ベルトゆるめ過ぎな人 -11ページ目

重い気か軽い気か

人が真剣に話している
覚悟があるのだろうとこちらも真剣に返す
すると意外と軽い気だった

こちらが考え過ぎなのだろう


反対に軽い気で言ったのに
相手には重い気で伝わる


なかなか難しい


なかなか難しいが
人間を観察していこう

ちょこ

「チョコが好き」


「チョコ  チョコ」



昔チョコが好きな女の子がいた


その子は性格が悪かった


チョコチョコ言っていた


晩御飯にチョコを食べているとも言っていた

ひどい食生活だ





肌がビックリするくらい荒れていた










常連客ではない

その日も
ラブホテルが建ち並ぶ
駅の路地裏の小道を歩いていた




この春
仕事でマンスリーマンションに
1ヶ月滞在していた

そのマンスリーマンションがひどい所で
周りがラブホテルばかりのそのまた中心にあり
建物は映画にでも出てきそうな
ボロい雑居ビル
そしてなんと1人用とも言える狭いエレベーターに
閉まるのボタンがないっ
開けるはあるのに

いつも乗り込んで変な間を待たなければならない

妙に安いと思ったが納得

そして職場には近かったので良かったが
たった5分の距離に難関があった


ラブホテルの周りをうろつく中国人女性だ
この人達はうっとおしいが面白い

いつも

「お兄さん遊んでかな~い」

と満面の笑みで来るが
断って通り過ぎると

「チッ 安いのにっ 」「ちょっとぐらいいいじゃないっ」

と背中に罵声を浴びる
振り返ってみると鬼の形相だ

そこを通らないとすぐに帰れない
毎日通ってるので豹変ぶりが更に面白い

そしてその生活も終わろうかとしたある日の帰り道
いつものように声をかけられた
若作りしているがおばちゃんだ

断るとそのおばちゃんは何かに気付いた

「んっ あなたいつも来てるね~」

「ワタシの事キライ~?」


(こいつ常連だと思ってる)
(俺の家がすぐそこなだけじゃい)
(そしてアナタはキライ)

あまりに通っていたので顔を覚えられたみたいだ
まだ若くてキレイな娘ならまだしも
なぜ不細工目のおばちゃん


もうあの路地を通る事はないのだろう