う。

俄かに信じられない内容だが、
それは、彼女自身が手を下し、売り上げていたのだから
事実以外の何物でもない。

これがシノギである以上、彼女はそのやり方を踏襲して、
決まった金額を組に収めなければならない。

どんなに気の毒に思ったところで、
余計な動きをすれば、彼女がケジメを取らされる。
ちなみにケジメとは、指を詰める等のオトシマエのことだ。

そんな立場で、彼女がSMクラブで働かせた女性たちのためにしてきたことは、
女性が30歳で、職を解かれる時まで、彼女の組の資金として得た分から
搾取と思われる分を全て通帳に預金しておいて、
それぞれが解放される時、渡してあげるということだった。

命があって、この仕事を上がれるコにだけ、
預金通帳を渡すんだと、
自分に出来る事はそれくらいしかないと言った。

その預金額は、それぞれ、数千万にのぼるという。

組長の妻になるまでに、彼女自身が
輪姦、監禁、風俗嬢として働かされたことも
命の危険に晒されたことも数知れない。

そうやって、生き抜いてきた彼女は、
そんな壮絶な経験など全く感じさせない聡明さを持っている。

壮絶な体験を、いつも私に世間話をするかのように
気楽な口調で笑いながら話すのだ。

そんな彼女が
「あの人だって1人でやってるんだ」
って、私の事をいつも思い出すと踏ん張れると言う。
私なんかの1人仕事と、彼女のそれでは比べものにならないと思うが
そんな風に思い出してもらえることに驚いたくらいだ。

いつもベタベタ一緒にいるわけでもなく、
長く連絡を取らない事もある。
そんな事は問題じゃなく、いつ会っても
つい昨日会ったように話をして、
お互い、色々あるよねと言い合って、
あんたが居るから頑張れると、豪快に笑う彼女を
尊敬しているし、唯一無二の親友だと思っている。

数年前に、ご主人を亡くして、
組は解散した。
今はもう、彼女は姐ではない。

私が、風俗を経営すると話した時、
目を輝かせて
「あんたは本妻によくいるタイプだからね、カタギでそんなことされたら
ヤクザもんなんて敵わないよ」
「生まれ変わったら、あんたみたいに生きてみたい」
そう言ってくれた彼女の言葉に大きく背中を押された。

困ったことがあったら、何でも言って欲しいと言いながら、
自分なんかと知り合いじゃ、余計に迷惑かけるだけだな!と
豪快に笑う彼女がとても頼もしく
そのハートの綺麗さに、この人には敵わないなと
心から思った。


「私たちってさ、時代遅れの義理人情ばっかでさ、
他人の世話やきすぎなんだよ! おかしいよな!」
またまた、豪快過ぎる彼女が、
「私たち」と言ってくれることが
誇らしいような、くすぐったいような気持ちで、
泣きそうになった。

一つ付け加えておくと…
彼女の風貌は、北斗晶さんによく似ている。

私の自慢の姐さんだ。
ビッグマウスという言葉が
少し前に、本田選手の頃だったか…
もっと前には北島選手の頃だったか…

よく聞かれたことがあった。

ビッグマウス。
出来るはずのない、口先だけで大口を叩くという意味だろうか。


私は、語れもしないこと、考えることも、想像することもできないことは、
実現はしないと思っている。
イメージすら出来ないことなら、そもそも存在すらしていないことになる。

しかし、イメージ出来ること、語れること、
心から願うことなら、そして行動し続けられることなら
いつか、必ず形になると信じている。

他人の志や思いの深さを、推し量れない人間が
「どうせ失敗するに決まってる」「そんなこと出来るはずがない」と
決めつけて、誹謗中傷する。
そんなことは世の常だ。

そんな、皮肉をこめてのビッグマウスという言葉なのだろう。
なにも行動を起こせない人間ほど、他人の志をバカにする。

そして、ひとたび世界の脚光を浴びる活躍をすれば
手のひらを返して、チヤホヤともてはやす。
にわかファンが増える。

陳腐なオーディエンスは
いつの時代も変わらない、世間という大きなくくりの中に存在する。

そんな分かりやすい世間も、愛すべきこの世の中の
愛すべき民衆といったところだ。

その愛すべき民衆の、得意な言葉がもう一つ。
「自己責任」
それを、そう思えるだけ恵まれた環境にいることが
喜ばしいことなので、べつに否定はしない。

ただ、出る杭を打って潰そうとするのも、
弱者を見下して安心するのも、
善良な悪気のない一般人であるように思う。

集団の中に埋没しないものに脅威を感じて排除しようとする
民衆心理というものが、確実に存在する。
魔女狩だ。

社会や国というスケールで、ものを考える人が
果たしてどれほど存在するだろう。


幕末の志士や、国を憂いて命を落とした人々が
かつて、この日本には存在していたはずだ。

自分の身の回りの人間だけが幸せなら
それでいいという価値観は、もちろん間違っていない。
そう思う人々は、自分の中で完結すればいい。

毛並みの違う人間を、攻撃し、排除しようと
無意識にでも作用してしまう、その心理の根底にあるのは
やはり、嫉妬なのか。

愛の対義語は、憎しみではなく
無関心だ。

この偏見に満ちた世界を、自分のフィールドにしようと
決めた今、俯瞰するスケールと、愛が自分を守る盾になると
改めて思っている。

恐ろしいのは、反社会勢力でも、暴力団でもない。

無関心、無責任、嫉妬のうずまく
悪気のない善良なオーディエンス。

戦う必要はない。自分を守り、
関わった仲間を守るのは、愛とスケール、自尊心だ。

自分を守る盾を持たずに、1人でもがいているうちに
精神を病み、深みにはまってしまう女性たちに、
この自尊心という盾を持たせたいと願っている。

ただ、それだけのことをしようとするだけでも
時に偽善者とも、時に女衒とも言われるだろうことは
想像している。


矢面に立つ覚悟は出来ている。


こんな独り言も、20年前の自分からは想像も出来なかった未来だ。
改めて、生かされていることに感謝したいと思う。


どこの店にも、No. 1と呼ばれる売れっ子が存在する。
出勤予定をアップすると、たちまち予約で完売という
凄い人気者もいるだろう。

それは素晴らしい事だし、
本人の努力と持って生まれた才能かもしれない。
けれど、まるでその事で自分は特別な人間なんだと
勘違いしてしまうようでは、長い商売は出来ないだろう。


私が関わってきたある店舗での実話。

そこのNo. 1の女性は、とにかく店長と密着しているのだ。
男女関係ではなく、店の内部事情から、
キャストの個人情報まで、何でも店長はNo. 1に話し、
No. 1は、自分が仲良くして聞き出したキャストの個人情報を
店長に話す。
それも、少し悪い色を付けて。

だから良い悪いなどと言うつもりも無いが、
その事がもたらす、多くのキャストへのストレスと、
事情を抱えているキャストの個人情報の流出、
店として良い事など一つも無い。

稼ぐキャストに対する特別扱いなのか、
単なる店長の好みか知らないが、
それがもたらす、マイナスの作用について
全く考えが及ばないとなると、
やはり店の衰退を招くと感じた。

たった一人の売上など、時間単価は決まっているし、
稼ぐ稼ぐと言っても、たかが知れている。


私は、キャストの管理で大切にしたいと思っていることは、
常にフェアであること。
売上が多い少ないを、社員雇用でもないのに
こちらが差別するなど意味がない。

それほど稼がなくても、決まったペースで出勤してくれれば、
キャストの数が安定し、HPが華やかになる。
予約の取りこぼしも少なくなる。
それは店にとってはありがたいことだ。
しかも、その間、時給も発生していない。

売れっ子はそれだけでありがたいが、
その売れっ子のスタンドプレーやワガママによって、
真面目に出勤してくれるキャストが5人辞めたら
どうだろうか?
店としての損害は?
No. 1一人の稼ぎだけでプラスが出るだろうか?
人数が揃わなければ、そのNo. 1だって、客付きが悪くなる。

たった一人のスタンドプレーよりも、
人柄の良い10人の方が、ずっと店にもたらすプラス要素、
売上も多いはずだ。
売れっ子を特別扱いをするということに
全くメリットがあるとは思えない。

そしてその特別扱いは、売れっ子本人にとっても良くない。
おごりや勘違いを生む行為であり、結局、孤独に追いやることになる。
殊に、若い社会人経験の無い女性であれば尚更、
間違った価値観を植え付けて、後の社会生活がしづらくなってしまうだろう。

もちろん、個人営業であるからには
競争意識や、お客の取り合いという側面もある。

しかし、それを強調して、ストレスをかける必要は無い。

ただでも、ストレスだらけ、精神を病むほどの仕事なのだ。
方法は様々でも、店として彼女たちにするべきことは
ストレスを減らして、気分良く仕事に入れるようにすることに尽きる。

運営側の軽い一言、ナメた口の聞き方が
どれほど女性にストレスを与えるか、
そのことを真剣に判断し、管理することが重要だ。

キャストはリラックスして、良いコンディションを作る事が仕事。

運営スタッフは、常に緊張感を持って言動に注意すること。
体を張ってる彼女たちの売上で、食べさせてもらっているという
決定的な事実を良く自覚すること。

キャストは、従業員ではない。
売上を店に運んでくれる取引先であり
お客様なのだ。

顧客は、キャストのお客様。
キャストは、店のお客様。

その事を、スタッフには徹底して自覚してもらう。
私自身も肝に銘じて、仕事に徹したいと思っている。



多くのデリヘル店の求人ページには、
完全個室待機、寮即日入居、託児所完備等
条件の充実した内容が書かれている。

普通の企業でも、もちろん行政でも、
これほどの充実した待遇を用意するのは至難の業だ。

実際には、誇大広告であることも多く、
その限りでは無い。

日給保証が数万円、1週間の保証が数十万円等も
実際には、無理な条件を付けて、支払われない。

もう、それが普通になってしまって、どんな嘘を並べ立てられても、
騙される方がバカだ、というのが
この世界の常識なのだ。

騙して求人して、搾取するというのが常識。
そういう世界なのだと言ってしまえば、
それまでだが、自分で経営する店には
そんな常識は必要無いと思っている。

嘘を並べなければ、求人など集まらない、と
物知り顔の風俗コンサルタントが言っていた。
大体、風俗コンサルなどという怪しい職業の人間に
コンサル料など勿体なくて払う気など起きないが。

少し話しただけでも、一般常識はもちろん
普通に使われるはずのビジネス用語も分からず、
基本的な税務の知識すら無い。
それで、どうやってコンサルするというのか
意味が分からない人種がいるものだと、感心した。

そんなバカに払うお金があったら、
公認会計士に経営コンサルティングを頼む方がずっとためになる。
もしくは、ITコンサルティングも有効だろう。
しっかりとした資格なり、特別なスキルを持ったプロでなければ
コンサルティング料などあり得ない。

色々な、この世界独特の常識があるものだが、
「完全個室待機」について、触れてみたいと思う。

女性キャスト同士の接触が一切無い。
キャストの数だけ部屋を用意するということだ。
女性同士の揉め事を防ぐ目的と、顔を知られたくない女性の事情、
女性同士が仲間を作って他店に移籍されることを恐れている、
色々と理由を挙げればきりが無い。

管理体制としての常識になって来ているらしいが、
私自身が感じることは、
ずいぶんキャストを厄介な存在として
物のように扱うんだなと。
スペース確保のコストがかかっても、
人を管理する能力、手間を省くことを優先しているのだろうと思う。

獰猛な動物を檻に入れて管理するかのように。

キャスト自身がそれを
望む場合も多いだろうし、スペースを確保する経費を割くことも
その店の経営方針だろう。

マダムローズとしての、待機所については
基本的に集団待機をしてもらうつもりだ。

ビジネスホテル滞在の場合には、その限りではない。

その一番の理由は経費削減。
それを削ることで、条件なしの70%バックを実現できる。

付け加えて、集団待機ではあるが
事務所も併設するため、女性キャストだけで過ごすということも無い。
問題行動があれば、注意もする。
ひどい問題行動が見られれば、業務委託契約は切る。

こんなことは、仕事をする上で当たり前のこと。
まして、接客サービスを売る仕事であるにも関わらず、
人とまともに付き合えない気質では
良いサービスが出来るとは考えにくい。

それが、その仕事における適正というものだ。
なんでもいいから、お客に付けてお金だけ持って来い、
という理屈では、サービスの質が維持出来ないと考えている。

ヘルスサービスとは言っても、
デリヘルの場合、とにかく時間いっぱいハードサービスをすれば
顧客が満足するとは限らないと考えている。

顧客も生身の人間、サラリーマンや一般の
様々な年齢の、普通の男性たちなのだ。

最低限、笑顔で挨拶が出来て、世間話のひとつもしながら、
感じ良く接客が出来た方が良い。

経費削減以外には、その思いも付け加えておきたい。

とはいえ、集団待機は、諸刃の剣と言えるだろう。
問題を見極める、経営者の器が試されるとも思っている。
常にフェアであること、真剣に関わることを誓って
臨みたいと思っている。








沼津 人妻デリヘル マダムローズ





この2冊は、いつも持ち歩いては、栞をはさむこともなく
開いたページをただ読み返すということを繰り返して、
もう何年経ったか分からない。

最貧困女子については1年ほどだが、
岡田尊司先生の著書は、もう…10年はそうしてお付き合いさせて頂いている。
「悲しみの子どもたち」の他、「パーソナリティ障害」と合わせて
3冊ということになるか。

京都医療少年院の精神科医。
その著書は専門的でありながら
精神科医としてだけではない、一人の人間としての考察が織り交ぜられた名著だ。
答えの出ないことの答えを探し続ける人間味に溢れた文章に
救われた気持ちになる。

答えも正解も存在しない、けれど見過ごすことなど出来ない事実。
諦めでもなく、無責任でもない、
自分にできる最低限のことを考え続けることで、
小さな一歩を踏み出せるのではないだろうか。

文章の力というのは、本当に素晴らしいと思う。

鈴木大介氏も、岡田尊司先生も、
一度もお目にかかった事はない。
この先もきっと、ないのかもしれない。
それでも、彼らの文章を夜となく昼となく、
悲しいときも、そうでないときも、いつも側に置いて
答えのない問題に思いを巡らせる。
そうしているうちに、まるで側で、隣にその人がいて
一緒に考えているような錯覚を覚えるようになる。

文章や書籍が、思想や想いを多くの人に届け
それは、数百年、数千年の時を超えて伝わる。


バイブルと言えば、聖書も学生の頃から
栞をせずに開いたページを眺めている。
「与えよ、さらば与えられん」
いつも、その一文が心にあるような気がする。

自分だけの小さな心と、少しの経験などでは決して得られないものが
そこには多くの存在していて、
長い時間触れて、考察を繰り返すうちに
かたちを変えて自分の思想になっていくのだろうと思う。

飛躍してしまったが、風俗業界に住む、多くの女性
男性も含めて、悲しみの根底に共通するものがある。

岡田先生の著書と鈴木氏の著書の両方で
対処が難しい障害として著されているもの
それが「愛着障害」だ。

私が実際に接して来た人たちにも
その特徴は表れている。


詳細な事例については、
これから、少しずつ書いていきたいと思う。






売上を上げる戦略は、各業種によって様々だが
特に風俗業に関しては、HPのアクセス数が売上に直結する。
雑誌広告などの紙媒体よりも
ネット上のコンテンツを充実させる事の方がはるかに重要だ。

アクセスが上がったからと言って、
直ぐに予約が入るわけではないが、
日々、覗きたくなるようなHPにしておくことで
そのページを開くことが日課になる。
日課になり、頻繁に訪れているうちに利用したくなる。
そのスパイラルを作るには、既存のテンプレートHPでは
難しいだろう。
写真の大きさ、スライド機能、フラッシュ、
サイト全体の色味、プロフィールの文章。
ある明確なコンセプトを持って、ストーリーのあるサイトを
作り上げることが重要。

リピーターを作っていく努力は、各キャストの仕事だが、
新規獲得とキャスト個人だけではなく、
店のファン、サイトのファンを獲得することこそが
運営サイドの重要な仕事だと考えている。

そのためには、やはり写真撮影はプロカメラマンを使うべきだ。
経費削減のために店長が写真を撮る店が多いが
直接売上に関わる、店の看板とも言える写真をケチるべきではない。

プロにはプロのスキルがあり、その価値を正しく評価して
アウトソーシングするという判断も
プロ同士の判断であり、それはクリエイティブな共同作業だ。

ものを作りあげる時に大切にしていることは、
出来上がっていく行程でのワクワク感、
そして、それがヒットを生んだ時の達成感と充実感。
その感動、感激を仲間を共有するのは素晴らしい成功体験だ。

是非、キャスト一人一人とその体験を積み重ねたい。

そして、彼女たちがおそらく、意識して来なかったであろう
自尊心を持って欲しい。
職業に貴賎などなく、自尊心を持って仕事に臨むことができれば
それこそが、自立の第一歩になるはずだ。

その自尊心こそが、別の仕事をする時も
パートナーと良い関係を築くことにも
子育てをする時にも、どんな場面でも彼女たちの心を守る
盾になると信じている。

そんなかけがえのない体験、時間を、
彼女たちと共に重ねて行きたいと、切に願っている。